長柄桜山古墳群は1999年に発見された前方後円墳！解説とアクセス・周辺おすすめランチ

神奈川県逗子市桜山と三浦郡葉山町長柄の境界に『長柄桜山古墳群』はあります。三浦半島の付け根に位置しており、『長柄桜山古墳群』がある場所からは相模湾や東京湾が一望できます。

発見されたのは20世紀末の1999年とまだまだ新しい部類に入る古墳でもあります。

今回はそんな『長柄桜山古墳群』を一緒に見ていきましょう！

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長柄桜山古墳群とは

1999年、葉山町在住の考古学愛好家であった東家洋之助さんが埴輪を発見したことから発掘調査が行われ、存在が明らかになりました。

当時は三浦半島一帯に古墳は存在しないと考えられていたことから、歴史を変える大きな発見となりました。

築造は4世紀後半と推定されており、1号墳・2号墳の二つの前方後円墳が鎮座しています。しかし、1号墳・2号墳のどちらが先に築造されたかはまだ分かっていません。

大きさは1号墳が全長90m、2号墳が全長80mで神奈川県内では最大級の古墳です。

『長柄桜山古墳群』は丘陵地帯の尾根上にあることから、1号墳は標高127.3メートル、2号墳は標高101.5メートルと高所に築造されています。

高所に存在しているため1号墳からは東京湾から房総半島までを、2号墳は相模湾から富士山までを望むことができます。

古代、三浦半島一帯は房総半島との海上交易路として栄えており、ヤマト政権にとって非常に重要な立地だったと考えられています。このことは『古事記』に記されているヤマトタケルノミコト伝説や、出土した円筒埴輪からも伺えます。

そのため、『長柄桜山古墳群』の被葬者は明らかになっていませんがヤマト王権中枢との関係が深かったと考えられています。

2002年、歴史的価値が高いとして国の史跡と指定されました。

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長柄桜山古墳群の基本情報

出土品

土器、壺型埴輪、円筒埴輪、埴輪などが1号墳、2号墳からともに発掘されています。円筒埴輪は畿内が起源とみられるため、被葬者の影響力の高さが伺うことができます。

また、土器や埴輪などから築造された年代が推定されました。

ヤマトタケルノミコトとの関係は？

前述したように三浦半島はヤマト政権にとって非常に重要な交易路でした。

ヤマトから三浦半島にたどり着き、房総半島へ抜けるルートで、このルートは『古事記』に伝承されているヤマトタケルの東征説話の海上ルートと古墳の位置関係などが一致していると考えられています。

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長柄桜山古墳群をハイキングしよう

長柄桜山古墳群は丘陵にあることから「ハイキングコース」にもなっています。古墳だけでなく郷土資料館なども巡ることができるので、歴史をより深く知ることができます。

おすすめコース：長柄桜山古墳回廊

JR逗子駅を出発して長柄桜山古墳群の1号墳、2号墳を巡る全長5.5kmのコースです。逗子駅からの高低差は約100mほどあり、古墳の丘陵はかなりの運動量を要します。

それでも古墳を登りきった先には相模湾を一望することができます。当時、一帯を支配していた有力者も同じ景色を見ていたかもしれませんね。

2時間弱歩くコースになるので歩きやすい靴で挑みましょう。

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長柄桜山古墳群へのアクセス

車

丘陵地帯につき、近隣に駐車場がありません。そのため、公共交通機関での移動をおすすめします。

電車・バス

（1号墳・JR逗子駅前より）

逗17系統「葉桜」行き、「葉桜」停留所下車→第１号墳へ徒歩約10分

（2号墳・JR逗子駅前より）

逗11系統「葉山町福祉文化会館」行きまたは逗12系統「葉山（一色）」行き

「富士見橋」停留所下車→蘆花記念公園を経て第２号墳へ徒歩約20分

※険しい山道になります。

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長柄桜山古墳群周辺のランチおすすめ3選

ビーチ・マフィン

海風を感じる場所でいただけます。古墳にほど近く、雰囲気のいい店内で食べるおすすめのマフィンです。

焼きしゃぶ くろだるま 

しゃぶしゃぶなのに”焼く”…ちょっと変わったお店です。それでも味は確かですのでお肉好きならぜひ！

海畑マルシェ 太陽

海の町である逗子で海鮮や魚介料理を味わうことができます。また、魚だけでなく野菜もかなり美味しいのだとか。必見のお店です。

まとめ

いかがでしたか？

今回は標高100mの丘陵に位置する『長柄桜山古墳群』についてお話ししました。

古墳から見える景色は”全国一”と言っても過言ではないかもしれません。ぜひ、あなたも古墳から房総半島、そして富士山を見てみてください！

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