皆さまは生のほたてを購入されたことはありますか?夏にバーベキューでほたてにバターと醤油、なんて最高の組み合わせですよね。しかし、今年はコロナウイルスの影響で夏に外で思う存分バーベキューが出来なかった方も多いのではないでしょうか。
あっという間に冬が近づいてきてしまいましたが、今年はお家でほたてを召し上がるのはいかがでしょうか。「ほたては好きだけど、扱いにくそうな食材。」こういったイメージをお持ちの方も多いかと思います。今回はそんなほたての保存方法、保存期間についてご紹介したいと思います。
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目次
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ほたてってどんな食材?
原産地 | 貝類 |
旬の時期 | 春~夏(3~6月) |
生産地 | 北海道 |
主な養殖地 | 青森県 |
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ほたての2種類の養殖漁法
ほたては直径およそ20センチほどの扇型の二枚貝で寒い海で育ちます。漁獲量は北海道が日本一です。
ほたての養殖漁には大きく分けて地撒き方式、垂方式の2種類があります。
- 地撒き方式:年間育てた稚貝を海に放ち、海底で2~4年ほど成長させてから漁獲します。地撒き方式のほたては天然の生育環境に近く、海の中を自由に泳ぎながら育つため身が締まり弾力があるのが特徴的です。
- 垂下方式:稚貝をロープに吊るす耳吊り式と、カゴに入れて吊す方法があります。この方法ではほたてが海底に潜ることがないため砂噛みがなく、身が柔らかく綺麗な状態で漁獲されます。
ほたての保存メモ
1日1個で十分な栄養素がとれるほたて。実はほたてにはタウリンという栄養素が豊富に含まれています。1日1個摂取することによって、タウリンの必要摂取量を十分に満たすことができます。タウリンは疲労回復に役立つ栄養素の一つです。水溶性なので、煮物にする場合は煮汁も残さず汁ごと食べることをおすすめします。
また、ほたてには老廃物の排出を促すアスパラギン酸も豊富に含まれています。低カロリー、低糖質な食材でもあるため、ダイエット効果も期待できます。
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ほたての主な栄養素!たんぱく質が豊富
ほたて1つあたりにはおよそ15gのタンパク質が含まれています。タンパク質のイメージがある卵1つ(50g)に含まれる量は6.2gなので、ほたて1つにおよそ卵の2.5倍のタンパク質が含まれているということです。
最近は男女共に身体を鍛える人が増えてきているので、筋トレ、ボディメイク中の方にとっても良い食材と言えるでしょう。
- タウリン:タウリンは硫黄を含むアミノ酸の一種で、血液の高脂血症を改善する働きを持っています。コレステロールや中性脂肪の抑え、血圧を正常にする働きもあります。肝臓においてはアルコールの分解含めた解毒の働き助け、脂肪肝の予防効果もあります。
- アスパラギン酸:アスパラギン酸の働きは、アンモニアの分解の働きや代謝によって出来た乳酸をエネルギーへ変換する助けを担います。カリウムとマグネシウムの吸収を助ける働きがあるため水分のむくみ改善効果もあり、セットに摂ることがおすすめです。人間の舌が感じる旨味の元のアミノ酸です。
- たんぱく質:たんぱく質は20種類のアミノ酸が複数個結合することで作られています。結合するアミノ酸が種類や配列によって様々な臓器や組織の材料になります。特に筋肉の材料として使用されるため、多くの摂取が望ましいです。食品では魚や肉、大豆に多く含まれており、様々な種類を多く摂ることが大切です。
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旬の美味しいほたての見分け方
ほたては生で食べる場合、主に殻つきか貝柱で販売されていることが多いです。販売の仕方によってそれぞれ美味しい見分け方が異なっています。。殻つきの場合と貝柱の場合の2つを比較していきます。
殻つきの場合
- 口が少し開き、指で触れた際に殻を閉じようとするもの
- 貝柱が盛り上がるように立っているもの
貝柱の場合
- 身に透明感やツヤがあるもの
- ふっくらしていて白っぽく引き締まっているもの
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ほたての冷蔵保存の方法
保存期間・日持ちの目安は?
冷蔵保存する場合の保存期間は、当日中です。基本的には買ってきたその日に食べ切りましょう。
保存方法は?
「ラップで保存したら大丈夫?」冷蔵保存の場合は、NGです。殻つきのほたては貝類の中でも痛みが進みやすいものの1つなので、新鮮なその日のうちに刺身や焼くなどしていただきましょう。
ほたてが余ってしまった場合は、醤油やみりんなどの調味料に漬け、翌日さっと焼いて食べましょう。ほたてを美味しくいただく調理方法はたくさんあるので、ぜひ検索してみてください。
ほたての冷凍保存の方法
保存期間・日持ちの目安は?
冷凍保存する場合の保存期間は、2~3週間になります。
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保存方法は?
- 氷水にくぐらせる・・・氷水にくぐらせることによって、ほたての表面に氷の膜ができて酸化を防ぐことができます。氷水が難しい場合は、塩水(500ccに大さじ1の塩)にくぐらせましょう。
- ラップに包む・・・1つずつ、または使いやすい分量ずつラップで包み、冷凍用保存袋に入れて冷凍しましょう。売っている貝柱には「解凍」と書いてあるものがあります。一度解凍した冷凍のほたてを再冷凍すると味が劣化してしまう場合があるため、使う分だ
け解凍することをおすすめします。
まとめ
ほたての保存方法と保存期間の目安についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょう
か?
- 冷蔵での保存期間の目安 当日中
- 冷凍での保存期間の目安 2~3週間
殻つきのほたてには、ウロといわれる中腸線に毒物が溜まっている可能性があるので絶対に食べてはいけません。もしも食中毒が心配でしたら、生食は避けて中心部までしっかりと加熱をして召し上がってください。
ほたてを美味しく安全に食べるために、その日食べる分以外は冷凍してしまうことをおすすめします。来年は外でバーベキューをして、ほたてをみんなでたくさん食べる、なんてことも1つの楽しみとしたいところですね。日々いろいろな食材からパワーとハッピーをもらうためにも、ぜひ、お家でほたてを堪能してみてはいかがでしょうか。
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