皆さんはフルーツの柿は好きですか?秋になると梨やぶどうと並んで代表的な旬のフルーツの柿ですが、意外にも嫌いな人も多いと言われています。その理由として渋柿に当たってしまったという経験が柿を嫌いになる理由で一番多いようです。渋柿を甘柿も見た目は全く変わらないのに、どうして味が全く違うのでしょうか。今回は柿を美味しく食べるコツについて紹介していきます!
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目次
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柿が渋い原因
渋さの原因は「タンニン」
柿のあの強烈な渋みの成分は「タンニン」と呼ばれる水溶性で水に溶ける物質が関係しています。タンニンは水に溶けやすいといった性質があるので、口に入れた時に唾液に溶けることで私たちは渋みを感じてしまうらしいのです。
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甘柿と渋柿
甘柿と渋柿の違いは、熟していくにつれてタンニンが水に溶けないような「不溶化」を起こすかどうかの違いです。甘柿は完熟に近づくにつれてタンニンが水に溶け出さなくなっていきます。一方で渋柿は完熟したとしてもタンニンが不溶化することがないため、いつまでも渋さが残ってしまうということなのです。
まだ熟していない
甘柿と渋柿の違いについてお伝えしましたが、甘柿であっても熟していない場合はタンニンが水に溶けやすい状態で柿の中に含まれているということです。なので甘柿あっても未熟の場合は渋さが強いのです。柿はこういった熟し具合の見分け方が非常に難しいので、当たり外れが出てきてしまうのです。
なので柿を美味しく食べるポイントは「完熟」にあります!
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追熟させるコツ
リンゴorバナナを使う
柿の完熟には常温で保存した場合3日ほどで食べごろになると言われています。しかしそれでも熟し具合が少ない場合があります。そうならないためによく使われる方法がリンゴもしくはバナナを使った方法です。
リンゴやバナナからはエチレンガスと呼ばれる熟成を促す成長ホルモンが出ています。他の果物をからもエチレンガスは出るのですが、バナナやリンゴからはより多くのエチレンガスが放出されていると言われています。りんごもしくはバナナと柿を一緒に袋に入れて、2〜3日常温で保存するとより追熟が進み甘みが増しますよ!
食べ頃は?
柿の食べ頃は非常に見分けにくいのですが、手に持った時に少しぷよぷよしているくらいが一番甘くて食べやすい状態といえます。一番甘くて食べやすいのですが、実はこれ以上追熟させると腐敗が進んでしまう段階にきています。完熟した柿は早めに食べるようにしましょう。
それでも渋みが取れない場合
完熟させても渋めが取れない場合は、渋抜きをしましょう。渋抜きは「30度以上の強いアルコール」を使用します。アルコールの中に含まれるアセトアルデヒドと渋さの原因のタンニンがくっつくことで渋みが抑えられるのです。
焼酎を使った渋抜きには1〜3週間ほど時間がかかりますので、完熟させる前に行なうと良いでしょう。
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おいしく柿を食べよう!
そのまま食べるだけじゃない
柿は皮をむいてそのまま食べる以外にも、たくさんの調理方法があります。いくつかのレパートリーを持っていると、柿を大量にもらった場合にも対応できるようになりますのでぜひ覚えておきましょう!
サラダや煮込み料理にも
柿はその食感の良さからサラダによく使われます!シャキシャキとした食感とプリッとした食感が合わさり、サラダのレベルをグッとあげてくれますよ!甘みも強いので塩気のあるドレッシングとの相性が良いんです!
他にも柿は煮込み料理に使われることがあります。煮込み料理に使う場合は固めの柿を使うほうがいいようです。甘しょっぱい味が好きな方にはとてもお勧めの一品です!
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まとめ
いかがでしたでしょうか?柿は意外と食べる前に準備が必要なフルーツだと言うことが分かりましたね!
この記事をまとめると
- 柿の渋さの原因は「タンニン」
- りんごとバナナを使って完熟させよう!
- アルコール度数30度以上の焼酎を使うと渋抜きができる!
- そのまま食べる以外にも様々な調理法がある!
このように食材についての知識を幅広く紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますのでご興味のある方は是非ご覧ください!
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