ローリエは料理へ香りを付けるために用いられる乾燥した葉っぱですが、使いたい時にないこともありますよね。なかなか頻繁に使うものではないかと思います。そんな時に代用できるハーブには何があるのでしょうか?今回は、
- ローリエの味&役割
- ローリエの使い方
- ローリエの代用になるハーブ6選!
これらのテーマについて紹介いたします。
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目次
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ローリエがない!代わりのものでも大丈夫?
ローリエは家庭で頻繁に料理に使うものではないため、いざ使いたい時にない!なんてこともあるかと思います。レシピにはローリエと書いてあるけれど、わざわざ買うのはちょっと勿体ない…そんな時は代わりのものでも問題ありません◎そもそもローリエはどんな目的で料理に使われているのでしょうか?
ローリエの役割
ローリエの香りにクセはありませんが、清涼感のある香りが特徴です。スープ系の料理に入れることで ほんのりと香りを付けたり、お肉の煮込み料理であれば臭み消しとしての役割 があります。
ローリエの葉をそのまま食べることはなく、一定の時間煮込んだら葉は取り出します。長時間加熱すると苦みが出てくることもありますが、ペースト状のお肉料理には香り付けと臭み消しのためローリエを細かく刻んで混ぜることもあります。
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ローリエってどんなハーブ?
ローリエとは、ゲッケイジュの葉を乾燥させたものです。ローリエはフランス語で、英語ではローレルやベイリーフと言われています。地中海沿岸が原産地とされ、古代エジプト時代から使用されていた歴史の古い香辛料です。
どんな味?
ローリエ自体をそのまま食べることはなく、料理に清涼感のある香りを付けるのが主な使い方です。ローリエの葉にお湯を注いだローリエ茶は、独特な香りとほのかな苦みが特徴のハーブティーです。
生で食べられる?
ローリエは生の状態だと苦みや渋みが強いため、乾燥させてから使用するのが一般的です。
ローリエの使い方・料理以外は何がある?
ローリエはスープ料理の香り付けやお肉の臭み消し・ローリエ茶として用いるのが基本ですが、料理以外の使い方に入浴剤があります。
- ローリエの葉を細かく刻む
- 布袋に入れて湯船に浮かべる
ローリエを使った入浴剤は香りがよく、湯船に入れることで香りが浴槽に広がります。また、疲労回復効果やリラックスさせて安眠効果もあるので、寝る前のお風呂にぴったりの入浴剤です。
ローリエの代用ハーブ6選
では、ローリエがない時でも代用できるおすすめのハーブを6つご紹介したいと思います。是非ローリエ代わりに使ってみてください。
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ローズマリー
ローズマリーは地中海沿岸の原産です。紀元前1600年ほど前のメソポタミア文明時代のお墓から小枝が発見されており、相当古くから扱われていたと言われています。
料理や飲み物などの食用として用いられている他、ローズマリーエキスを使った化粧品なども開発されています。近年ではアンチエイジング効果や抗がん効果もあることがわかっています。
消臭効果や殺菌効果もあり、お肉料理との相性も良く、お肉の鮮度をキープする働きもあるためカレーやポトフなどの料理にも向いています。
パセリ
パセリの原産はヨーロッパ中南部から北アフリカにかけた地域とされ、古代エジプト時代や古代ギリシャ時代には食べられていました。現在は食用がメインですが、かつては薬用や歯磨きにも用いられていたようです。
パセリに含まれるビタミンCは野菜の中でもトップクラスで、他にもビタミンKやミネラル・カリウムなど栄養満点の野菜です。美容面でも注目が集まっています。パセリにも臭み消しの効果があるため、刻んで料理に入れると効果的です。
タイム
タイムの歴史は古く、古代ギリシャ時代のヨーロッパが原産地とされています。料理用や薬用として用いられ、ローマ時代にはタイムを浸し香りを付けた水を浴びることで勇気を鼓舞する文化があったそうです。
小さな葉が特徴的で、ピンク色の花を咲かせます。小さいながらもβカロテンやビタミンCが含まれており、かつては人の能力を高める働きがあると考えられていました。現代では主にお肉料理に使われています。そのため、ローリエと同じように使うのに向いています◎
バジル
バジルはイタリア料理のイメージですが、原産地はインドです。かつてのインドでは神に捧げる神聖な植物とされ、家やお寺の周りに植えられていました。人々の幸せを願うシンボルのようなものだったようです。
やがて、エジプトを経由してヨーロッパに伝わります。日本に伝来したのは16世紀頃でした。現代ではイタリアンには欠かせないハーブで、「ジェノベーゼ」というソースとしても食べられています。簡単に栽培できるので自家栽培している方も多くいるのがバジルの特徴です。香りが強いため、料理への香り付けや臭み消しとしての役割を果たすことができます◎
セロリの葉
セロリは、かつてヨーロッパに自生していた植物です。日本には豊臣秀吉の時代、朝鮮出兵の際に伝来したと言われています。しかし食用として栽培されるようになったのは明治時代以降と言われています。
日本名では「オランダミツバ」や「セリニンジン」という名前です。葉の部分にはビタミンB1・B2が豊富に含まれ、特有の食感を作っている食物繊維や、美容に良いビタミンCも含まれています。料理に加えることで香り付けしてくれます◎
ディル
ディルはヨーロッパで負くるから食べられていた植物で、かつては薬用としても用いられていました。ハーブはお肉との相性が良いものが多いですが、ディルは魚との相性が良いハーブです。
葉は細くて柔らかく、独特な香りがあります。ディルの香りにはイライラした気持ちを落ち着かせリラックスする効果があり、「ディル」という名前の由来にも関係しています。北欧の古い言葉に「和らげる」を意味する「Dilla(ジーラ)」とう言葉があり、そこから変化してディルとなりました。
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まとめ
「ローリエの代わりになるハーブ」についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
この記事をまとめると
- ローリエの役割は①料理への香り付け ②お肉料理などの臭み消し
- ローリエに代用できるものは、バジル・セロリの葉・ローズマリー・ディル・タイム・パセリなど!
ローリエを常備していなくても別のハーブで代用可能なので、是非代わりの食材で上手く調理してみてくださいね。
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