レモン水を飲み続けると体にいい?肝臓への効果・デメリットはある?作り方も

「レモン水」はさっぱりした味わいですが、飲み続けるとレモンの効果によって体に良い効果が得られるのでしょうか?今回は、

  • レモン水の栄養と効能
  • 飲み続けるのは体にいい?効果なし?
  • レモン水のデメリット / 寝る前がオススメ?
  • レモン水の作り方

これらのテーマについて紹介いたします。

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レモン水とは

レモン水とはレモン果汁を水と混ぜたもので、「デトックスウォーター」としても人気があります。最近ではカフェやレストランのお冷でも、レモン汁を入れてほんのり爽やかな味が付いたレモン水が出てくることがあります。

酸味は弱いので飲みやすく、レモン果汁で体にも良いレモン水。その効果にはどんなものがあるのでしょうか?

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レモンに含まれる栄養成分

レモンの代表的な栄養成分といえばビタミンCです。ビタミンCには強い抗酸化作用があり、美肌や美白効果が期待できます。また、酸っぱさの元であるクエン酸・食物繊維のペクチン・葉酸・カリウムも含まれています。

  • ペクチン(水溶性&不溶性):ペクチンは、植物の細胞壁に含まれている多糖類で、砂糖やさんを加えることでゼリーの様なとろみに変化します。水溶性と不溶性の2種類に分類することができ、主な働きは便秘・下痢の解消、コレステロール値、血糖値を下げる栄養素です。
  • ビタミンC:ビタミンCは、抗酸化効果が高く活性酸素を除去し、過酸化脂質の生成を押さえや動脈硬化含む血管疾患、免疫力を上げるため風邪の予防効果があります。コラーゲンの生成やメラニン生成を抑えるため美肌効果が高いのも大きな特徴です。また、脳を落ち着かせる働きの脳内物質の生成や、ホルモン合成にも関わっています。
  • 葉酸:葉酸は、細胞分裂の核酸合成に不可欠であり、胎児の発育や妊婦において重要なビタミンです。胎児の場合は、脊椎の正常な分化を促進し先天性の奇形リスクを減らします。赤血球の分化に特に関わっており、貧血予防に効果があります。アミノ酸代謝にも関わるビタミンです。
  • カリウム:カリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分の排出に関わるミネラルで、細胞の中に主に存在しています。ナトリウムとセットで、体内の水分量を調整し、体内にある過剰な水分の排出を促進させます。むくみや冷え性と言った不調の改善効果があります。
  • クエン酸:クエン酸は人間のエネルギー代謝でクエン酸が作られる過程があります。そのため、エネルギーを作り出す材料になり、疲労解消効果があります。血流を改善させ、冷え性の解消効果や体の不調の原因になる体のHpを戻す働きも持っている栄養素です。

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レモン水による効果

レモン水はレモン果汁をそのまま入れているので、レモンによる効能を期待することができます。一度に摂取できる量は少量ですが、毎日継続して飲み続けることでこのような効果を期待できます。

肝臓機能向上

レモンに多く含まれる「エリオシトリン」という成分には、 肝硬変の原因となる肝脂肪を抑制する効果があることがわかっており、レモンを適量食べることで肝臓機能をアップさせる ことができます。

癌予防

レモンには、さっぱりした香りの元である「リモネン」と「サルベストロールQ40」という成分が含まれており、この2つには 癌細胞の生成を抑制する働きがある ことがわかっています。サルベストロールQ40は癌治療や癌予防の薬にも使用されている有効成分です。

POINT

これらの成分は特に皮に含まれているため、皮ごと食べるとより効果的

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レモン水を飲み続けると体にいい?

レモン水はレモン果汁100%で添加物など危険な成分がないので、毎日飲み続けても問題ない飲み物です。飲み続けることでビタミンCやクエン酸を摂ることもできるので、 肌荒れ改善など美容効果も期待できます 

レモン水は寝る前がいい?

レモン水は寝る前に飲むと良い」と言われることがあるようですが、確かに寝る前に飲むことで 安眠効果 をもたらします。レモンに含まれるリモネンには 疲労を回復し、リラックスさせる働き があります。

また、デトックスウォーターと言われるだけに溜まった老廃物を排出する働きや、血行を良くする働きもあるため、翌朝起きた時のむくみを解消する効果もあります。

レモン水が効果なしと言われる理由

「レモン水は効果なし」と言われることもあるようですが、レモン水にダイエット効果はありません。レモン水ダイエットという言葉もありますが、直接的にレモンが痩せる食材というわけではないのです。

ですが、レモンに含まれる成分を摂ることによってむくみ解消効果便秘解消効果があるので、それによって痩せることはあります◎

レモン水にデメリットはある?

レモン水の嬉しい効能についてお話してきましたが、唯一デメリットを挙げるとすると「レモンの成分は歯のエナメル質を溶かす働きがある」ことです。

レモンに含まれる酸がエナメル質を溶かすため、レモン水を飲み続けていると歯が溶ける「酸蝕(さんしょく)症」になることがあります。本当にレモンで歯が溶けるの?なんて疑いたくなってしまいますが、最近レモンやスポーツドリンクによる酸蝕症が増えているそうです。

酸によって溶けた歯は「酸蝕歯(さんしょくし)」と呼ばれ、治療としてはフッ素などの成分が含まれた歯磨き粉を使った歯磨きがメインとなります。歯の溶け具合が激しい場合は、詰め物など虫歯治療と同様の治療が行われます。

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レモン水の作り方

デトックスウォーターとも呼ばれるレモン水は、お水とレモンさえあれば作れるので非常に簡単です◎作り方をご紹介します。

レモン水の作り方
  1. レモン一個分の果汁を絞る
  2. 水500ccに絞ったレモン汁を入れる

分量はお好みにもよりますが、レモン水を作る手順がたったこれだけです!薄切りにしたレモンの皮を入れても良いですが、皮には苦味が含まれている可能性もあるので気を付けましょう。

ポッカレモンで代用も! 

生のレモンを使ったレモン水の作り方をご紹介しましたが、レモン汁の代わりに「ポッカレモン」を代わりに使ってもOKです。ポッカレモンはレモン果汁100%なので、生レモンの代用として全く問題ありません。

レモン一個分の量は約40〜50ccなので、それと同じ量のポッカレモンで作ってみましょう。

レモン水作りで水道水はダメ?

レモン水作りにはレモンと水さえあればできますが、注意したいのが「水道水を使用しないこと」です。その理由は、水道水に含まれる残留塩素がビタミンCを中和してしまうからです。

せっかくのビタミンCが中和されると、抗酸化作用など体に良い働きをする成分が消えてしまいます。家庭に水道水しかない場合は、 沸騰させることで塩素を除去することができます 。

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まとめ

「レモン水を飲み続ける効果」についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

この記事をまとめると

  • レモン水はレモンに含まれる栄養素によって肝臓機能アップ・美肌効果などが期待できる
  • レモン水のデメリットは、酸によって歯が溶ける酸蝕症

レモン水はレモンと水さえあれば簡単に作ることができるので、是非普段の水分補給用として作ってみてくださいね。特に暑い夏の時期はオススメですよ!

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