春を過ぎた頃に登場する「梅」。緑色をした青梅から黄色や赤色に変わった完熟梅まで、沢山の梅が出回る1年に1度の梅の時期です。
梅は「冷凍してから加工すると良い」と聞いたことがありませんか?私は去年の旬の時期、すでに赤色に変わってきた梅を購入したので、それ以上熟さないように一度冷凍庫で保存していました。今回は、
- 完熟梅を冷凍するメリット
- 冷凍完熟梅を使ったオススメレシピ
この2つのテーマに沿ってご紹介いたします。
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目次
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冷凍した完熟梅はおいしい?
梅は一般的に、緑色の「青梅」の呼ばれる段階で収穫されます。そこから何日か時間が経つと「追熟」したことにより緑色→黄色→ピンク色と色が変わっていきます。
追熟した梅は甘い香りに変化しますが、そこからうっかり日にちが経ってしまうと茶色く傷んでしまいます。そこでオススメなのが「冷凍庫で保存する」ことです。冷凍すれば梅の追熟にストップをかけることができる他、こんなメリットもあるんです。
梅の組織が壊れるので味がしみ込みやすい
梅は冷凍することで、梅の中の組織が壊れます。組織が壊れると味がしみ込みやすく、梅からより沢山のエキスを抽出することができるのです。
そのため、梅シロップや梅酒を作るためのレシピには「一度梅を冷凍する」と記載されていることが多いのです。
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冷凍完熟梅を使ったレシピ
それでは早速、冷凍完熟梅を使ったおすすめのレシピを6つご紹介いたします。生の梅が出回るのは年に1度しかないので、大量に買って加工し保存しておくと長い期間食べることができて便利ですよ◎
梅干し
梅と言えば梅干しですよね。旬の時期には梅酒や梅干しに加工する方も多いかと思いますが、冷凍した梅でも梅干しを作ることができるんです。通常の梅干し作りとは異なる時短バージョンをご紹介いたします。
- 梅・塩・料理酒と一緒にジップロックに入れる
- 梅を半日以上漬けたら天板に並べオーブンで乾燥させる
※温度が高すぎると焼けてしまうので120度で40〜60分間温風にさらす。 - 取り出して裏返し更に20分ほど乾燥させる
このような作り方で1日で梅干しを作ることができます。冷凍して組織が壊れた梅を半日以上漬けることでしっかり塩気も染み込み、しっかりとした梅干しが出来上がります。
梅ジャム
続いて梅ジャムです。もちろん大きな粒の梅にもオススメなのですが、ジャムは形を崩してしまうので小粒や傷のある梅がある時にオススメです。
- 一つ一つ種を取り除く
※果肉の食感を残したいので、種と分かれたら潰しすぎない - 果肉の60〜70%の分量の砂糖を鍋に入れたらぐつぐつと火にかける
- 殺菌した容器に入れて冷蔵庫で保存する
ジャムには形が崩れるので、傷モノの梅や少し傷んだ梅の消費に向いています。加熱することで色も変わるので、多少の変色であればそのまま使ってもOKです◎
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甘露煮
引用:梅のある生活
「甘露煮」はあまり馴染みのない方もいるかもしれませんが、梅の美味しさがギュッと詰まったほっこりする日本のお菓子です。
- 取り出した梅を鍋に並べ、水と砂糖を入れよく煮詰める
- 果肉がやわらかくなったら取り出して冷蔵庫で保存する
甘露煮は、口に入れると溶けるように崩れる梅スイーツです。冷やして保存するので暑い夏にもさっぱりと爽やかなテイストで、特に大粒の梅を使って梅シロップを作った時にオススメの一品です。果肉の厚さを存分に楽しんでみてください。
梅シロップ
梅シロップは炭酸水と割って梅ソーダにしたり、冷水で割って梅ジュースにしたりして爽やかなドリンクとして楽しむことができます◎ 梅の加工として定番のアレンジ方法ですね。
梅ジュース
梅シロップを使って作りたいのが「梅ジュース」です。シロップにいろいろな飲み物を組み合わせることで沢山のバリエーションが生まれます。
下記の記事内では「牛乳」「ヨーグルト」「レモン」という意外なものと梅酒をコラボさせた梅ジュースレシピを紹介しています!是非チェックしてみましょう▼
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梅酒
お酒がお好きな方には、梅酒に加工するのがとってもオススメ◎漬けてから半年ほどで飲むことができますが、じっくり味を出したい方は1年漬けておきましょう。自分のオリジナル梅酒は愛着が湧きますよ。
下記の記事内では「カルピス」「ジンジャーエール」「オレンジジュース」と梅酒をコラボさせた梅カクテルレシピを紹介しています!是非チェックしてみましょう▼
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まとめ
「冷凍完熟梅を使ったレシピ」についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
この記事をまとめると
- 冷凍することで梅の追熟をストップできる&組織が壊れて味がしみ込みやすくなる
- 長期保存できるレシピが豊富なので大量消費が可能
生の梅が出回る季節は年に1度しかありませんので、是非季節の梅を使って自分オリジナルのドリンクやスイーツを作ってみてくださいね。
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