生わかめは時々スーパーでも見かけますが、そのまま食べた場合食中毒などのリスクはあるのでしょうか?湯がく作業が必須なのでしょうか?今回は、
- 生わかめによる食中毒
- 保存方法 / 日持ち / 茹でずに冷凍はOK?
- 生わかめの下処理 / レシピ
これらのテーマについて紹介いたします。
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目次
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生のわかめをそのまま食べると食中毒は起こる?
普段私たちが食べているわかめは一度茹でているものがほとんどで、加熱していないものは茶色い色をしているのが特徴です。なかなま生わかめを食べる機会はありませんは、完全に生の茶色いわかめをそのまま食べると食中毒の危険性があります。
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腸炎ビブリオ
腸炎ビブリオは海の中にいる菌の一つで、特に温かい時期に発生します。5月から増加が始まり、ピーク時期は7〜9月ですが冬場でも見られる菌です。
わかめだけではなく魚にも付着し、過去には死亡者が多数出たこともあります。お寿司やお刺身に付着しているケースが圧倒的に多い菌です。
食中毒症状
腸炎ビブリオの症状には、激しい腹痛・下痢・嘔吐・発熱などがあります。潜伏期間は11〜18時間が一般的ですが、中には2〜3時間という短時間で発症したケースもあります。軽症で済む場合もありますが、重症化すると死亡することもある危険性の高い食中毒です。
生わかめの日持ち・保存方法
生わかめを家庭で保存する場合、日持ちはどのくらいなのでしょうか?賞味期限の目安と保存方法について確認していきましょう。
保存方法
生わかめの保存方法の手順はこちらです。茶色い状態の生わかめを保存する際の参考にしてみてください。保存する前に湯通しする必要があります◎
- 茎を切り分ける(→茎には火が通りにくいため別で茹でる!)
- 沸騰したお湯で切り分けた茎を20秒茹でる
- 残りのわかめを加えサッと取り出す
- 冷水に入れてしめる
- 冷蔵または冷凍で保存
茎はしっかり茹でる必要がありますが、その他の部分に関しては湯通しする程度でOKです。長時間茹でるとわかめがドロドロになってしまうので、程よい加熱が大切です。
日持ち
わかめの日持ちは、冷蔵で約3日・冷凍で1ヶ月ほどが目安です。冷蔵でもヌメリや粘りが出てしまうため、早めに消費する必要があります。塩もみした状態で保存すれば半年日持ちさせることができます◎
茹でずにそのまま冷凍できる?
冷凍する際も先に湯通しする方法をご紹介しましたが、茹でずに冷凍する方法はあまりオススメしません。解凍後に茹でることになり、一度冷凍して組織が壊れたわかめは茹でることで更に食感が変わってしまう可能性があります。
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生わかめの下ごしらえ・下処理
生わかめの下処理としては、保存の手順で紹介した「茎」と「その他」に分ける方法です。
茎も食べられる?
茎は食べることができますが、他の部分より固いのでより長い時間茹でる必要があります。お菓子でも「茎わかめ」がありますが、歯ごたえが良いのが特徴ですよね。他の部分と一緒に茹でてしまうと、茎だけ火が通らず固くて食べられないので別々で加熱しましょう。
わかめのレシピ
わかめを使ったおすすめレシピをいくつかご紹介いたします。わかめには食物繊維やミネラルが豊富に含まれているため、健康や美容に効果抜群です◎ 栄養補給のためにも是非普段の食事に取り入れてみてくださいね。
ごま油サラダ
わかめを含む海藻は、ミネラルを始めとする様々な栄養が含まれています。ごま油とお酢を使って、香ばしくサッパリとしたサラダを作ってみましょう。
味噌汁
わかめの定番と言えば味噌汁ですね。特に寒い時期は汁物が欲しくなるものです。是非味噌汁にわかめを入れて、栄養を補給しましょう!
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お刺身
わかめは一度湯がいてから食べるので完全に生のお刺身というわけではありませんが、カットせずにポン酢などにつけてお刺身風に食べると美味しいですよ。乾燥わかめと違って歯ごたえもあり、厚みがあって食感も◎です。
まとめ
「生わかめによる食中毒・日持ちや保存方法」についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
この記事をまとめると
- 生わかめは腸炎ビブリオという食中毒を起こす可能性がある
- 生わかめを冷凍・冷凍する時は先に湯通しする!
- 茎には火が通りにくいためカットして先に茎を茹でる
茶色い完全に生のわかめはなかなか見かけないかもしれませんが、そのまま食べると腹痛や下痢など食中毒症状を起こす可能性があるので注意してくださいね。
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