皆、大好き国民食のカレーは、忙しい主婦の味方です。野菜や水を入れた鍋にルーを入れて煮込む工程だけで、簡単に美味しいカレーの出来上がり!
でも、カレーのルーって、どんな保存方法があるのでしょうか。今回は、カレーの「ルー」を最適に保存するテクニックをお知らせします。
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目次
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「ルー」はどんな調味料?
「ルー」とはフランス語で小麦粉とバターを加熱しながら混ぜたものという意味です。これにカレー粉を混ぜたものが、カレーの「ルー」です。
原材料名 | 食用油脂、小麦粉、砂糖、塩、カレーパウダーなど |
栄養成分 | 脂質、食物繊維、たんぱく質、ナトリウムなど |
語源 | Roux(フランス語) |
形状 | 固形、フレーク状、ペースト状 |
カレーの「ルー」?「ルウ」?表記はどっち
世の中には、どちらの表記もあります。なかには「ルゥ」といった表記もありました。カタカナ表記のルールで言えば、「ルー」があてはまります。外来語は長音(のばす音)の時は「―」を使用することになっているためです。1935年発売の辞典でもカレー「ルー」という表記になっています。おそらく各メーカーが独自の戦略で「ルウ」や「ルゥ」を使っているもかもしません。
カレー「ルー」はいつ頃からあった?
昭和25年頃には、各メーカーがカレーの「ルー」を出していました。ちなみに、カレーの定番の具、じゃがいも、人参、玉ねぎは日本独自のもので、明治の終わり頃には確立されていたとか。
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「ルー」をうまく溶かすコツとは?
カレー作りはあまり手がかかりませんが、ルーが溶けきれなくてダマができてしまう事は、とてもよく起きてしまいます。一体、どうしたら手早くもっと簡単に、カレーの「ルー」を溶かす事ができるのでしょうか。答えは、(メーカーにもよりますが)カレー「ルー」のパッケージに書いてありました。
火を止めてから、「ルー」を入れて、混ぜるという事です。私は、今まで、沸騰したら火を止めずに「ルー」を投入していました。その方が早く溶けると思っていたからです。でも実は、沸騰中の中に「ルー」を入れるのは大きな間違い!「ルー」の中の小麦粉が糊化(でんぷんが熱により糊状になることしてしまう事で、膜が張るので溶けにくくなってしまうのです。沸騰後から少し時間を経て、80~90℃になった頃に「ルー」を投入が最適なタイミングです。
カレーの「ルー」の保存方法とは?
カレー「ルー」は常温と冷蔵の2つの保存方法があります。開封前と開封後で紹介していきます。
開封前の「ルー」の保存は?
常温でOKです。ただ、極端に高温状態や直射日光に当たり続ける位置に置いてしまうと、油脂が溶け始めて変色や風味の劣化につながりますので、ご注意ください。未開封時の賞味期限は、1年半くらいです。
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開封後の「ルー」の保存は?
「ルー」の容器に入れておく場合は、ラップに包み、さらに保存袋に入れましょう。できる限り空気は抜いて密閉状態にしておきます。密閉しないと、「ルー」の劣化はもとより、冷蔵庫に匂いが染みつてしまう事もあります。
開封後の賞味期限は、3か月です。また冷凍庫でも保存も可能です。方法は、冷蔵保存と同じですが、次に「ルー」を使う時に溶けやすくする為、割ったり砕いたりして細かくしておきましょう。特に解凍せず、そのまま使用OKです。
まとめ
カレーの「ルー」の保存方法や雑学、いかがでしたでしょうか。今回のおさらいをすると
ルーの保存の要点は
- 開封前は常温でOK。高温に注意する。
- 開封後は、空気を極力入れないようにしてラップで包み保存袋に入れる。その後、冷蔵でも冷凍でも問題なし。
正しく保存すれば、次に使う時にも美味しいカレーが出来上がると思います。ご参考になりましたら、嬉しいです。是非、お試しください!
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