近年注目を集めている食材の一つに「菊芋」があります。食べるだけで、健康な体を維持するのに役立つと、言われているのです。そんな菊芋ですが、保存している間に変色してしまうこともあるようです。今回は、菊芋の変色について、以下のようなことを解説していきます。
- 菊芋ってどんな食べ物?
- 菊芋の変色ってなんで起こるの?
- 菊芋が腐るとどうなるのか?
こんな内容になっています。記事を最後まで読んで頂き、菊芋の変色について徹底的に理解してしまいましょう。
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目次
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菊芋とは
菊芋とはキク科ヒマワリ属の多年草植物です。見た目は菊のような花を付けますが、この植物の根っこの部分が芋のように塊になるため、この部分を食材として活用しているのです。
どんな食材?
菊芋は芋のような見た目をした食材です。ただし、芋のようにでんぷんは含まれていないので、非常にヘルシーな食材なのです。菊芋には主に水溶性食物繊維であるイヌリンが含まれています。なので、血糖値の急上昇を抑制したり、便秘を解消してくれるなどの効果が期待できます。
また、カリウムもたくさん含まれているので、血圧が高めの方にもおすすめの食材となっています。
味は?
菊芋には目立った味はありません。かなりくせのない味なので、様々な料理に合わせやすいでしょう。軽く皮をむいてスライスすれば生でも食べられます。丸ごとオーブンで焼いて塩コショウをかけると、ホクホクした食べ心地になってこちらも美味しいです。
生だとシャキシャキした食感がたまりませんが、加熱した際のホクホクした食感も芋の様で美味しいのです。
どんな料理に使われる
菊芋で作れる料理をいくつかご紹介しておきます。
- サラダ
- 丸焼き
- 味噌汁の具材
- スープの具材
まず、菊芋は生でスライスしただけで食べられるので、サラダの具材に使うのはおすすめです。癖も少ないのでドレッシングをかけて食べるだけで美味しいでしょう。また、オーブンなどで丸焼きにして、塩コショウやバターを付けて食べるとホクホク美味しくなります。
加熱したほうが甘みが強くなるでしょう。また、味噌汁やスープの具材に使うのもおすすめ。癖がないので、どんな味付けのスープにも合いやすいです。ただし、スープの具材に使った場合は、必ずスープは全て飲むようにしましょう。
菊芋の主成分である水溶性食物繊維は、スープの中に全て溶け出てしまいます。食物繊維を逃すことなく食べきるには、スープを全て飲んでしまうのが必須なのです。
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菊芋の色
菊芋は保存している過程で変色してしまう事もあります。変色した菊芋はもう食べることができないのでしょうか?
ピンクになることも
菊芋はある程度の期間保存し、カットしてみると切り口がピンク色になっていることがあります。菊芋には多くのポリフェノールも含まれています。カットした際にピンク色になっているのは、このポリフェノールが表面に出てきた状態で、そのまま食べても問題ありません。
ポリフェノールは抗酸化作用が高い物質なので、アンチエイジング効果を期待されている方は、是非とも菊芋を食べた方がいいでしょう。
緑色になることも
菊芋は日光が当たる場所に置いておくと、緑色に変色することもあります。これは、菊芋の葉緑体が日光に反応して表面に出てきてしまったもので、こちらもそのまま食べても問題ありません。
ただ、菊芋を日光に当てて保存していると、芽が出てきてしまい菊芋特有のえぐみが若干強くなってしまいます。なので、出来れば直射日光の当たらない場所で保存するようにしましょう。おすすめは、土が付いたまま新聞紙でくるんで、野菜室で保存する方法です。
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腐ったときの色は?
菊芋の変色はよくあることだとお分かりいただけたと思います。しかし、菊芋が腐ってしまうとどうなるのでしょうか?腐った時の見分け方をご紹介しておきましょう。
腐るとこうなる
菊芋が腐ってしまうと、こんな状態になります。
- 黒っぽく変色している
- 触るとぶよぶよしている
- 明らかに溶けだしている
- カビが生えている
- 腐った臭いがする
まず、菊芋が「黒っぽく変色している場合」は、腐り始めているので食べない方がいいでしょう。触るとぶよぶよと柔らかい感触になっているはずです。さらに臭ってみて変な臭いがした場合は、腐敗が進んでいるので食べられないことをおすすめします。
表面に緑っぽいカビのような物が生えている時も食べられない方がいいでしょう。
味や匂いは?
菊芋は見た目や感触で腐っていることが見分けられますが、匂いや味でもかなり見分けられます。臭ってみて腐敗臭がする場合は食べない方がいいですし、生でかじってみて味が変わっていたりする場合も、食べない方がいいでしょう。とにかく、独特な腐敗臭が増してきます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は菊芋が変色するのはどうしてなのか?ということと、腐った菊芋の見分け方を詳しく解説してきました。最後に記事内容をざっくりと振り返っておきましょう。
この記事をまとめると
- 菊芋とはキク科ヒマワリ属の多年草
- 菊芋にはポリフェノールが含まれているので、ピンクに変色することもある
- 菊芋が黒っぽく変色していたら、食べない方がいい
こんな内容になっていました。もし菊芋を見かけられた場合は、体にいいので是非とも調理にチャレンジしてみては、いかがでしょうか?
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