食べると鼻の奥がツーンとするのがわさびですが、くしゃみが出ることもあるって知っていましたか?わさびによるくしゃみの原因とは一体なんなのでしょうか?今回は、
- わさびでくしゃみの原因は?
- わさびアレルギーの症状
- アレルギー症状が治まるまでの時間
これらのテーマについて紹介いたします。
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目次
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わさびでくしゃみが出る?原因は何?
わさびの辛味は特有で食べると鼻の奥がツーンと痛くなりますが、わさびを食べることでくしゃみが出ることもあります。涙が出たり鼻が痛くなるのはよくあることですが、くしゃみはなぜ起こるのでしょうか?その原因について見ていきましょう。
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アリルイソチオシアネート
わさびの辛味成分は「アリルイソチオシアネート」というもので、辛子にも含まれているものです。アリルイソチオシアネートは辛味に加えて揮発性が高いため、食べると鼻の奥がツーンとする原因となります。
アリルイソチオシアネートには強い抗酸化作用があるため、 ガン予防や体の老化防止をするアンチエイジング効果などの健康効果を期待することができる成分 です。くしゃみのこの成分の作用によるものですが、それ以外の症状も出る場合は「わさびアレルギー」の可能性があります。
わさびアレルギー
わさびを食べた時に鼻がツーンとしたりくしゃみが出る程度の場合は、アリルイソチオシアネートによる一時的な反応であることが多いのですが、それ以外にも症状がある場合はアレルギーの可能性が高いです。
わさびには食物アレルギーの原因物質であるタンパク質が含まれているため、体質によってアレルギー反応を起こすことがあります。
わさびアレルギーの症状
わさびアレルギーによる症状にはどのようなものがあるのでしょうか?その症状について詳しく解説いたします。
唇や喉の痒み・腫れ
わさびアレルギーでは、唇や喉・口周りに痒みを発症したり腫れたりすることがあります。他の食物アレルギーでも起こりやすい症状で、食べてすぐに症状が出るのが特徴です。これらの症状をまとめて「口腔アレルギー症候群」と言います。
口腔アレルギー症候群は何科?
口腔アレルギー症候群になった場合、食べるのをやめ冷水で口をすすいだり水を飲んだりして対処しますが、なかなか症状が治まらない場合は病院で診てもらうことをオススメします。
何科に行けばいいの?と思うかもしれませんが、口腔アレルギーの場合は内科・アレルギー科・皮膚科を受診しましょう。
蕁麻疹
食物アレルギーの代表的な症状の一つに、蕁麻疹があります。わさびアレルギーによっても蕁麻疹を発症する可能性があり、体や顔に表れます。
鼻水・鼻づまり
わさびを食べてくしゃみが出る場合は一過性のアリルイソチオシアネートによる症状ですが、アレルギーの場合は鼻づまりや鼻水も引き起こすことがあります。このような場合はアレルギーを疑いましょう。
咳
わさびの辛味だけではなく、アレルギーによっても咳が出ることがあります。
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アレルギー症状が治まる時間は?
アレルギーを発症するまでの時間は症状によって様々で、唇や喉の痒みなどの口腔アレルギー症候群であれば食後すぐ〜30分以内、蕁麻疹は数時間以内が目安となっています。
その症状が治まるまでの時間ですが、人によってまちまちです。場合によってはアナフィラキシーなど短時間で命の危険性に陥る可能性もあるので、お子様に発症したなど心配な場合は病院で診てもらう方が安全です。
わさびはアレルギー検査も可能
わさびによる痒みや蕁麻疹はアレルギーの可能性が高く、辛味成分アリルイソチオシアネートの問題ではないことが多いです。病院では簡単な血液検査でアレルギーを調べることができます。
どの程度までのアレルギーがわかる検査なのか病院に確認の上、検査してみるのもアリですよ。症状が出てからだと手遅れになる場合もあるので、もしかして?と思ったら検査の選択肢も考えてみてください。
まとめ
「わさびによるくしゃみの原因とアレルギー」についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
この記事をまとめると
- わさびでくしゃみが出るのは辛味成分アリルイソチオシアネートが原因
- アリルイソチオシアネートには強い抗酸化作用がありガン予防やアンチエイジングに効果的
- くしゃみやツーンとしたあの傷み以外に症状がある場合はアレルギーの可能性が高い
お寿司やお刺身などで何気なく食べているわさびですが、実はアレルギー性を持つ食材でした。辛味成分に反応しているだけなら問題ありませんが、蕁麻疹や痒みなど他の症状が出た場合はアレルギーを疑ってみてください。
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