皆さんは食品を食べる時にその安全性や危険性に気を配っていますか?普通にスーパーで売られている野菜や果物でも食べ方を間違えてしまうと体に毒になってしまうケースもあるんです。今回ピックアップする食材は秋の味覚の「柿」です。柿の安全性や危険性があるのかどうかをじっくり紹介していきますので、最後まで読んでみてくださいね!
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柿が体に良いの悪いの?
神から与えられた食べ物という学名がある!?
柿は学名を「Diospyros Kaki」といい「Diospyros」は神から与えられたという意味を持ちます。なぜこのような学名がつけられたのかと言うと、柿の実や葉は、殺菌作用や抗酸化作用など非常に高い栄養価を含んだ食品だからです。美味しい上に栄養価をたくさん含んでいるということから柿は「神から与えられた食べ物だ」という風に言われてきました。
このような素晴らしい言い伝えのある柿ですが、なぜ体に悪いといった噂が流れているのでしょうか。そしてそのウワサは本当なのでしょうか?
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石田三成の言葉がきっかけ?
柿の言い伝えにはこんなものがあります。
関ヶ原の合戦で敗れた石田三成が処刑の直前に「水をくれ」と申し出たところ、「水はないが代わりに柿があるぞ」といわれ、それに対し石田三成は「柿は痰の毒だから食べない」と言ったそうです。
この言葉に対し「これから死ぬ者がどうして体を気遣うのだ?」と問われた石田三成は、「大志を持つものは最後の時まで命を惜しむものだ」と言って断ったという歴史があるそうです。
この言い伝えが現代にも残っており柿は「痰に毒=体を冷やしてしまう」ので良くないというイメージが残ってしまったようです。
実際に柑橘系の果物にはカリウムが含まれており体が冷やす作用があります。季節や食べるタイミングを間違えてしまうと、かえって体を冷やしすぎてしまい体調不良を引き起こしてしまうことがあるようです。
柿は胃石が出来やすい!
この石田三成の言い伝え以外にも、実際に現代に見られている柿の健康被害はいくつかあります。その中で一番厄介なのは胃の中に食べ物が固まってできる「胃石」です。柿は食材の中でも胃石を引き起こす可能性がダントツに多いのです。日本の6割から7割の胃石の原因が柿によるものといわれています。
柿に含まれる「シブオール」と呼ばれる成分が胃酸と混ざることで固まり、食物繊維をくっつけてしまうと胃石ができます。この胃石の被害から、柿は危険な食べ物と言われるようになったことが考えられます。
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完全に柿を食べるには!
食べ過ぎに注意しよう!
上記の健康被害を聞くとあまり柿を食べたくなくなってしまうかもしれませんが、それを加味しても柿はとても栄養価の高い食品です。
1日の摂取量をしっかり守ればその栄養を体に取り入れることができるので、おすすめのフルーツといえます!1日の目安摂取量は柿1個までです。干し柿にすると大きさがぐっと小さくなるため1日に何個も食べてしまうことがありますが、干し柿であっても1日1個までという目安の量を守りましょう!
食べるタイミングも考えよう!
先ほどの石田三成の件でもありましたが、柿には体温を下げる作用があります。なので肌寒い時や風邪をひいてしまった時に柿を食べるのはやめましょう。柿を食べた後は体が温まる生姜のスープやスパイスの効いたカレーなどを食べると良いかもしれませんね!
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まとめ
いかがでしたでしょうか?柿には様々な良い言い伝えと悪い言い伝えがあることがわかりましたね。このように食品についての知識を深めていく事でより安全に楽しく食事を楽しめるようになりますよ。
この記事をまとめると
- 柿は神様から与えられた果物という学名がつくほど栄養価が高い!
- 柿を食べると体を冷やしてしまう作用がある。
- 食べ過ぎると体の中に石ができてしまう危険性がある!
- 食べ過ぎと食べるタイミングに注意して柿を食べよう!
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