初夏の時期に旬を迎える「梅」は、エキスを風出することで梅酒や梅シロップを作ることができます。「梅仕事」と呼ばれる人気の作業ですが、漬け終わった後の梅、どうしていますか?
飲み物に一緒に入れてそのまま食べたり、潰してジャムやペーストにもアレンジできる付け終わり後の梅ですが、食べ過ぎると腹痛や下痢の原因になるようなのです。今回は、
- 梅酒の梅を食べるとどうなる?
- 梅で体調不良になる理由
この2つのテーマに沿ってご紹介いたします。家庭で自家製梅酒や自家製梅シロップを作っている方は多くいらっしゃるかと思いますので、是非チェックしてみてくださいね。
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目次
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梅酒の梅を食べ過ぎるとどうなる?
漬け終わった梅はエキスが流れ出ていますが、漬けきっても多少成分は残っています。そんな梅を万が一ばくばくと食べすぎてしまうと、体に不調が出ることがあります。それはどんな症状なのでしょうか?
腹痛・下痢・胃痛
1つ目は 「嘔吐や下痢」 です。生梅に限らず、体に合わないものを食べてしまうと消化器系に影響が出ますよね。
めまい・頭痛・痙攣
そして 「めまい・頭痛・痙攣」 を起こす場合もあります。消化器系への影響よりも悪いパターンで、可能性はごくごく稀ですがゼロではありません。
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梅で体調不良になる原因は?
体に良さそうな梅ですが、食べ過ぎたり体に合わなかったりすると体調不良が起こるのはなぜなのでしょうか?それは、梅に元々含まれているとある成分が関係していました。
アミグダリン(青酸配糖体)という毒素
あまり知られてはいませんが、梅の中に含まれている「アミグダリン」という成分が中毒性のある成分となっています。
アミグダリン自体は中毒成分ではないものの、体内に入ると分解される過程で「シアン化水素」という成分に変化する。
シアン化水素は中毒を引き起こす可能性があるので与えてはいけない
このように、梅に含まれているアミグダリンという成分自体には危険性はないのですが、体内に入るとシアン化水素という中毒症状を引き起こす可能性のある成分に変化するので、そのまま食べるのにはリスクがあるのです。
しかし、アミグダリンは梅酒のように焼酎と一緒に漬けることで「無毒化」することがわかっています。そのため、同じ生でも「漬け終わった後の梅」であれば食べても体に害がないというわけです。ですが、上手く漬けきれていない梅酒の梅を食べると、アミグダリンが分解されておらず体調不良になることがあるのです。
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毒素はえぐみや苦みを感じる
このアミグダリンという毒素には「味」があります。それは 苦味やえぐみ で、美味しいものではありません。そのため、梅を食べてみて苦かったから食べなかった結果、アミグダリンを摂らなくて済んだ。という場合もあります。
梅酒の梅を食べる時は、えぐみや苦味がないか注意して食べるようにしましょう。
悪酔いの場合も
また、体調不良には単に「悪酔い」していることもあります。特に梅酒は甘くて飲みやすいので、かぶかぶ勢いよく飲んでしまうとアルコールが回ってしまいます。自分のラインを考えて、ちょうどよく飲むようにしましょう。
異変を感じたら
このように、食べ過ぎると体に異変が起こる可能性がありますので、
- 「食べる量は適量に抑える」
- 「体調が変だと思ったら食べるのをやめる」
非常に基本的なことですが、この2つを守り様子を見るようにしましょう。
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食べるのをすぐに中止すること
体調不良の原因となっているものをやめるのは第一に大切ですね。体に合わないものを食べ続けると、より酷い症状がでかねませんので、すぐに中止しましょう。
食べ過ぎると危険なので控えよう
また、体調不良がなくても食べ過ぎは禁物です。何事も節度が大切なので、普段あまり食べることのない梅酒の梅を大量に食べるのはやめましょう。
まとめ
「梅酒の梅を食べると体調不良になる?」というテーマに沿ってご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
この記事をまとめると
- 梅に含まれるアミグダリンという成分は中毒成分なので注意
- アミグダリンはアルコールで無毒化するものの、体調不良になることがあるので注意
梅酒の梅を食べる時は、体調など様子を見ながら適量食べるようにしましょう。中毒成分だけではなく、健康に良い成分も含まれているのであまり怖がらないでくださいね。
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