梅にもいくつかの品種がありますが、梅酒に向いている「古城」という品種があります。その歴史は長く、大正時代から栽培されてきました。
梅酒などの加工用にも使いやすい古城は、どんな梅なのでしょうか?今回は、
- 古城の特徴まとめ
- 古城の旬の時期と生産地
- 古城のスーパー価格とネット価格比較
- 古城のオススメの食べ方
について紹介いたします。
画像引用:楽天
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目次
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古城ってどんな梅?
読み方 | こじょう |
旬の時期 | 6月 |
主な生産地 | 和歌山県 |
粒サイズ | 中粒 |
読み方
「古城」は「こじょう」と読みます。
特徴
古城は和歌山県の田辺市を発祥の地とし、大正時代から栽培されてきた梅です。中粒サイズの梅で、昔は「青いダイヤ」とも呼ばれ、梅酒に最適な青梅として人気を誇っていました。
「古城」という名前が付けられたのは昭和時代に入ってからのことで、開発者である那須政右ェ門さんの家の屋号が「古城」だったが由来となっています。
古城はその後昭和50年代から平成初期の時代まで生産量を大幅に伸ばしますが、「南高梅」の登場により現在ではピーク時の半分ほどまで生産量は減り、南高梅の生産量の6分の1ほどとなっています。
古城は実り引き締まっている品種のため、梅酒作りに最適とされています。実が固いため漬けた時に崩れにくく、梅から沢山のエキスを抽出することができます。味は甘さ控えめで酸味があるのが特徴です。
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古城の旬の時期と主な生産地
では、古城の「旬の時期」と「主な生産地」について見てみましょう。
旬の時期はいつ?
古城は6月の梅雨の時期に旬を迎えます。梅はどの品種もこの時期に収穫期を迎えます。
主な生産地はどこ?
古城は、和歌山県が主な生産地となっており、発祥の地である田辺市でも生産されています。
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古城の価格相場ってどのくらい?
古城は、どのくらいの価格帯で買うことができるのでしょうか?最近はスーパーだけではなく、野菜のネット販売が盛んになっているので、ネット価格とスーパー価格をそれぞれ比較してみました。
スーパーだと
古城は旬の時期になると、スーパーで1kg1,000〜2,000円ほどで販売されます。5月下旬〜6月中旬を旬としているので、購入のチャンスは年に1度しかありません。
ネット通販だと
古城はネットでのお取り寄せ商品としても取り扱われています。和歌山県産の古城は、農家さんによっても異なりますが2kg2,000円、5kg8,900円、10kg17,800円で販売されているようです。
送料はプラスでかかるサイトと送料込みのサイトがありましたので、チェックしてみてくださいね。
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古城のおすすめの食べ方
古城を使ったおすすめのレシピをいくつか集めてみました。時短で簡単に作れる料理なので、是非実践してみましょう♩
ペースト
引用:白ごはん.com
梅のペーストとは、 梅の実の絞り汁を加熱してペースト状にしたもの です。1kgの梅からできるのは、わずか40gと言われています。梅エキスの歴史は長く、江戸時代から民間薬として利用されている日本の伝統健康食品です。
では、その作り方を見てみましょう。
- よく洗った梅のヘタを取り、すりおろし器で梅をすりおろす
- すりおろした梅を布に入れ、絞り汁を抽出する
- 鍋に入れ1〜2時間ほどグツグツ煮込む
※焦げないようにヘラで混ぜながら行う
なんて大変な作業なの…!と思うかもしれませんが、体に良い梅エキスはこのようにして完成します。はじめは緑色の梅の絞り汁が、煮詰めることで濃い茶色へと変化していきます。煮詰めれば煮詰めるほど焦げやすくなるので、よく混ぜながら作ることがポイントです。
梅酢ジュース
梅酢ジュースは、お酢の酸味でさっぱりとした味わいのジュースです。
- 梅1kg・氷砂糖700g・お酢500ccを容器の中に入れる
- 1日おきにかき混ぜながら1ヶ月待てば完成
梅は洗ってヘタを取り、容器は殺菌しておきましょう。
梅甘酒
甘酒は美容効果のある飲みものですが、梅酒と合わせることでまろやかでミルキーな梅ドリンクに変身します。
- 出来上がった梅シロップと甘鮭を1:1で混ぜるだけ!
梅シロップが完成したらすぐに飲むことができる飲みものです♩ミルキーな味わいの梅ドリンクを堪能しましょう。
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まとめ
梅の品種「古城」についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
古城の特徴まとめ
- 大正時代から和歌山県で栽培されてきた歴史の長い梅
- ツヤが良く実が固いので梅酒に向いている梅
南高梅の登場により生産量は減ってしまった古城ですが、青のダイヤと呼ばれていた質の良い梅です。現在でも梅酒に加工されている品種なので、是非チェックしてみてくださいね。
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