みりんの保存方法・保存期間の目安を解説!常温?冷蔵?正しい保存方法とコツは?

和食を作るときに適度な甘さとツヤを出してくれるみりん。家庭料理にも欠かせませんよね。一度にたくさん使うものではないので、1本買ってもなかなか減らないのが悩みではあります。

みりんには「本みりん」と「みりん風調味料」があるのはご存知でしたか?実は保存方法がそれぞれ違うのです!この記事では、家庭のみりんを正しく保存する法と保存期間の目安を解説します!

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みりんってどんな調味料?

家庭料理になじみ深いみりんですが、みりんが一体何でできているのか、詳しくわかる方は少ないかもしれません。こちらでは、みりんとは何か、そしてみりんの種類について詳しくお話していきます!

みりんにはどんな種類がある?

みりんには、「本みりん」「みりん風調味料」の2種類があります。本みりんは、和食の調味料や飲用に用いられる度数14%前後のアルコール飲料です。約40〜50%の糖分を含んでおり、酒税法上の分類では「混成酒」に分類されます。料理以外にも、梅酒などのリキュールのベースに使用されます。本みりんとは異なり、アルコール分を含まず、保存性のあるものを「みりん風調味料」と言います。

  • 本みりん・・・もち米・米麹・アルコールを長期間じっくり糖化・熟成して作られ、14%前後のアルコールが含まれています。そのため、本みりんには酒税がかかっており、酒類販売免許のある店でのみ販売されます。
  • みりん風調味料・・・ブドウ糖や水あめなどの糖類・米・米麹・うまみ調味料・香料などを調合し、短時間で作られます。本みりんとは違い、アルコールはほとんど含まず、アルコール分1%未満です。そのため、酒類としては販売されず、価格も安価です。

みりんはどう使うの?

みりんはただ「甘み」をつけるだけのもの……ではありません!甘みはもちろんなのですが、他にも様々な効果があります。

  • 自然な甘みをつける・・・甘さがまろやかなため、砂糖では出せない自然な甘みをつけることができます。
  • 煮くずれを防ぐ・・・じゃがいもなど、煮くずれしやすい食材と一緒に使うと、荷崩れを防げます。
  • 臭みを消す・・・みりんに含まれるアルコール分が、臭みを消してくれます。魚、豚、モツなど、ニオイが強い食材と使うと効果があります。
  • 照りを出す・・・みりんに含まれる糖が素材に皮膜を作り、美味しそうな照りをつけます。

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「本みりん」と「みりん風調味料」は使い方が違う?

アルコールが含まれている「本みりん」と、含まれていない「みりん風調味料」は使い方が異なります。

  • 本みりん・・・アルコールの効果による味の浸透、素材の臭い消し、煮くずれを防ぎたい料理には「本みりん」を使いましょう。アルコールを含んでいるので、使うときは必ず加熱し、アルコール分を飛ばすのがポイントです。
  • みりん風調味料・・・アルコール分を含まないので、ドレッシングや和え物などの加熱しない料理に使えます。みりん風調味料は糖度が高いので、照りをつけたい料理にも向いています。

本みりんとみりん風調味料の特徴を活かして使ってみてくださいね!

みりんの主な栄養素

みりんの栄養素と効果は?

みりんは僅かにたんぱく質を含みますが、ほとんどは糖質です。本みりんとみりん風調味料で若干の糖質量はありますが、比較的カロリーが高い調味料です。最近ではカロリーを抑えたみりんも出ているようですので、気になる方はそちらを選ぶと良いでしょう。

  • 糖質:糖質は、主に植物が光合成によって作られる栄養素で、体内にブドウ糖に分解されエネルギーになります。1gで4kcalのエネルギーを持ち、体を動かす、生体維持に欠かせない大きなエネルギー源です。
  • たんぱく質:たんぱく質は20種類のアミノ酸が複数個結合することで作られています。結合するアミノ酸が種類や配列によって様々な臓器や組織の材料になります。特に筋肉の材料として使用されるため、多くの摂取が望ましいです。食品では魚や肉、大豆に多く含まれており、様々な種類を多く摂ることが大切です。

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みりんに賞味期限はある?

みりんの賞味期限の目安はこちらの通りです。

  • 本みりんの賞味期限の目安・・・未開栓で1年半
  • みりん風調味料の賞味期限の目安・・・未開栓で1年

「本みりん」は酒類、「みりん風調味料」は非酒類です。食品表示法で、酒類は加工食品の1種として食品表示が義務付けられています。酒類に該当する「本みりん」には賞味期限が表示されています。非酒類である「みりん風調味料」は甘味調味料に該当します。こちらも加工食品として賞味期限の表示が義務付けられています。

「本みりん」「みりん風調味料」共に、未開栓の酢であれば、冷暗所で1年〜1年半程度保管しておけます。あくまでも目安ですので、基本的にはパッケージに書かれている賞味期限を守りましょう。保管の際は高温・多湿な場所は避けましょう。

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みりんの保存方法

みりんの保存方法を詳しくご案内します。みりんは、「本みりん」と「みりん風調味料」で保存方法が異なりますので、それぞれどのように保存したら良いか解説していきます!

本みりんの保存期間の目安と保存方法

保存期間の目安は?

  • 開栓後、約3ヶ月です。

保存方法は?

  • 開栓後は蓋をしめ、冷暗所で保存

本みりんは冷蔵庫ではなく、冷暗所での保存が向いています。本みりんは糖分が多く含まれているので、低温で保存すると糖分が結晶化してしまいます。また、アルコール分が含まれているので、保存性が高い特徴があります。直射日報が当たらない冷暗所で保存し、開栓後は3ヶ月を目安に使い切りましょう。

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みりん風調味料の保存期間の目安と保存方法

保存期間の目安は?

  • 開栓後、約3ヶ月です。

保存方法は?

  • 開栓後は蓋をしめ、冷蔵庫で保存

みりん風調味料は、本みりんと比べアルコール分を含んでいたいため、保存性は低いです。開栓後は蓋をしっかりしめ、必ず冷蔵庫で保存しましょう。

まとめ

みりんの保存方法と保存期間の目安をお伝えしてきました。最後にこちらに保存期間と保存方法をまとめます。

みりんの保存期間の目安と保存方法は?

  • 本みりん・・・開栓後、冷暗所で3ヶ月
  • みりん風調味料・・・開栓後、冷蔵庫で3ヶ月

ご自宅にあるみりんが「本みりん」なのか「みりん風調味料」なのか確認し、正しく保存しましょう!

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