みなさんは「いよかん」という果物をご存じですか?
何となくイメージできたかもしれませんが、実はみかんの仲間なのです。「いよかん」という名前は愛媛県を表す「伊予の国」から付けられたと言われています
今回はそんな「いよかん」について下記内容に沿って解説していきます。
- 「いよかん」ってどんな果物?
- 「いよかん」の栄養素
- 「いよかん」を食べる上での注意点
- 「いよかん」のおススメの食べ方
愛媛県の特産品である「いよかん」は、みかんよりもサイズ大きく外皮が分厚いです。中身の大粒の果肉が特徴です。甘酸っぱい果汁がたっぷり入っているので、
とてもジューシーで食べ応えがあり、果物好きにたまらなく人気があります。
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目次
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「いよかん」ってどんな果物?
みかんの仲間である「いよかん」は実はオレンジの仲間でもあります。詳細は分かっていないのですがみかんとオレンジの交雑したものではないかと言われています。
そのため、みかんよりも一回り大きいのです。
大きい果実は何となく酸っぱいイメージがあると思いますが、「いよかん」はとても甘味が強く酸味は控えめです。外皮が分厚いですが、手で簡単にむけます。
果肉がやわらかく食べやすいので子供や女性にも人気があるようです。
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「いよかん」の栄養素
主に含まれる栄養素は下記内容です。
- ビタミンC (1個あたり52.5mg):人はビタミンCを体内で作れないため、成人では1日の推奨量が100㎎(2015年版食事摂取基準)と設定されています。また、がんや動脈硬化の予防や老化防止にビタミンCが有効であることが期待されています。
- パントテン酸 (1個あたり0.54mg):パントテン酸は、ビタミンのひとつです。食事摂取基準(2015年版)では、パントテン酸の1日に摂取する目安量を、約5㎎と定められています。パントテン酸は脂質や糖質の代謝で重要な役割を果たすほか、からだの中で起こるきわめて多くの酵素反応に関与しており、善玉コレステロールを増やす効果もあります。
通常の食事にプラスワンで取り入れる食材としておススメです。
「いよかん」の薄皮にも栄養がある?
薄皮にも栄養がたっぷり入っています。特に、食物繊維のペクチンという栄養素が多く含まれています。
食物繊維が豊富です
食物繊維は、腸内環境を整える作用があります。また、ヘスペリジンという栄養素も含まれており、こちらは血中のコレステロール値を低下させる効果があります。
薄皮には生活習慣病の予防に効果的な栄養素が多く含まれているようですよ。
食べ過ぎてしまうと肝機能が低下
「いよかん」にはビタミンCや食物繊維が多く含まれているため、たくさん食べすぎてしまうと肝機能の働きを低下させてしまい、消化不良により腹痛や嘔吐、下痢といった症状が起こる可能性がありますので注意が必要です。
何でも食べすぎはよくないですよね。1日に食べる量としては1~2個程度が適切でしょう。
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失敗しない!薄皮を重曹で簡単にむく裏技
薄皮を自分でむくのって大変ですよね。まとめて簡単に処理する方法があるようなのでご紹介します。もちろん薄皮をむかずにそのまま食べるのもアリですよ。
重曹を使って薄皮を剥く方法
<必要なもの>
- 重曹(食用)
- 鍋、お玉、ボウル
<手順>
- いよかんの皮をむき、小房に分ける
- 鍋に水400mlと重曹小さじ1/2を入れ、沸騰させる
- 鍋の中に小房が重ならないよう入れる
- 1分~1分30秒程度煮る
- 薄皮が溶けてきたら、穴あきお玉などで鍋から小房を引き上げる
- ボウルなどにとり、冷水に浸す
- 流水で重曹を洗い流す
- 溶け残った薄皮を手むきする
重曹で煮ると薄皮が溶けてなくなります。何だか実験みたいで面白いですよね。
なぜ薄皮が無くなるの?
薄皮がなくなる理由としては、重曹に含まれる炭酸水素ナトリウムが薄皮に含まれるペクチンを溶かすのだそうです。
ただし、ペクチンは果肉にも含まれるため、長時間煮てしまうと実も溶けてしまうようです。「いよかんスープ」になってしまうので要注意ですね!
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「いよかん」の皮の使い道はピールがおススメ
「いよかん」の分厚い皮を捨ててしまうのはもったいないですよ~!!
ここで朗報です。余った皮は、いよかんピールにしておいしく食べましょう。ジャムを作ってマーマレードのようにして食べても良いですね!
いよかんの皮ピールの材料
- 「いよかん」の皮・・・食べた量分
- 砂糖・・・皮と同量分
- グラニュー糖(仕上げ用)・・・適宜
<手順>
- 鍋にたっぷりの水を張り、皮を入れ5分茹でる→湯を捨て水で洗う
- 白い部分を取って細長く切る
- 再びたっぷりの湯で5分茹でる
- 湯を捨て砂糖を入れる
- ひたひたになる位の水を加え中火で煮始め、沸いたらやや弱めにして、水分が無くなるまで煮る
- 網に並べ、よく乾かし、グラニュー糖をまぶしたあと、更に網で乾かす
意外と簡単に作れます。アレンジ方法としては、ジャムを作ってマーマレードのようにして食べても良いですね!
まとめ
いかがだったでしょうか。そのまま食べても美味しい「いよかん」ですが、皮まで美味しく食べられるなんて素晴らしい食材ですよね。
補助食品として申し分がないので、今の食事にプラスワンしてみて下さいね。
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