白鳥陵古墳に日本武尊が眠る！解説とアクセス・周辺おすすめランチまとめ

白鳥陵古墳とは

白鳥陵古墳は、大阪府羽曳野市軽里にある古墳で、「軽里大塚古墳」や「前の山古墳」とも呼ばれています。

羽曳野市中央から東に伸びる丘陵の上に築造された墳丘長は200ｍの大型前方後円墳で、くびれ部に造り出しが設けられていて、周囲には30~50ｍの周濠で囲まれています。

作られたのは古墳時代中期とされ、世界遺産にも指定されている古市古墳群を構成している古墳の1基です。

宮内庁によって「白鳥陵(しらとりのみささぎ)」に治定され、第12代の景行天皇の皇子で、草薙の剣の伝承でも有名な日本武尊(ヤマトタケルノミコト)の陵とされています。

正確には、実際の被葬者についてはっきりとしたことはわかっていませんが、少なくとも大王クラスの人物が埋葬された古墳であることは間違いないとみられています。

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白鳥陵古墳の基本情報

出土品

白鳥陵古墳では、1981年に発掘調査が行われていて、このときには後円部の墳丘に平坦面から隙間なく並べられた円筒埴輪の列があることが見つかっています。

ほかにも、朝顔形埴輪や家、蓋なども形象埴輪が出土していて、造り出し部分からは祭事に使われたとみられる須恵器も発見されました。

白鳥陵古墳に眠る日本武尊はどんな人？

引用：ja.wikipedia.org

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概要

日本武尊(ヤマトタケルノミコト)は、『古事記』や『日本書記』などに登場する古代日本の皇族で、第12代景行天皇の皇子で第14代仲哀天皇の父にあたる人物です。

熊襲(九州)征討や東国征討をおこなった日本古代史における伝説の英雄で、いろいろな伝承も残されています。

そのなかでも有名なのが草薙の剣こと天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)に関するもので、ヤマトタケルが東征の途中に草原で火攻めに遭ったときに、この剣を使って草を薙ぎ払い、逃げることができたというエピソードからこの名前がつけられました。

なぜ白鳥になったの？

たくさんの説話や伝承の主人公になっているヤマトタケルですが、そのなかでも、白鳥陵古墳の名前の由来となっているのが、古事記や日本書記に書かれている「白鳥伝説」です。

東征の帰りにヤマトタケルは伊勢の能褒野(または能煩野)で亡くなり、現地にヤマトタケルの陵が築かれました。

しかし、ヤマトタケルの胸には故郷である大和への望郷の念が募っていました。

やがて、ヤマトタケルが眠る御陵から白い大きな白鳥が空高く飛び立っていきました。

死んだヤマトタケルは白鳥に姿を変えて故郷を目指したのです。

この白鳥は、琴弾原(ことひきはら)で一度羽を休め、そして河内の旧市邑(ふるいちのむら)へと降り立ちました。

この2か所にも、陵が作られてヤマトタケルの御陵は3つになり、河内に作られたのが現在の白鳥陵古墳です。

河内に舞い降りた白鳥は、やがてまた空へ飛び立ち、埴生野の空を向かって羽を曳くように飛び去ったと伝えられ、これが羽曳野市の名前の由来になっています。

白鳥陵の御陵印を頂こう

引用：rubese.net

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概要

御陵印とは、歴代天皇陵への参拝の記念にもらうことができる印のことです。

御陵印は、全国に5か所ある陵墓監区事務所で保管されていて、自分で押すことができます。

このため、御陵に参拝しなくても御陵印をもらうこともできますが、やはり一度は実際に足を運ぶようにしましょう。

大阪にある古墳の御陵印は、古市陵墓監区事務所で保管されていて、無料で押印することができます。

古市陵墓監区事務所

白鳥陵古墳へのアクセス

車

西名阪自動車道「藤井寺IC」から約20分

電車

近鉄南大阪線「古市」駅から南西に徒歩約12分

バス

近鉄バス「軽里三丁目」から徒歩約5分

白鳥陵古墳周辺のランチおすすめ3選

fabriko

古市駅から少し歩いたところにあるカフェ。

座席はひろびろとしたソファで、店内にはいくつもの観葉植物がおかれ緑が溢れています。

ランチメニューは、パスタや丼ぶり、カレーなどがあって(890円～)、250～300円プラスでおいしいコーヒーもセットにすることができます。

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メゾンインコ

古市駅近くにあるお洒落なレストラン。

ランチプレートは850円、2000円からのランチコースは前日までに予約が必要です。

まさゆめさかゆめ

古市駅近くにある懐石料理のお店で、お昼には2500円のミニ会席が楽しめます。

少し贅沢なランチを楽しみたいときにぜひ。

まとめ

白鳥陵古墳は、誰もが知っている日本史の有名人ヤマトタケルノミコトが眠るといわれる古墳です。

世界遺産にも指定されていて、周囲には古市古墳群のほかの古墳もあるので一緒に巡ることもできます。

ぜひ一度足を運び、白鳥になったヤマトタケルの伝説に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

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