「かいよう病」という植物の病気を聞いたことがありますか?かいよう病は色々な食材に発生するものですが、かいよう病になっているレモンは食べることができるのでしょうか?今回は、
- かいよう病って何?
- かいよう病のレモンは食べられる?
- トマトやキウイ、みかんの場合は?
- 茶色いレモン / 黒点病のレモンは食べられる?
これらのテーマについて紹介いたします。
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目次
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かいよう病って何?
引用:豊島レモン
かいよう病は柑橘類に見られる病気で、果実や葉・枝などあらゆる箇所に発生します。細菌性の病害で、気孔や傷口から菌が侵入することで感染します。
かいよう病になった果実は市場価値が下がり、多発すると樹を枯らしてしまうため最重要病害の一つとして扱われています。
かいよう病の症状
かいよう病の症状としては、果実・葉・枝などに茶色くポツポツとした変色が見られます。放置しておくと広がってしまうため、薬剤を使用したり剪定して菌密度を減らすなどの対策が必要となります。また、雨や風によっても感染するため、防風対策をして防ぐ方法もあります。
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かいよう病のレモンは食べられる?
かいよう病にかかったレモンは皮がところどころ茶色く変色しているので見た目は悪いですが、食べても体に害が出ることはありません。皮を取り除けば果肉は無事であることがほとんどです。「病気のレモン」という印象がありますが、毒性や副作用はないので安心しましょう。
かいよう病のみかんは食べられる?
かいよう病は柑橘類に多く見られるものですが、食べても体に害のあるものではないので、みかんの場合も食べることができます。
かいよう病のキウイは食べられる?
キウイにおいてもかいよう病が見られることがありますが、キウイの場合も食べることができます。
かいよう病のトマトは食べられる?
トマトの場合もかいよう病にかかっていても食べることができます。変色した箇所は美味しくありませんので、取り除いて食べましょう。
このレモンって食べられる?
かいよう病以外にも、レモンには様々な変化が起こることがあります。このレモンは食べられるの?と聞きたくなるレモンの状態の安全性について確認してみましょう。
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レモンの実や葉が茶色い
レモンの葉や実が茶色くてかいよう病ではない場合は、腐っている可能性があります。腐っているレモンには次のような状態が出るので、よく見分けてみてください。
- 変色:断面が茶色く変色している
- 感触:果肉がぬるぬるして水っぽい
- 臭い:腐敗臭がする
- 見た目❶:果肉がどろどろ溶けて白い汁が出ている
- 見た目❷:白カビが生えている
レモンは特にカットしたものが腐りやすく、 断面が茶色く変色 していきます。そして 表面は溶けたようにどろどろ で、触るとぬるぬるしています。
また、酷い場合には 白カビが生えたり黒く変色 したりする生えることもあります。外側は一見大丈夫でも、切ってみたら腐っていた!なんてこともありますので注意しましょう。
レモンは元々酸っぱい臭いがする果物ですが、腐ったものは 腐敗臭 がします。残念ですが腐ったレモンは腹痛などの原因となりますので、廃棄するようにしましょう。
黒点病
レモンの皮に小さく黒いプツプツがある時は、黒点病(こくてんびょう)である可能性が高いです。黒点病の原因も病原菌が付着したことによりますが、食べても害はありません。
レモンには農薬が多いことも
かいよう病や黒点病を持ったレモンは見た目としては悪いですが、その分農薬が使用されていない安全なレモンでもあります。レモンは海外産の輸入品がほとんどで、 輸入レモンには防腐剤などの農薬が使用されている ことが多いため、皮も一緒に食べることで農薬まで食べてしまうことになります。農薬は洗っても完全に落ちることがないので、かいよう病や黒点病など食べても大丈夫な病気を持ったレモンには、農薬がなく安全な証拠でもあります。
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まとめ
「かいよう病のレモンは食べられる?」についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
この記事をまとめると
- 実や葉・枝などが細菌によって茶色く変色するかいよう病は、柑橘類に多く見られる
- かいよう病になったレモンは食べても体に害はない!キウイやトマトも同様◎
かいよう病は細菌性の病気ではありますが、見た目が悪いだけで食べても全く問題ありません。農薬が使用されていない証拠でもあるので、安心できるレモンでもありますよ。
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