葉物野菜の中でもよく似た「チンゲンサイ・小松菜・ほうれん草」。子どもの頃は見分けがつかず、よく間違えていた記憶があります。それぞれの野菜は、どのような違いがあり、どのような共通点があるのでしょうか?今回は、
- チンゲン菜の特
- 小松菜の特徴
- ほうれん草の特徴
- 3つの野菜の共通点
この4つのテーマに沿ってについてご紹介します。
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目次
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チンゲン菜の特徴
まずは「チンゲン菜の特徴」から見ていきましょう。みなさんも思い出しながら見てみてくださいね。
分類 | アブラナ科アブラナ属 |
原産地 | 中国華南地方 |
由来 | 茎が緑色であることを意味する「青梗菜」の中国読みから |
英語でいうと | Qing geng cai /Green pak choi |
別名 | 体菜(タイサイ / 和名) |
シャキシャキとした食感
一番の特徴は、 シャキシャキとした食感 です。チンゲン菜の葉は柔らかさがありますが、茎はみずみずしくシャキシャキとした歯ごたえがあります。
このチンゲン菜特有の歯ごたえは、 加熱しても損なわれない という特徴もあります。その特徴を活かしてよく使われているのがこの料理です。
中華料理によく使われる
中華料理は強火で炒めたり揚げたりする料理が多いのですが、チンゲン菜は加熱しても歯ごたえをキープすることができることから、中華料理によく使われています。
八宝菜・炒めものなど
アクが少ない
また、 チンゲン菜はアクが少ないのでアク抜きが必要ない ことも特徴の一つです。野菜に含まれるアクは「シュウ酸」という成分によるもので、苦みやえぐみの元となります。
チンゲン菜にはこの成分があまり含まれていないため、アク抜きが不要で生で食べることもできるのです。
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小松菜の特徴
続いては「小松菜の特徴」を見てみましょう。
分類 | アブラナ科アブラナ属 |
原産地 | 日本 |
由来 | 東京都江戸川区の小松川地区から |
英語でいうと | Komatsuna /Turnip leaf /Turnip green /Japanese Mustard Spinach |
別名 | 冬菜(フユナ)、鶯菜(ウグイスナ) |
和風料理によく使われる
小松菜は、お浸しや煮物・味噌汁など和風料理によく使われる傾向があります。
アクが少ない
小松菜はアクが少ないので、生のままでも食べることができます。また小松菜は味にクセがありません。フルーツなどと一緒にミキサーにかけてスムージーやジュースにするのもおすすめです。
下茹でする手間がいらないので直接炒めても美味しく食べることができる
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ほうれん草の特徴
最後は「ほうれん草の特徴」です。
学名 | Spinacia oleracea |
分類 | アカザ科ホウレンソウ属 |
原産地 | 西アジア |
主な生産地 | 千葉、埼玉、群馬、茨城、北海道 |
旬の時期 | 12月〜1月:千葉、埼玉、群馬、茨城 |
7月~9月:北海道 | |
和名 | 唐菜、赤根菜 |
和洋中どの料理にも合う
ほうれん草は。和洋中どんな料理にも合う葉物野菜です。和食ではお浸しや味噌汁に、洋食ではパスタやソテーなどに、中華では炒めものなど、いろいろな料理にアレンジ可能な万能野菜です。
アクが強い
ほうれん草は苦味・旨味・甘味が強く、これがほうれん草の独特の味やコクを形成しています。また、ほうれん草はアクが強いため、料理をするときには、茹でて水にさらすというアク抜き作業が必要になります。
アク抜きをしてシュウ酸を減らすことで苦味やえぐみを感じることなく、さらに美味しく食べることができる
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3つの野菜の共通点
では最後に、「チンゲン菜・小松菜・ほうれん草」の3つの野菜の共通点について見てみましょう。それぞれ特徴の異なる野菜たちでしたが、どのような部分が重なるのでしょうか?
幅広い料理に使いやすい
チンゲン菜・小松菜・ほうれん草は、それぞれ向いている料理の系統がありますが、どの野菜も幅広く料理にアレンジすることが可能です。 和食から洋食・中華料理まで、ジャンルは違えども色々な料理に使うことができます 。
栄養が豊富
そして、どの野菜も栄養が豊富に含まれいます。ビタミンC・葉酸・鉄分・カルシウムなど、不足しがちな栄養成分がいくつも含まれているのでオススメの野菜です。
特に葉酸や鉄分は妊婦さんが積極的に摂取すべき栄養成分なので、スムージーなどにして生の状態で摂ることで飲みやすく、栄養素を加熱により逃すことがないのでオススメです。
代用も可能
また、それぞれの野菜は似ているので代用可能です。チンゲン菜・小松菜・ほうれん草は食感や味は異なりますが、他のものでも美味しく代用することができます◎
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まとめ
「チンゲン菜・小松菜・ほうれん草の違いと共通点」についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
この記事をまとめると
- チンゲン菜・小松菜はアクが少なく下処理が簡単
- どの野菜も栄養豊富で、幅広い料理に使うことができるので代用も可能
栄養豊富な3つの葉物野菜、それぞれに良い特徴があるので、是非普段の食卓に取り入れてみてくださいね。
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