大葉高菜の特徴・旬の時期まとめ｜肉厚でしっかりした大型の青高菜

日本三大漬け菜(つけな)のひとつとして有名な高菜。種類が多いことでも知られ、様々な地域で日本の伝統野菜としても親しまれています。そんな高菜の中でも、大葉高菜は肉厚でしっかりとした葉が特徴です。あまり知られていない大葉高菜ですが、 土壌を選ばず栽培できるので、家庭菜園で育てることもできるのです。 この記事では、大葉高菜の特徴と旬の時期をまとめてご紹介します！

大葉高菜ってどんな高菜？

読み方

大葉高菜の読み方は「おおばたかな」と読みます。

特徴（サイズ、味、形状など）

大葉高菜にはこのような特徴があります。

• 葉が大型で肉厚、しっかりとしている
• 葉に縮みがある
• 茎・葉共に肉厚でやわらかい
• 辛味と香りが強い

大葉高菜のからし菜の一種で青高菜です。葉は緑色をしており、肉厚でしっかりとしており、漬け込んでもしんなりとしないのが特徴です。高菜特有の風味と辛味があります。このような特徴を活かして、大葉高菜は漬物やお浸しにして食べるのが一般的です。耐寒性、耐暑性があり、育てやすい野菜でもあります。

栄養効果

大葉高菜は、βカロチン、ビタミン、ミネラルに豊富に含む緑黄色野菜です。さらに、アブラナ科の野菜特有の辛味成分・イソチオシアン酸アリルは食欲増進、動脈硬化予防・ガン予防にもなります。

栄養豊富な大葉高菜は、加熱しておらず水分でかさが少なくなる漬物として食べるのがおすすめですが、漬物は塩分も多く含まれているので、食べ過ぎには気をつけてくださいね。

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大葉高菜の旬の時期と主な生産地

旬の時期はいつ？

大葉高菜は、漬物用として使われるのは11月から4月頃までの大きく育った株を使います。夏から秋にかけて種まきをしますが、成長したら「つみ菜(成長する中心部を摘んだ葉のこと)」を料理に使うこともできます。

主な生産地はどこ？

大葉高菜は、旧紀和町(かつて三重県南牟婁郡にあった町)で栽培されています。同じく三重県のご当地野菜で、室町時代から栽培が続く「赤大葉高菜」という種類の高菜もあります。赤大葉高菜も青大葉高菜も、塩漬けにするとどちらも透明感ある緑色になります。

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大葉高菜の育て方

大葉高菜は耐暑性・耐寒性があり土壌適応能力も高いので、どのような場所でも栽培しやすい野菜だと言われています。家庭菜園にも適していますので、種を取り寄せて育ててみるのも良いでしょう。種まき時期の目安はこちらです。

条まき(土に直線の溝を付け、その溝の中に線のように種をまくこと)にして、成長したら順次間引きましょう。移植に強いので、本葉が5〜6枚になったら十分な間隔を開けて植え直すこともできます。プランターで栽培の場合は、野菜用の培養土で育てましょう。畑の場合は、堆肥や元肥を入れる2週間程前に石灰を混ぜて耕し、堆肥と元肥を入れ土になじませておきます。

大葉高菜の価格相場ってどのくらい？

大葉高菜の価格相場はどれくらいなのでしょうか？

スーパーだと

大葉高菜は全国的に流通しておらず、近所のスーパーなどで手軽に見つけられる野菜ではありません。大葉高菜が旬を迎える11月から4月の間の生産地でしたら生のものが手に入るでしょう。

ネット通販だと

生の大葉高菜はネット通販でも残念ながら出回ってはいません。大葉高菜は、前述の通り適応能力が高く土壌を選ばないので、生産地の三重県以外でも栽培することが可能です。家庭菜園用の種がネット通販で販売されており、200円〜250円で手に入れることができます。ご興味がある方はぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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おすすめの食べ方

大葉高菜が手に入ったら、どのような食べ方をしたら良いでしょうか？こちらではオススメの食べ方をご紹介します！

大葉高菜の漬物

大葉高菜が手に入ったら、まずは定番の「高菜の漬物」にするのがおすすめです。シャキシャキとした歯ごたえと高菜独特のピリッとした辛味を楽しめます。食欲がでるおかずの一品になりますよ。

大葉高菜をよく洗ったら、1日かけて天日干しをします。時々天地を返し、まんべんなく干します。干したら、大葉高菜に塩を塗り込みます。保存用袋の中に大葉高菜と鷹の爪を交互に入れ、袋の口を閉じて良く揉み込みます。重石をして冷蔵庫で1日漬け込めば完成です。3〜4cmほどの長さに切って盛りつけましょう。

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大葉高菜のおにぎり

大葉高菜の大きな葉をそのまま使っておにぎりにするのもおすすめです！

大葉高菜の漬物の大きめの葉を選んでおきます。手に塩をつけ、温かいご飯を好みの大きさに握って丸めます。大葉高菜の漬物の葉でおにぎりを包んだら完成です。

大葉高菜の漬物を細かく刻んでご飯に混ぜ込んでからおにぎりにする方法もあります。

大葉高菜のピリ辛油炒め

大葉高菜は油と相性が良いので、ご飯が進む炒め物にするのもおすすめです。

大葉高菜は沸騰したお湯でさっと下ゆでし、水でさらして良く絞っておきます。大葉高菜を茎と葉の部分に分け、みじん切りにします。鷹の爪も細かく刻んでおきます。フライパンをごま油で熱し、鷹の爪と大葉高菜の茎部分を炒めます。全体に油が馴染んだら、大葉高菜の葉の部分を追加してさらに炒めます。しょうゆ・砂糖・みりんを加えて良く炒め、最後にごまをふりかけたら完成です。

まとめ

大葉高菜の特徴や旬の季節、おいしい食べ方をご紹介してきました。生産地でない限り生の大葉高菜を手に入れるのは難しいかもしれませんが、育てやすい野菜のため家庭菜園で育ててみるのも良いでしょう。独特の辛味と風味が食欲をそそる野菜ですので、ぜひ食卓の一品として使ってみてくださいね。

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