ビタミンAが多い野菜ランキング!1位から6位まで紹介!その効果は?

私たちが日々を健康に過ごすためには様々な栄養素が必要不可欠で、体を動かすためのエネルギーになる炭水化物や、骨や皮膚を作る役割を持つたんぱく質などが存在します。

それ以外にも、 目や皮膚の粘膜を健康に保って抵抗力を強める役割があるビタミンAもまた重要な栄養素の一つとして知られています。

この記事では、

  • ビタミンAについて詳しく知りたい!
  • ビタミンAが豊富に含まれる野菜にはどんなものがあるの?

こちらについて詳しく解説していきます。

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ビタミンAとは?

概要

まずはビタミンAについての解説です。ビタミンAは脂溶性のビタミンの一種で、目の健康維持や皮膚・粘膜の免疫力の向上・抗酸化作用などが期待できる栄養素として知られています。

一方で、ビタミンAを多く摂りすぎると肝臓にダメージを与えてしまう原因となり、特に妊娠初期段階ではビタミンAの過剰摂取は胎児に形態的な異常が見られることがあるため、注意が必要です。

どんな効果があるの?

ビタミンAは、適量を摂取することで、体にとてもよい効果をたくさん与えてくれます。

眼の機能の改善効果

わたしたちが暗がりでも徐々に眼が慣れてきて見えるようになるのは、ロドプシンと呼ばれる物質が眼の中に存在するためです。

ロドプシンは光に反応して分解されてしまう性質を持っていますが、ビタミンAの力によって再び形成することが可能になります。

また、赤や青などの色を見る際にもビタミンAは大きな役割を果たしていることから、眼の健康のためにはとても大切な栄養素と言えます。

粘膜や皮膚を健康に保つ効果

ビタミンAは皮膚や粘膜の健康維持にも役立つ栄養素です。具体的には、私たちの体には口や鼻、のどに胃腸など粘膜に覆われた部分が数多く存在しますがビタミンAはこれらの粘膜を健康的に保つ効果があるのです。

そのため、ビタミンAの不足は粘膜の成分の不足にも繋がり、結果として眼の潤いが無くなったり、肌のトラブルなどが多くなってしまうでしょう。更に、寒い冬の時期には粘膜の無くなった呼吸器にウィルスなどが侵入することでインフルエンザなどの病気にも掛かりやすくなってしまいます。

動脈硬化の予防効果

ビタミンAは、体内の活性酸素を除去する効果のある抗酸化作用を持つことで悪玉コレステロールの減少に期待できる成分であるとして、特に重要な栄養素として知られるようになりました。

活性酸素は、体内で増えすぎると体の酸化を進行させて動脈硬化やガンを引き起こす原因となると言われています。

ビタミンAは、他にも抗酸化作用を持つビタミンBやビタミンCと一緒に摂取することで相乗効果による悪玉コレステロールの酸化防止に大きく役立つ栄養素なのです。

ベータカロテンって?

βカロテンはビタミンAに変換されて作用することから、生体内では皮膚や粘膜の健康を維持に効果を発揮します。また、ビタミンAとしての機能以外においても、βカロテンは抗酸化作用があることが報告されています。

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ビタミンAが多い野菜ランキング

数多く存在する野菜の中でも特にビタミンAが多く含まれている野菜をランキング形式で発表していきます。(可食部100gあたり)

6位:金時人参(5,000μg)

金時人参は、日本で栽培されている人参の一種で鮮やかな紅色が特徴です。特に、お節料理やお雑煮などに使用される12月から1月ごろが消費のピークとなっています。

美しい見た目から、別名「京にんじん」とも呼ばれる金時人参には、βカロテンの他にも塩分の排出を促すカリウムや、骨や歯を形成するために必要なミネラルであるリンも含まれています。

5位:パセリ(7,400μg)

パセリは別名オランダセリとも呼ばれ、主に地中海沿岸が原産とされるセリ科の植物です。

パセリは大きく2つのタイプに分けることができ、ヨーロッパなどでは一般的に平たい葉の形をしたイタリアンパセリが使用されることが多くなっています。

パセリにはβカロテンの他、あらゆる生鮮食品の中で最もビタミンKを含む食品としても知られています。ビタミンKはカルシウムを骨に定着させる役割があり、血液を固めるためにも大切な栄養素です。

4位:とうがらし(7,700μg)

とうがらしは、主にスパイスとして使用されることが多く、辛さの度合いを数値化したスコヴィル値という言葉が最近は特に知られるようになりました。

辛さの源であるカプサイシンの他にも豊富なβカロテンが含まれています。また、βカロテンと同程度の抗酸化作用を持つビタミンEも含まれていることから、相乗効果によって生活習慣病の予防に大きな期待が持てます。

3位:にんじん(8,600μg)

寒いところで成長しやすいにんじんは、日本においては北海道で最も多く栽培されています。

人参に含まれる栄養素としては、βカロテンのほかにもコラーゲンの合成に必要となるビタミンCや骨や歯の成長に欠かせない栄養素であるカルシウムなどが挙げられます。

2位:モロヘイヤ(10,000μg)

エジプトが原産であるモロヘイヤには、βカロテンの他にも美容のための栄養素がたくさん含まれています。

中でも、不足すると骨粗鬆症の原因にもなるカルシウムが豊富に含まれており、適量を摂取することでイライラや過敏症を抑えてストレス緩和にも役立ちます。

1位:しそ(11,000μg)

可食部100gあたりに換算した場合、最も含有量が多い野菜は「しそ」になります。日本国内では、愛知県が最も高い生産割合を占めています。

紫蘇の種子には抗アレルギー成分として知られている「ロスマリン酸」や「ルテオリン」が含まれており、アレルギー症状を軽減する効果も期待できますよ。

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まとめ

 

この記事をまとめると

  • ビタミンAには、眼の健康維持や粘膜の免疫力向上など豊富な健康効果が期待できる
  • ビタミンAを過剰摂取すると肝臓にダメージがあるため特に妊娠初期は注意が必要
  • 可食部100gあたりに換算するとビタミンAが最も多く含まれている野菜は「しそ」になる

いかがだったでしょうか。

日頃良く食べる野菜にどのような栄養素が含まれているかを知ることは、メリットだけでなく過剰摂取によるデメリットを知るためにもとても重要です。

他にも様々な食品に関する記事を記載していますので、気になる記事は是非読んでみてくださいね。

この記事がみなさんの参考になれば幸いです。

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