丹波の山芋の特徴・旬の時期まとめ｜アミノ酸を多く含む兵庫産のツクネイモ系山芋

関西地方を中心に広く知られている丹波篠山特産の山の芋は、丹波篠山産のコシヒカリや丹波篠山黒大豆などと共に有名な高級食材の1つです。丹波篠山産ブランドは全国的にも知られており、昼夜の気温差が大きい独特の気候風土と盆地の多い地域特色を活かして栽培されている食材が豊富な地です。

今回は、丹波篠山で江戸時代頃から栽培されている山芋について詳しく見ていきます。丹波の山芋は関西地方を中心に「山の芋」と呼ばれ、自生しているものでなく主に栽培されている山芋です。高級食材で知られていますが、一般家庭でも粘り気の強さと栄養豊富なことから人気の山芋です。

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丹波のやまいもってどんなやまいも？ 　

読み方 　

丹波のやまいも(たんばのやまいも)と読みます。山の芋(やまのいも)と呼ばれる事も多いです。丹波とは丹波地方の地域を指し兵庫県丹波篠山市・丹波市が主に知られています。丹波地方では山芋だけでなく、全国的にも有名な黒大豆・お米(コシヒカリ)・大納言小豆・栗・黒枝豆・猪肉・鹿肉などの沢山の食材の産地です。

特徴（サイズ、味、形状など）

丹波のやまいもはつくねいもの一種で、表皮はごつごつとした黒色をしており、中身はきめ細かく白色をしています。山芋の中でも最も粘り気が強いとも言われており、濃厚な食感が特徴的です。加熱調理してもふっくらとした濃厚な食感が楽しめます。

栽培の歴史も古く江戸時代から栽培・食べられていたとされる伝統野菜で、1つの種芋から1つの山芋しか収穫できないという貴重で手間のかかる山芋です。そのため高級食材としても知られています。

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丹波のやまいもの旬の時期と主な生産地 　

ここからは丹波のやまいもの旬の時期と主な生産地について詳しく見ていきます。丹波のやまいもは江戸時代初期頃から栽培が始まったとされていて、米が凶作に見舞われた時など年貢の取立てが厳しかった篠山藩の農家では、栄養豊富な山の芋を食べて飢えを凌いだという話も語り継がれています。

旬の時期はいつ？

丹波のやまいもの旬は、10月下旬~12月初旬です。丹波篠山では4月初旬頃から丹波やまいもの種芋が植えられ始め、10月下旬頃からの収穫時期になると丹波霧と呼ばれるあたり一面が真白な朝霧に覆われるため「霧芋」と地元では呼ばれることもあるそうです。

また、一般的なイモ類は種芋の上に新しい芋を出しますが、山の芋は種芋の下に一つだけでき、子芋が親芋の下にいる様を親を担ぐ子供に見立てて「親孝行芋」とも呼ばれています。

主な生産地はどこ？

丹波のやまいもは、主に兵庫県丹波篠山市で栽培されています。丹波のやまいもは他のイモ類に比べて、消化をサポートする働きのある消化酵素ジアスターゼが多く含まれており、濃厚な味わいですが消化に優しい山芋です。

また高級植物たんぱく質のミニーシンやムチンを多く含んでいるため滋養強壮・疲労回復・高血圧防止効果なども期待できます。

更に兵庫県農業技術センターの調べで、全国にある丸い芋の中で丹波やまいもは最も多くのアミノ酸が含まれていた事もわかりました。

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丹波のやまいもの価格相場ってどのくらい？ 　

ここからは丹波のやまいもの価格相場について詳しく見ていきます。丹波のやまいもは、貯蔵性が高いため保存方法によっては1年中食べる事もできます。

昔から生菓子・じょうよ饅頭・かるかんなどにも使用されており、手間のかかる栽培法や農家さんの高齢化などで減少傾向にあった生産量も、近年では栄養価の高さなどから健康食材として注目され増加しています。

スーパーだと

丹波のやまいもは、京阪神の小売店・スーパー・百貨店や関東のスーパーや百貨店などで販売されています。また地元の多くの道の駅でも販売されています。価格は販売先にもよりますが、一般的に販売されている山芋に比べて高価です。販売時期は冬~春が最も多いですが、保存性の高い食材なため1年中食べることが可能です。

ネット通販だと

ネット通販では、簡単に販売店を見つけ出すことが可能です。農家さん直売店・丹波篠山市のアンテナショップなどや、兵庫県丹波篠山市のふるさと納税の返礼品としても選択可能です。

1個400円~で販売されていることが多いようです。また歴史がある伝統野菜・高級品質な山芋としても有名なため贈答用野菜にも人気です。また丹波のやまいもを使用した焼酎や和菓子などもあります。

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おすすめの食べ方

ここからは丹波のやまいもを美味しく頂けるおススメレシピをご紹介します。丹波のやまいもは、濃厚な味わいと粘り気の強さ、加熱してもフワフワとした食感の残る味わい深い山芋です。是非、栄養の宝庫・丹波のやまいもを食べてみてくださいね。

丹波のやまいもを使った牡丹鍋

丹波篠山の特産である猪肉を使った牡丹鍋(ぼたんなべ)は、猪鍋(ししなべ)とも呼ばれ大変有名です。

この猪肉と味噌の旨みのある鍋に、一口大に切った丹波のやまいもを入れるとホクホク・ねっとりとした食感が美味しくクセになりますよ。

ご家庭によっては鍋の〆に丹波のやまいものとろろを乗せて加熱して雑炊にしたり、あっさり出汁の牡丹鍋にして猪肉を丹波のやまいものとろろを付けて食べるなどのアレンジも絶品だそうです。

猪肉は低カロリーなのに栄養豊富なお肉なので、丹波のやまいもと一緒に食べると元気いっぱいになれますよ。

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まとめ

これまで丹波のやまいもについて詳しく見ていきました。丹波のやまいもは山の芋とも呼ばれ、つくねいもの一種です。表皮は黒くゴツゴツとした丸い形状で、中身はきめ細かく白色をしています。山芋の中でも粘り気は最も強いとも言われており、濃厚な味わいで加熱しても濃厚でフワフワとした食感があります。

旬は10月下旬~12月初旬に迎え、収穫時期には丹波霧と呼ばれる朝霧に覆われることから「霧芋」とも呼ばれています。主に兵庫県丹波篠山市で栽培されており、高級植物たんぱく質のミニーシンやムチンを豊富に含むだけでなく、消化酵素ジアスターゼやアミノ酸も他の山芋に比べて多く含まれていることがわかっています。

京阪神を中心にスーパー・百貨店で購入可能で、関東圏でも百貨店やアンテナショップで購入ができるようです。また地元周辺の道の駅や、農家さん直売のネットショップや丹波篠山市のふるさと納税返礼品にもなっています。丹波篠山市は、山芋以外にも沢山の高級食材の産地として知られています。

是非、丹波篠山の様々な特産品と濃厚で栄養豊富な丹波の山芋を一緒に食べてみてくださいね。

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