ブロッコリーは生で食べられる?そのまま食べても危険はない?

ブロッコリーは茹でて食べるのが一般的ですが、水に溶けやすい栄養素が多く含まれているので、

  • ブロッコリーは生で食べても大丈夫?
  • 生で食べて危険はある?
  • 生で美味しく食べる方法は?

このような疑問を持つ方も多いと思います。この記事では、ブロッコリーを生で食べても良いか、食べるときの注意、おすすめの食べ方をご紹介します!

この記事を読んでわかることはこちらです。

  • ブロッコリーを生で食べても良いか
  • ブロッコリーを生で食べるメリット
  • ブロッコリーを生で食べるときのリスク
  • ブロッコリーを生でおいしく食べる方法

ブロッコリーは生で食べられる?

それでは早速「ブロッコリーを生で食べても大丈夫?」の疑問を解決していきましょう!

生食できる!

結論から言って、ブロッコリーを生で食べても問題はありません。日本では加熱して食べることが多いブロッコリーですが、原産国の海外では生のままサラダにして食されることが多い野菜なのです。房の部分だけでなく、茎や葉も生で食べられます。硬い部分は厚めに皮を剥くなどすれば、ブロッコリーは生でも丸ごと食べられます。

生で食べるメリット

生で食べても問題のないブロッコリー。加熱せずにあえて生で食べるメリットはあるのでしょうか?

栄養をまるごと摂れる

ブロッコリーを生で食べる最大のメリットは、ブロッコリーの栄養を残さずまるごと摂取できる点です。ブロッコリーは緑黄色野菜の中でも栄養価が高い野菜です。ビタミン・ミネラルを多く含んでいますが、いずれも水溶性で熱に弱く、特にビタミンCは茹でると約半分に減ってしまうと言われています。その点、生で食べればまるごと栄養を摂取できるメリットがあります。

血糖値や脂肪の吸収を抑える

ブロッコリーは「ダイエットに効果的」な野菜です。加熱したブロッコリーも効果はありますが、栄養が流出しない生のブロッコリーではさらに効果が期待できます。ブロッコリーには「クロム」というミネラルが含まれています。クロムはインスリンに働きかけて、糖質と脂質の代謝を助ける働きをします。クロムが代謝のサポートを行うことで、脂肪の蓄積を抑える効果があるのです。

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生で食べる場合のリスク

ブロッコリーを生食することで「栄養素を失わずに摂取できる」ことが分りましたね。では、ブロッコリーの生食することによるリスクはあるのでしょうか?

消化しにくい

ブロッコリーを加熱せずに食べると当然硬く消化に時間がかかります。また、ブロッコリーには「食物繊維」が豊富に含まれていますので、よく噛んで食べないと消化不良につながります。ブロッコリーを生で食べるときは「よく噛む」ことが大切です。

残留農薬・寄生虫

アブラナ科のブロッコリーは虫がとてもつきやすい野菜でです。苗付けの時期から不織布で覆ったり、農薬を散布し害虫対策を行うのが一般的です。残留農薬を取りのぞくためにも、食べる前にはしっかり洗う事が大切です。

また、ブロッコリーの「花蕾(からい)」と呼ばれる房部分はつぼみが密集しているため汚れや虫が潜んでいる可能性があります。茹でてブロッコリーを食べる場合は茹でる段階で虫は死にますが、生で食べるときは注意が必要です。

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下痢を引き起こす可能性

ブロッコリーは食物繊維を豊富に含む野菜ですが、「不溶性食物繊維」を含んでいます。不溶性食物繊維は水に溶けずに水分を吸収する食物繊維です。胃や腸で水分を吸収して膨らむことで腸を刺激して、排便を促すといわれています。不溶性食物繊維を食べすぎると便が柔らかくなり、下痢につながることがあります。

安全に生食するためには

それでは、なるべくリスクを排除して安全にブロッコリーを生で食べるにはどうしたら良いのでしょうか?

しっかり洗うこと

ブロッコリーを生で食べる場合は、虫や残留農薬を取りのぞくために「しっかり洗う」ことが重要です。水を張ったボウルに房の部分を逆さにして浸して20分ほど放置。そのあと水中で振り洗いをして虫や汚れをしっかりとゆすり落としてください。

よく噛んで食べること

加熱したブロッコリーと異なり、生のブロッコリーは硬いので「よく噛む」ことが大切です。よく噛まないと胃に負担がかかり消化不良に陥ります。

生食におすすめの食べ方

では、生のブロッコリーをおいしく食べる方法を3つご紹介します!

サラダ

ブロッコリーを初めて生で食べる方にもおすすめの方法です。食べやすくなるよう、小さめの小房に分け、茎部分は薄くスライスしましょう。マヨネーズやチーズをかければ、生の青臭さを感じずにおいしく食べられます。卵やベーコンを加えるのもおすすめです。

スムージー

手軽に生のブロッコリーの栄養素を摂取したいときはさっと飲めるスムージーがおすすめ。ブロッコリーだけでは飲みづらいので、バナナ、キウイ、りんご、ベリーなどを一緒に加えて作りましょう。ブロッコリーとフルーツの食物繊維で、便秘に悩んでいる方におすすめできます。

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漬物

ブロッコリーで「漬物」は意外に感じますが、こちらは房ではなく「茎」を生で食べたいときに特におすすめです。茎を細く切り、塩で揉むだけの手軽さも嬉しいですね。ぬか床をお持ちのご家庭は、ぬか漬けにしてもおいしくいただけますよ。

まとめ

ブロッコリーを生で食べても良いか、生で食べるメリットとリスク、おすすめの食べ方をご紹介してきました。生で食べると栄養をまるごと摂取できるという大きなメリットがありましたね。生でブロッコリーを食べるときは、

  • しっかり洗う
  • よく噛む

こちらの2点を守っておいしくいただきましょう。

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