ウコンの取り過ぎは癌や腎臓病・肝臓病になる?ウコンの気になる効果と副作用! |

お酒のお共としても活躍するウコン。「飲む前に飲む」なんていわれるほど、お酒飲みの人からは重宝されるものになりました。しかしウコンの摂りすぎは身体に良くないとも聞きます。それはどうしてでしょうか？今回はそのウコンの気になる効果と副作用について調べてみました。

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1 ウコンってそもそもなに？
2 ウコンの真実
3 ウコンの正しい付き合い方
4 まとめ

ウコンってそもそもなに？

ウコンとは熱帯アジア原産のショウガ科・多年草で、英語ではターメリックと呼ばれている粉末状の生薬です。

ウコンとは

ウコンは古くから食品としてスパイスで用いられたり、生薬や天然色素としても使われてきました。ウコンには秋ウコンのほかに「キョウオウ」と呼ばれる春ウコン、「ガジュツ」と呼ばれる紫ウコンがありますが、一般的に日本でウコン、と呼ばれるのは秋ウコンです。

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ウコンの効果

ウコンの機能性成分として有効なのがポリフェノールの一種であるクルクミンやターメロン、シネオールなどです。特にクルクミンには抗酸化作用や抗炎症作用、肝保護作用などがあります。ただしクルクミンは水や体液には溶けづらいという性質があり、吸収されにくい特徴があります。

ウコンを使った製品

そんなウコンの栄養素を吸収しやすくするために開発されたのが「ウコンの力」や「レバープラス」といったウコンドリンクです。このほかにもウコンをタブレット状に固めたウコンのサプリメント、超微細粉末タイプのものといった商品が開発され、薬局やドラッグストアなどで販売されています。

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ウコンの真実

ウコンはインドや沖縄などで古くから利用されており、安全な生薬としての機能を果たしてきました。ここからは期待できる効果や及ぼす影響などについてご紹介します。

ウコンの副作用

ウコンに関する副作用は、許容範囲の量を取る分にはほとんどありません。ただし近年ではサプリメントとして大量に摂取することができるようになったため、健康被害も報告されるようになってきました。

ガンになる？

ガンになるどころか、ガンを抑制する作用がウコンにはあります。ウコンの有効成分クルクミンについての基礎研究では、免疫力を活性化し、活性酸素の発生を抑える働きがあることが報告されています。これらの働きにより変異細胞の発生やがん細胞の増殖を抑制する、つまり抗ガン作用が認められているのです。このほかにも抗酸化作用による心臓病や動脈硬化、高血圧といった生活習慣病の予防も期待ができます。

腎臓や肝臓に悪い？

健康に良いと言われるウコンですが、その反面、摂取しすぎることで肝機能障害になることも。

胃潰瘍
胃酸過多
胆道閉鎖症

これらの症状を抱えている人はウコンを禁止されています。また胆石のある人は医師への相談が必要です。

特に肝臓に問題ある人はウコンに大量に含まれる鉄分が肝臓に蓄積されやすく、肝臓にダメージを与えてしまいやすくなります。ウコンを含む健康食品を利用する時には鉄分が控えめに管理されたものを選ぶようにしましょう。

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血圧が下がる？

ウコンに含まれるミネラルの一つカリウム。こちらには血圧降下作用があります。ナトリウムを排泄させる働きがあり、そのことによって血圧上昇を抑える効果があるのです。

ウコンの正しい付き合い方

ウコンは私たち人間の健康を補ってくれる優れた食品です。ただし摂取しすぎは注意が必要です。特に健康診断などで肝臓の数値が低い人や肝臓疾患がある人をはじめ体質によっては摂取することが危険なこともあります。少しでも不安があるようなら医師に相談してから服用をしたいものです。

正しい摂取方法

長期間に渡って大量に消費すると肝機能に影響を及ぼします。服用するなら適度な量にとどめ、サプリメントの場合は推奨されている容量を守りましょう。また一度に摂取できる成分量には限りがあります。一度に多く摂っても吸収されずに体外へと排出されてしまいがちなので、1日に数回に分けて摂取するのが望ましいです。

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ウコンの適量

ウコンの色素成分であるクルクミンは、1日の許容摂取量を体重1kgあたり3mgと設定されています。例えば体重60kgの人でれば180mgということになります。この数値は一生涯に渡って毎日摂取し続けても健康被害を及ばないとされる量。短期間で若干上回ったとしても健康に問題ありませんが、摂りすぎには注意しましょう。