古くから中国や沖縄では生薬、またインドでは香辛料として使われてきたウコン。お酒を飲まれる方や健康に気を遣っている人には根強い人気を誇ります。なぜならウコンには身体に良い成分がたっぷり含まれているから。ではどんな作用が期待できるのでしょうか?
今回は
- そもそもウコンとは
- ウコンの効果・効能
- ウコンを使ったレシピ
について見ていきます。
きちんとした栄養知識やレシピを知ることでうまく活用していきましょう。
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目次
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ウコンとは?
カレーやたくあんの黄色い色素の元ともなっているウコン。英語名ではターメリックと呼ばれていますが、お酒をよく飲む方にとってはおなじみの成分かもしれません。
ウコンの種類
ウコンは熱帯アジア原産のショウガ科の多年草。そのため、見た目はショウガにそっくりです。一般には秋ウコンのことを「ウコン」と呼びます。このほかにもキョウオウと呼ばれる春ウコン、ガジュツと呼ばれる紫ウコンがあります。
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ウコンの成分
ウコンにはでんぷん、カリウムやビタミンCのほか、クルクミン、ターメロン、ジヒドロターメロン、ジンギベレン、シネオールなどが含まれています。
ウコンの活用法
ウコンの粉末はそのまま飲む以外にも、調理の過程で使ったりドリンクに入れたりすることで摂取ができます。またウコン粉末をお茶パックに入れて、入浴剤として使うことも可能。ウコンのミネラルが作用し、肌がツルツルになる効用が認められています。
ウコンの効果・効能
ウコンを摂取したときの主な薬理作用は、胆汁分泌促進作用、利尿作用、抗菌作用、胃液分泌促進作用などです。
免疫力アップ
ウコンにたっぷりと含まれているのがクルクミンです。このクルクミンは免疫を調整してくれる作用が期待できます。ただしクルクミンはパウダーの状態で摂取しても溶けにくいので、料理に取り入れたり、ドリンクやサプリメントとして取り入れることが望ましいです。
肝臓機能のサポート
ウコンに含まれるクルクミンが、肝臓機能の回復に有効であることが報告されています。その役割の一つとして期待できるのが、アルコールの分解速度を速めることです。また、脂肪の消化吸収を補助する胆汁の分泌を促すため、消化器官の負担を軽減できることがわかっています。
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その他の嬉しい効果・効能
クルクミンには強い抗酸化作用があり、ガンなどの生活習慣病を予防することが期待できます。またウコンに含まれるターメロンには胆汁の分泌を促す効果があります。またシネオールにも胆汁の分泌を促進させるほか、殺菌や防腐などの幅広い作用を持っています。そのほかにも現代人に不足しがちなビタミンやミネラルが豊富で、身体に良いことがわかっています。
ウコン(ターメリック)レシピ
ウコンに含まれるクルクミンは食事からたくさん摂ったとしても人体に悪影響は少ないと言われています。カレー以外にもウコン(ターメリック)を使ったレシピはたくさんあります。今回はその一部をご紹介します。
ターメリックライス
炊飯器に2合分のお米と水を入れ、小さじ1ほどのターメリックと顆粒だしを入れてよく混ぜ、無塩バター10gを入れて炊飯します。炊き上がったらバターが馴染むまでよく混ぜ合わせます。器に盛り付けて完成です。
ターメリックスープ
ベーコン1cm幅に切り、スライス玉ねぎのほか、入れたい野菜を適宜切る。鍋に油を大さじ1ほど入れて具材を炒め合わせたらターメリック、水800ccを加える。具材が煮えたら醤油、塩こしょうで味を調整しましょう。
ターメリックサラダ
千切りキャベツに鰹節、ターメリックをかける。お好みで白ごまやポン酢などをかけて味を調整したら完成。
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摂りすぎ禁物!?
食事に含まれる程度の摂取であれば安全ですが、長期の過剰摂取によっては身体に害を及ぼす恐れがあります。
ウコンの副作用
特にウコンが肝機能障害の原因になるとも言われています。またウコンを摂取することでアレルギー反応が出ることもあります。特に初めてウコンを摂取する場合は注意して摂取するようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか? ウコンには身体に良い成分クルクミンなどが含まれ、健康に良いことがわかったと思います。
この記事をまとめると
- ウコンには免疫力を高める作用がある
- 肝臓機能をサポートする
- 生活習慣病を予防する
- 不足しがちなビタミンやミネラルが豊富
ウコンはパウダー状のものをターメリックと呼び、様々な料理で取り入れることができます。ぜひ普段の食生活に加えて、健康的な身体作りに役立ててみてください。
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