緑色の野菜である「ピーマン」と「ししとう」はよく似ていますが、栄養や辛味などどのように違うのか考えたことはありますか?使える料理も異なる2つの野菜ですが比較してみましょう!今回は、
- ししとうとピーマンの共通点
- 味や栄養の違いとは?
- 辛いのはどっち?
この3つのテーマに沿ってご紹介いたします。普段手に入れやすい食材なので、是非最後までチェックしてみてくださいね。
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ししとうとピーマンの共通点
それではまず、「ししとうとピーマンの共通点」を見てみましょう。見た目はまぁまぁ似ていますが、本当に共通点なんてあるの?と思うかもしれません。それぞれの野菜の共通点を3つご紹介いたします。
ナス科トウガラシ属
1つ目は、どちらも「ナス科トウガラシ属の野菜である」ことです。ピーマンは英語で「Bell pepper」というように、唐辛子(pepper)の仲間です。ししとうも辛味の少ない唐辛子の仲間です。この2つの野菜の学名はどちらも「Capsicum annuum」で、仲間の野菜となっています。
甘味がある
2つ目は「甘みがある野菜である」ことです。唐辛子の仲間ではありますが、ピーマンにもししとうにも甘みがあります。
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栄養素もほぼ同じ
3つ目は「栄養素はほとんど同じ」ということです。ししとうとピーマンは異なる野菜ですが、含まれている栄養素がよく似ています。どちらにも含まれている代表的な栄養素はコチラです。
- ビタミンE:ビタミンEは、強い抗酸化作用、加えてコレステロールの酸化を防ぎ血流を良くする働きを持っています。また、毛細血管の収縮を抑制することで、細くなった血管が広がることで血流の悪化による体の不調改善効果もあるビタミンです。
- ビタミンC:ビタミンCは、抗酸化効果が高く活性酸素を除去し、過酸化脂質の生成を押さえや動脈硬化含む血管疾患、免疫力を上げるため風邪の予防効果があります。コラーゲンの生成やメラニン生成を抑えるため美肌効果が高いのも大きな特徴です。また、脳を落ち着かせる働きの脳内物質の生成や、ホルモン合成にも関わっています。
- 食物繊維:食物繊維は、植物の細胞壁を構成する、人間の消化酵素では消化できない成分とされています。食物繊維は、植物しか作り出すことしか出来ず、水に溶けるか溶けないかで種類が分かれます。人間の腸内環境を整える免疫力改善等の働きがあります。
どちらもに美容と健康に効果的なビタミンC・ビタミンEが豊富に含まれています。
ししとうとピーマンの違い
では共通点とは逆に、「ししとうとピーマンの違い」を見ていきます。普段料理で使っていればきっと気づいている2つのポイントがあります。
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形や大きさ
1つ目は「形や大きさなど見た目の違い」です。
- ピーマン…ふっくらとしたシルエット:1個40gほど
- ししとう…細身のシルエット:1個8gほど
ピーマンの方が大きく、ころっとした形をしています。スーパーなどで販売されている時は、ピーマンは5個セット、ししとうは20個セットであることが多いです。
辛味成分の違い
2つ目は「辛味成分の違い」です。ししとうに含まれている辛味成分=カプサイシンと呼ばれるものです。カプサイシンは唐辛子にも含まれている成分です。ピーマンにはこのカプサイシンが含まれていないのが特徴です。そのためピーマンには辛味がなく、甘みのある野菜なのです。
まとめ
「ししとうとピーマンの共通点・違い」についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
この記事をまとめると
- 共通点:①ナス科トウガラシ属の野菜 / ②甘みがある / ③栄養素が似ている
- 違い:①形や大きさなどの見た目 / ②辛味成分
共通点・違い共にあることがわかりました。ピーマンもししとうも同じ夏野菜ですので、是非旬の時期にはいろいろな料理に活用して楽しんでみてくださいね。
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