みなさんは、ほうれんそうの下洗いをどのようにしていますか?根がついたまま売られていることが多いほうれんそう。泥や土がついていることもありますね。また、ほうれんそうはとてもアクが強い野菜なので、上手に下処理することも美味しく食べるポイントのひとつです。
今回は、ほうれんそうの下処理方法、洗い方・切り方・アク抜き・正しい下ごしらえについて紹介します。
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目次
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ほうれんそうの洗い方
緑黄色野菜の王様ともいわれるほうれんそうは、特に寒い時期になると根元の部分に甘味がたまり、美味しさがアップします。根元には土がついていることが多いので、しっかりと洗いたいですね。
まずは、土や泥の落とし方と水切りに仕方を説明します。
根元の土や砂をしっかり落とそう
ほうれんそうを食べた瞬間、「ガリ」っと土や小石を噛んだ経験はありませんか?せっかく美味しいほうれんそうに土や砂が入っていたらがっかりしますよね。
特に泥や汚れがたまりやすい株の部分に十字、もしくは一文字に切り込みを入れてから流水で洗うと、その水の勢いで泥が落ちます。ボウルに水をはり、その中で振るようにすると、茎と茎の間の汚れを取ることができます。何度かボウルの水をかえて行いましょう。仕上げに、葉の方から少し広げて流水をかけると、さらにきれいになります。
少し面倒ですが、この作業をすることで、根元まで美味しく食べることができるようになります。
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水切り
ほうれんそうは、茎と葉の部分では火の通り方が異なるため、まずは根元から茎の部分を湯について、10秒経ったら葉の部分を入れ、さっと湯がくようにしましょう。茹ですぎると、水を切るときに絞っても絞っても水が出て葉がちぎれてしまうからです。
少し固めかな?と思う程度に湯がき、すばやく冷水に取ってザルに上げ、水を切切ります。根元を揃えて持ち、上から下に手で絞っていきましょう。
また、海苔巻きを作るときに使う巻きすを使うと水気がよく切れます。軽く絞ったほうれんそうを、巻きすの上に置きくるくると巻いていきます。巻き終わったら、巻きすに巻いたまま、巻きすをたててタオルを絞るようにぎゅっと絞ってみましょう。
アク抜き方法
ほうれんそうのアク抜きはどうして必要なのでしょうか?アク抜きが必要な理由と、アク抜きの方法を2つ紹介します。
アク抜きって必要?
ほうれんそうに含まれているシュウ酸は、えぐみの原因となりカルシウムと結びつくことで尿路結石を引き起こします。結果としてカルシウムの摂取量も少なくなることから、シュウ酸を取り除くためにもアク抜きをするほうが良いとされます。
ここ数年、生食用に売られているサラダほうれんそうを見かける機会が多くなりました。このサラダほうれんそうは、シュウ酸の含有量が少ないため、サラダや付け合わせとして下茹でせずに生で味わうことができます。
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ゆでてアク抜き
- 鍋にたっぷりの湯を沸かす
- 水洗いしたほうれんそうの根元を30秒茹でる
- 全体を湯に浸し、10~20秒ですぐに湯から上げる
- 冷水に取って、水気を絞り食べやすい大きさに切る
レンジでアク抜き
- 水洗いしたほうれんそうをラップで包み、電子レンジ(600w)で2分加熱する
- ラップを外し、水にさらして水気を絞り食べやすい大きさに切る
アク抜き後はしっかり水切り
鍋で茹でた場合も、電子レンジを使った場合も、加熱後に水にさらしてシュウ酸を取り除きます。鍋で茹でるときにはビタミンが流れやすいので短時間でさっと茹でるようにしましょう。
シュウ酸はえぐみのもとになりますので、水にさらして取り除くほうが小さなお子さんも食べやすくなります。また、アクを抜いた後はしっかり水を切りましょう。そうしないと、せっかくのビタミンが水に流出してしまいます。
切り方
生のほうれんそうと茹でたほうれんそう、上手に切る方法はあるのでしょうか?
生のほうれんそうの切り方
茎と葉の部分では、火の通り方が違うため、葉よりも茎のほうが固く、火も通りにくくなっています。そのため、基本的には茎の方から先に茹で始めます。根元を揃えて、茎と葉の部分をきれいに切り分けることで茎から先に鍋に入れることができ、均一に加熱することができます。
茹でたほうれんそうの切り方
茹でた後から切る場合も、根元を揃えて切るほうが、料理の見栄えが良くなります。
ボウルに水を入れてほうれんそうを浸した状態で根元を揃える作業をすると、簡単です。そのまま料理に適した長さに切ることで、特にお浸しなどは盛り付けしてその上からだし醤油をかけるだけで、とても美しい仕上がりになります。
まとめ
ほうれんそうの下処理の仕方について紹介しましたが、いかがだったでしょうか?根元に切り込みを入れたり、加熱したあとに冷水にさらすといった作業は、面倒なひと手間かもしれませんが、正しい処理を行うことで、さらに美味しく、見栄えのする料理になりますので、ぜひ参考にしてみてください。
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