しじみといえば、あさりと並んで家庭料理で定番の食材ですよね。また、二日酔いに効果があることで良く知られ、お酒を飲んだ翌日にしじみ汁を飲んだ経験がある方も多いのではないでしょか?
しかし、いざスーパーで購入して自宅で調理するにしても「砂抜きは必要?」「生のまま冷凍できる?」など疑問が湧いてきますね。そこで、今回は知っておくと便利なしじみの砂抜き方法、保存方法をまとめて解説します!
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目次
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しじみってどんな食材?
分類 | シジミ科 |
生息域 | 北海道から九州までの汽水湖と河口域 |
旬の時期 | 夏〜秋(7月〜9月) |
主な生産地 | 島根県、青森県、茨城県など |
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砂抜き方法と保存方法のご紹介の前に、しじみの基礎知識と栄養素について簡単に学んでいきましょう。日本の在来種としては、汽水性のヤマトシジミと淡水性のマシジミ、セタシジミの3種類が生息しています。
しじみの漁獲量No.1は島根県の宍道湖(しんじこ)。総務省統計局の調べによると、しじみの購入数量も島根県松江市が全国でトップなのです。
しじみの栄養素
冒頭でもお話したとおり、しじみは古くから「肝臓」に良いとされています。それは「オルニチン」というアミノ酸の働きによるものです。他にも、タウリン・ビタミンB12・カルシウム・鉄分・亜鉛が含まれ、肝機能を高める効果や疲労回復にも効果があります。
小さな食材ですが、これだけ栄養が豊富となればお酒を飲んだ翌日ではなくても積極的に摂りたいですよね!
調理のコツ
しじみの栄養素であるオルニチンやタウリンは「水溶性」です。そのため、溶け出た栄養素ごと食べられるお味噌汁が断然オススメです。しじみの出汁はお味噌汁をさらに美味しくしてくれるだけでなく、栄養素を余すことなくいただけるので正に一石二鳥ですね。
旬の美味しいしじみの見分け方は?
しじみを選ぶ時に押さえたいポイントをまとめます。
- 貝殻表面に艶がある
- (水に浸かっているいる場合)水管を出す
スーパーで選ぶときにぜひ参考に選んでみてくださいね!
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しじみの砂抜きの方法は?
さて、新鮮なしじみを買ってきたら、調理をする前にしなければならない大切なことがあります。
それは「砂抜き」です。方法はいたって簡単、こちらの3つのステップです。
1. 薄い塩水(濃度1%)にしじみを入れる
2. 30分ほど冷暗所に置き、砂を吐かせる
3. 貝殻同士をこするようにして真水で洗い、汚れを落とす
しじみを美味しく食べるために必要な工程ですので、ぜひ面倒がらずにやってみましょうね。それでは、しじみの保存方法について詳しくご紹介をしていきます!
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しじみを冷蔵保存する場合
保存期間・日持ちの目安は?
冷蔵庫で2〜3日です。
保存方法は?
しじみを新鮮なまま冷蔵保存するにはこちらの2つのポイントを押さえましょう!
- 1%濃度の塩水で砂抜きをしっかり行う・・・ 砂を吐かせたあと、みずに入れたまま冷蔵庫へ
- 鮮度を保つため、毎日塩水を交換する
この方法で、美味しく冷蔵保存することができます!
しじみを冷凍保存する場合
保存期間・日持ちの目安は?
冷凍庫で2〜3週間です。
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保存方法は?
しじみの冷凍保存はこちらの手順で行いましょう。
- 1%濃度の塩水で砂抜きをしっかり行う
- 砂抜き後、氷水につけてからザルにあける
- 殻つきのまま冷凍用保存袋に入れ、空気を抜きながら閉じる
冷凍のしじみを美味しく調理するポイント
冷凍したしじみを調理するときは殻つきのまま使います。解凍してしまうと、せっかくの栄養素が流れ出てしまうので注意!
まとめ
しじみの栄養素・選び方・調理のコツと保存方法を詳しくみてきました。最後に保存期間と方法をこちらにまとめます。
冷蔵保存の日持ちの目安:2〜3日
- しっかり砂抜きをしてから冷蔵庫へ
- 毎日塩水を交換するのがポイント
冷凍保存の日持ちの目安:2〜3週間
- しっかり砂抜きをする
- 一度氷水につけてザルにあける
- 殻つきのまま保存袋に入れて冷凍庫へ
冷蔵・冷凍共に、まずは「しっかりと砂抜き」を覚えておきましょう!ぜひ、ご自宅で美味しいしじみ料理を気軽に作ってみてくださいね。
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