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ロマネスコという野菜をご存じですか?見た目のインパクトが強く、健康効果も注目されているものの、日本では出荷量が少なく珍しい野菜です。そのため、どうやって調理したらいいか分からないという方も多いのではないでしょうか。今回は、そんなロマネスコを美味しく食べていただくための内容です。
- ロマネスコの特徴
- ロマネスコの冷凍保存方法
- ロマネスコの切り方・美味しい食べ方
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目次
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ロマネスコの特徴
ロマネスコとは?
ロマネスコは、16世紀、地中海沿岸の地域で作られ始めたアブラナ科・アブラナ属の野菜です。イタリアでは、「broccolo romanesco(ローマのブロッコリー)」と呼ばれています。ブロッコリーとカリフラワーを掛け合わせたカリフラワーの変種で、最大の特徴は、花の蕾が集まった「花蕾(からい)」の姿。幾何学の構造をしたこの姿から、かつては「悪魔の野菜」とも言われていました。日本ではまだ生産量が少ない野菜ですが、ヨーロッパでは一般的に食べられています。
旬・主な産地
日本国内では、福岡県・宮城県を中心に全国的に生産されています。11月下旬から2月上旬頃に出荷されますが、生産量は多くはありません。
味の特徴
食感は、シャキシャキ、コリコリとしていて歯ごたえがよく、ほんのり甘いのが特徴です。加熱することで更に甘みとコクが増します。食感のよさとクセの少なさで、炒め物、スープ、パスタ、ピクルスなど幅広いメニューに活用できます。
健康効果
ロマネスコは、ビタミン類や食物繊維を豊富に含んでいます。特に、ビタミンCの含有率は、レモン果汁100mgと同等と言われています。
ロマネスコ1株(93g)あたりの栄養価 | |
カロリー | 20kcal |
タンパク質 | 1.88g |
炭水化物 | 3.9g |
脂肪 | 0.19g |
食物繊維 | 2.0g |
ビタミンC | 56mg |
カリウム | 410mg |
(参考:wikipedia)
これらの栄養により、以下のような健康効果が期待されています。
- ビタミンC
コラーゲン生成に必要な栄養素。ビタミンCを摂ることでシミ・そばかすの原因となるメラニンの生成を抑え、美肌効果など肌の調子を整えます。また、ビタミンCによる抗酸化作用により、細胞の老化の原因である活性酸素を除去してくれます。 - 食物繊維
腸の働きをよくしてくれ、整腸効果が期待される。老廃物が体外に排出されることで便秘が解消されたり、デトックス効果が期待できます。 - カリウム
カリウムを摂り過ぎると高カリウム血症のリスクがありますが、基本的には、体内の余分な塩分と水分を体外に排出する働きがあります。血圧を正常に保ったり、むくみを改善するなど、健康を保つために重要な栄養素です。
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ロマネスコの冷凍保存方法
生のまま冷凍できる?
ロマネスコは、生のまま冷凍できます。小房に分けてカットして冷凍することでシャキシャキ食感を残すことができます。
冷凍保存の方法
ロマネスコは洗わずに冷凍することもできますが、汚れが気になる場合はさっと洗って水気を切りましょう。水気を拭き取ったら、ジッパー付きの保存袋やポリ袋に入れ、空気を抜きながら口を閉じます。予め、小房に切っておくと料理をする際に使いやすいです。
冷蔵保存の場合
水で洗った後、キッチンペーパーなどでしっかり水気を拭き取ってから保存します。キッチンペーパーを敷いたタッパーや保存袋に入れて、冷蔵庫(野菜室)で保存しましょう。
保存期間
冷凍保存
1ヶ月ほどを目安に使い切りましょう。
冷蔵保存
4~5日ほどを目安に使い切りましょう。
解凍方法
炒め物など加熱料理に使う場合は、冷凍のまま調理してOKです。サラダに使う場合は、冷凍したロマネスコをザルに並べて、その上から熱湯をまわしかけます。5分ほど常温でさらして解凍しましょう。
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ロマネスコの切り方・美味しい食べ方
美味しいロマネスコの選び方
美味しいロマネスコは、重みがあり色が鮮やかで綺麗です。店頭では、できるだけ重みがあり、黄緑色が綺麗なものを選びましょう。鮮度がよければ生食も可能です。
ロマネスコの切り方
1.花蕾の周りに付いている葉っぱを切り落とす
2.中心の太い茎の周りに包丁を入れ、芯をくり抜く
3.下の方から適当な大きさに房を切り離す
4.トップの房は手で切り離す
芯も食べられます。スライスしておくと、調理のときに便利です。
ロマネスコのゆで方
1.沸騰させたお湯に塩を少し入れて、1分30秒~3分ほど茹でる
2.ザルにあげて常温で冷ます
ポイントは、水にさらして冷まさないことです。水にさらすことで花蕾が崩れてしまいます。
カプレーゼに
オシャレな前菜「カプレーゼ」。パーティーなどでサラダや酒のつまみとして出せる簡単なメニューです。
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- ロマネスコを下茹でし、小房に分ける
- ロマネスコ、モッツァレラチーズ、プチトマトを器に盛る
- オリーブオイル、レモン汁、塩コショウを混ぜたドレッシングをかけて完成
たまごサラダに
- ゆで卵を作る
- ロマネスコを茹でる
- レタスをちぎり、ミニトマトを半分にきる
- ロマネスコが茹で上がったら常温で冷ましている間に、ゆで卵の殻をむき適当な大きさに切る
- ロマネスコが冷めたら、一房ずつ切り分ける
- お皿に盛り付けて完成
パスタに
- ロマネスコを下茹でし、小房に切り離す
- オリーブオイルに切ったニンニクを入れて加熱し、香りを移す
- 一口大に切ったロマネスコとベーコンを入れて炒める
- 茹でたパスタ麺を絡めて塩コショウで味を調えて完成
炒め物に
ロマネスコをベーコンやウインナーなどの肉類と一緒に炒め、塩コショウで味付けするだけでも美味しい一品料理が完成します。肉類の他にも、タコ、イカ、エビなどシーフードとの相性もgood。きのこを加えても美味しくいただけます。ロマネスコの芯まで食べられますので、スライスして無駄なく使いましょう。
肉巻きに
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- ロマネスコを小房に分ける
- 豚肉に塩コショウで下味を付け、薄力粉をまぶす
- 豚肉を広げ、ロマネスコを巻く
- フライパンに油を入れ、肉で巻いたロマネスコを焼き色が付くまで中火で3分ほど焼く
- 酒を少し入れて、蓋をして2分間蒸し焼きにする
- お好みで、黒こしょうや粉チーズなどふって完成
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まとめ
今回は、ロマネスコについてまとめてみましたが、いかがでしたか?
この記事をまとめると
- ロマネスコの原産地は、地中海沿岸地域(ヨーロッパでは一般的な野菜)
- 日本国内の生産地は、福岡県・宮城県(全国的に生産されているが出荷量は少ない)
- ビタミンC,食物繊維、カリウムなどの栄養素が豊富
- 保存期間は、冷凍保存で1ヶ月、冷蔵保存で4~5日
独特な見た目のロマネスコを料理に取り入れて、食卓を彩ってみてくださいね。
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