「世界三大珍味」とは「トリュフ」「フォアグラ」「キャビア」のことですが、デパートの高級食材コーナーを覗くと意外と庶民の手が届くところに売っていることがあります。
もうすぐクリスマスです、是非この機会に少し奮発してトリュフを使った料理に挑戦してみるのはいかがでしょうか?そこで今回は…
- トリュフとはなにか?
- トリュフの保存方法は?
- トリュフの保存期限は?
- トリュフが腐るとどうなる?
上記を中心に高級食材トリュフについて解説していきたいと思います。
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目次
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トリュフとはなにか?
まずはトリュフとは何なのかから知っていきましょう。
トリュフとは
トリュフは地中深くで育つ芳醇な香りを持つきのこです。またトリュフは「西洋松露」と呼ばれ、味は正直あまりありませんが、香りとても高いのが特徴です。
成長するまで長い年月がかかるうえに、地中深くに自生しているため、豚や犬などの嗅覚を使って掘り当てます。そのため収穫するのにとても時間と労力がかかるので高値で取引され、結果高級食材となっていったのです。
黒トリュフと白トリュフがある
トリュフには主に「黒トリュフ」と「白トリュフ」があり、別名「黒いダイヤ」と呼ばれる黒トリュフは、主にヨーロッパのみに自生し、フランスのプロヴァンス地方やペリゴール地方が名産地です。
一方、白トリュフは、黒トリュフよりも更に香りが高く高級で、イタリアのアルバなど限られた地域でのみ収穫されています。様々な要因からもトリュフは希少なきのこと位置づけされているのです。
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トリュフの保存方法は?
トリュフはどんな状態で保存すると良いのでしょうか?
トリュフの天敵
トリュフの天敵は高温多湿です。
分類上きのこですが、普通のきのこと違いじめじめした湿っぽいところに置いておくとカビてしまうことも。特に「水分」に弱いきのこなので、湿度には注意し、できるだけ除湿剤を使うなど乾燥を維持できる方法で保存することが重要ポイントです。
用途に合わせて保存する
- フレッシュな状態を召し上がる場合:生の状態で冷蔵保存
- 長期保存する場合:冷凍保存・乾燥トリュフ
- 風味を移して使用する場合:トリュフ塩・オイル漬けなど
トリュフはその豊かな風味を生でも、加工したものでも楽しむことが出来ます。保存方法もその用途に合わせて行うのが良いでしょう。
冷蔵保存
黒トリュフの1週間以内の保存の場合は、タッパーウェアなどの密閉容器の底に除湿剤(炭や生米など)を入れた状態でキッチンペーパーを敷き、その上にトリュフをのせしっかり蓋を閉め、冷蔵庫の野菜室など、4度前後の比較的温度が高めの場所に保存しましょう。
冷凍保存
冷凍する際は解凍時の使い道をイメージしてから保存すると良いでしょう。リゾットに使う場合はみじん切りに、パスタの上に添えたりするのであればスライスして保存します。
解凍するとトリュフは縮んでしまいます。香りも冷凍前に比べると劣るものの本質的な香りは味わえますのでご安心ください。密閉状態で冷凍することにより1年以上の保存も可能です。
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トリュフの保存期限は?
トリュフはきのこですが普通のきのこと比べ日持ちするのでしょうか?
賞味期限
生のトリュフは野菜と一緒と考えてください。トリュフも他の野菜と同じで呼吸をしていますので、冷蔵庫保存で1週間~10日程度かと思われます。香りが豊かと言われるトリュフも日を追うごとにその香りを失っていきますので香りを楽しみたい方は早めに消費するよう心掛けてください。
消費期限
生のトリュフは上記でも述べた通り日を追うごとに食感も風味も失っていきます。美味しさを保てるのは数日ですので美味しい状態で使い切るのであれば数日以内にしましょう。
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トリュフが腐るとどうなる?
元々土に埋まっているトリュフですが傷んでしまうとどうなってしまうのでしょうか?
見た目
- カビが生え始める
- 表面がぬるぬるとしてくる
- 水分が飛んでしわしわになり、縮んでくる
臭い
- トリュフ独特の香りが飛んでいる
- 饐えた臭いがする
カビについて
トリュフはきのこ類なので菌類です。なので時間の経過とともにカビが付着することがあります。
しかしカビが付いたからといって傷んでいるわけではない時があるのでそこは注意深くトリュフを見てから判断してください。傷んだトリュフは上記のような変化が生じています。
カビが付着した場合でも品質上は問題はありませんが、アルコールか水を軽く霧吹きして、固めの歯ブラシでブラッシングすることによって除去できますのでお試しください。ブラッシング後は十分乾燥させてから新しいキッチンペーパーなどに包みなおして冷蔵保存してください。
まとめ
この記事をまとめると
- トリュフは別名「西洋松露」と呼ばれる地中深くで育つ芳醇な香りを持つきのこです
- トリュフには主に「黒トリュフ」と「白トリュフ」があり、見た目も産地がそれぞれ異なります
- トリュフの天敵は高温多湿です
- トリュフは用途に合わせて保存すると良いです
- トリュフの消費期限は数日、賞味期限は1週間~10日間ほどです
- トリュフは傷んでくるとぬるぬるしたりと見た目に変化が出て、香りもしなくなります
- トリュフは菌類ですのでカビが自然に生えることもあります
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