御願塚古墳は、つつじの名所！解説とアクセス・周辺おすすめランチまとめ

兵庫県伊丹市、大阪国際空港（伊丹空港）で有名なこの地に『御願塚古墳』があります。読み方は「ごがづかこふん」です。

築造当時の原型をそのまま見ることができる古墳で大変貴重な古墳となっています。

『御願塚古墳』もまた、謎がある古墳です。今回はそんな『御願塚古墳』を一緒に見ていきましょう！

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御願塚古墳とは

築造年代は5世紀後半と推定されており、大きさは全長52m、高さ7mとなっています。築造年代の推定は出土した円筒埴輪や形象埴輪、須恵器などからです。古墳の形状は全体の平面形が帆立貝形になる「帆立貝形古墳」となっています。

もともとは尼崎塚口あたりまで広まっていた塚口古墳群のひとつと考えられています。残念ながら塚口古墳群の多くの古墳は住宅開発で失われてしまいましたが、御願塚古墳は築造当時の原型を留めています。

名前の由来は御願塚古墳の周囲に満塚（みちづか）・掛塚（かかりづか）・温塚（ぬくめづか）・破塚（やぶれづか）の4基が築造されており、御願塚古墳と合わせて五ヶ塚（ごかつか）と呼ばれていたものが御願塚になったと考えられています。

古墳の頂上部には延宝9年（1681年）に建立したとされている南神社が鎮座しています。

また、1966年に兵庫県の史跡指定を受けています。

御願塚古墳の基本情報

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誰のお墓？

『御願塚古墳』の被葬者は未だに明らかになっていません。現在では地域の豪族を被葬者とする説が有力となっています。

しかし、地元では孝徳天皇の陵墓であると信じられていました。地域の村民は御願塚古墳が孝徳天皇の陵墓であるという国の指定を目指して、1875年に古墳を発掘して石棺を発見しましたが、政府によって作業の中断を命じられました。

また、孝徳天皇の陵墓は大坂磯長陵が指定されていることから陵墓の指定も却下されています。さらに、後年の調査の結果、孝徳天皇の陵墓であるとういう説はほぼ否定されてしまいました。

御願塚古墳は誰のお墓なのかは今後も調査されていきます。

御願塚古墳を散策しよう

御願塚古墳を見るのと一緒に街を散策するのがおすすめです。

伊丹市も「昆陽池・御願塚コース」を策定していますので、ゆっくり歩いて見てまわってください。

おすすめコース：昆陽池・御願塚コース

御願塚古墳の最寄り駅である阪急稲野駅をスタート地点に、御願塚古墳や小谷寺、昆陽池公園を巡るルートになっています。

伊丹の町並みと緑が多くある自然豊かな場所を巡ります。寺院も多いので心が穏やかな気持ちになっていくでしょう。

また、四季折々にさまざまなイベントを開催していますので、巡ってみる際はイベント情報も忘れずにチェックしてみてください。

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御願塚つつじ祭り

御願塚古墳はつつじの名所としても知られており、毎年4月頃に「御願塚つつじ祭り」が開催されています。

機会があればぜひ、訪れてみてください！

見どころ

古墳の隅々まで色あざやかなつつじが彩ります。雨天の場合は順延となりますので春日和の快晴のもとでゆっくりとつつじを見ることができます。

さらに、古代米を利用したポン菓子やパンなども販売されるので、地元の人に愛されているお祭りです。

御願塚古墳へのアクセス

車

名神高速道路「尼崎IC」降車、近隣の駐車場を利用

電車・バス

阪急稲野駅から西へ徒歩5分

市バス阪急伊丹駅前5番のりばから山田行きで御願塚下車すぐ

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御願塚古墳周辺のランチおすすめ3選

旬菜ゆのか

リニューアルオープンで新しくなったお店です。温浴施設と併設しているので散策後の汗を流すのも最適です。

洋食家 アルハンブラ

冬場の「カキフライ」が大人気のお店です。騙されたと思って行ってみてください！

円（まどか）

御願塚古墳近くのゆったりとした喫茶店です。歩き回った後の休憩におすすめです。

まとめ

いかがでしたか？

今回は当時の姿がそのまま現存する貴重な古墳、『御願塚古墳』についてお話ししました。

街中にあり、非常に行きやすい古墳ですのでぜひ訪れてみてください！

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