安倍晴明は陰陽師として有名な歴史上の人物ですが、晴明が使用していた家紋がちょっと珍しいものなのです。五芒星か桔梗紋か、どちらなのか?という疑問がべがる紋なので、はっきりさせてみましょう!
今回は、安倍晴明の歴史と晴明神社、そしてよくにた長崎市章についてご紹介いたします。
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目次
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安倍晴明ってどんな人物?
安倍晴明は陰陽師だった
安倍晴明は、921年生まれの平安時代の陰陽師(おんみょうじ)です。陰陽師とは、律令時代、陰陽道に関する行事をつかさどる職の人のことで、民間にあって加持祈禱(かじきとう)を行いました。
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村上天皇や貴族社会から高評価
安倍晴明は陰陽師とのしての出世は早いものではありませんでしたが、村上天皇に占いを命じられており、占いについての才能が貴族社会から高評価を得ていました。
陰陽道の地位を確立
天文道で培った計算能力の活かし、主計権助を務めます。その後は左京権大夫や穀倉院別当、播磨守などの官職を経験し、陰陽道の家としての地位を確立するまでになったのです。
安倍晴明の家紋は五芒星?桔梗紋?
安倍晴明の家紋はこちらの紋なのですが。「五芒星」と言われたり「桔梗紋」と言われたり様々なのです。現代の私たちからすると完全なる星型ですが、分類としてはこの紋に所属しています。
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五芒星の形だけど桔梗紋の1種です
星型である安倍晴明の家紋は、植物の桔梗をモチーフにした「桔梗紋」の一種なのです。桔梗門と言えば、このように花形をしているのが一般的です。
他の家紋と組み合わせたりしてバリエーションは豊富な紋ですが、花の形をしておらず、星型をした安倍晴明の紋も桔梗紋に分類されます。なんだか不思議な紋ですね。特徴的な模様であることから、安倍晴明の紋は「晴明桔梗」と呼ばれることもあります。
今でも清明神社で祭っている清明桔梗
京都市の上京区にある晴明神社は、安倍晴明を祀った神社です。この神社内のあらゆる箇所には「晴明桔梗」が散りばめられています。
晴明神社では特に厄祓けに力を入れており、毎年9月には「晴明祭」というものが開かれています。また、夏の時期には境内に植えられた桔梗が花を咲かせ、とても綺麗な情景となります。
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桔梗紋を使った戦国武将には悲劇が!呪われた家紋とも言われる
「桔梗紋」は種類豊富で使用者も多い家紋ですが、この桔梗紋を家紋に用いた戦国武将には悲劇が起こっていたため、「呪われた家紋」とも言われています。
有名な人物では明智光秀や坂本龍馬も桔梗紋の使用者ですが、一体どのような悲劇が起きたのでしょう?
詳しくはこの記事をチェック!
詳しくは上記の記事内にまとめていますので、チェックしてみましょう!
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清明桔梗は長崎市の市章にそっくりだけど関係性は?
安倍晴明が使用していた「晴明桔梗」は星型の紋ですが、その紋が長崎県長崎市の市章によく似ているのです。市章とはその市のシンボルマークのようなもので、長崎市ではこのような水色の星型を市章としています。
長崎市章の由来は、幕末に開いた5つの港を表現しているのだとか。晴明桔梗にそっくりですが、関連はないようです。
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まとめ
安倍晴明が使用した「晴明桔梗」のいろいろについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
晴明桔梗は星ではなく、植物の桔梗紋の一種であることがわかりました。家紋の中ではとても珍しいレアなものでしたね。他にも変わった家紋は多数ありますので、是非見つけてその歴史についてチェックしてみてくださいね。
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