豚肉を使ったメニューは色々ありますが、大人から子供まで人気の高いメニューと言えば角煮をあげる人が多いですよね。
ご飯のおかずだけでなくお酒のつまみにももってこいの角煮ですが、作り方によってはパサパサとした仕上がりになってしまって困ってしまった人もいるのでは。
この記事では、
- 豚ヒレ角煮がパサパサになってしまうのはなぜ?
- 硬くなった角煮はどうすればいいの?
- 角煮をやわらかく仕上げるコツはある?
- 余った角煮の活用方法
こちらについて詳しく解説していきます。
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目次
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豚ヒレ角煮がパサパサになる原因
角煮が硬くなる理由
豚ヒレの角煮が調理することで硬くなってしまう原因はいくつかあります。しっかりと原因を知っておくことで対処が可能になるので、まずは確認していきましょう。
- 豚ヒレ肉など、肉の部位の特性を知らずに調理している
- 圧力鍋を使用した調理の特性を理解していない
- 煮込み時間が正確でない
これらの原因を一つずつ見ていきましょう。
ヒレ肉は硬くなりやすい
豚ヒレ肉は豚の部位の中でも熱を加えると硬くなりやすい部位として知られています。これは、豚ヒレ肉に占める赤身部分の割合が、他の部位よりも多いためです。
そのため、ヒレ肉を普通に加熱するだけではただ硬い角煮が出来上がってしまうだけです。
圧力鍋が原因?
硬い部位のお肉をトロトロに仕上げるために重宝する調理器具と言えばなんと言っても圧力鍋です。しかし、圧力鍋の設定をしっかりと確認しなければせっかくの性能を引き出すことができません。
煮込み時間が悪い
上記の圧力鍋の設定同様に、角煮を柔らかく仕上げるには他の部位よりも長い時間が必要になる場合がほとんどです。そのため、あらかじめ調理に必要な時間をしっかりと確認し時間に余裕を持って調理を行うことが大切です。
硬くなった角煮の復活法
硬くなってしまった角煮をなんとか復活させたい!そんな時は以下の手法がおすすめです。
煮汁に水・日本酒を追加
角煮は長時間煮込み続けることで柔らかくなりますが、加熱するほどに調味液は蒸発していきます。失われた分はしっかりと追加して角煮を浸してあげることが大切です。
弱火で煮込み直す
調味液を加えたら、再度弱火でコトコトと煮込み直しましょう。目安としては、トータルで2時間以上の煮込みを意識すると柔らかくなりやすいですよ。
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角煮を柔らかく作るコツ
角煮を柔らかく作るには、事前に知っておくと便利なコツがあります。
コラーゲンが豊富な部位を使う
豚の部位は様々ですが、中には角煮を作るのに適した部位も存在します。例えば、加熱することでコラーゲンがプルプルと柔らかくなりやすい3層に分かれたバラ肉などは最も角煮に適した部位といえます。
十分な時間煮込む
長時間コトコト煮込むことで柔らかく仕上げることができる角煮。どうしても調理時間が足りない場合は、圧力鍋を使用することで時短することもできますよ。
調味料を入れるタイミング
普通の鍋を使って角煮を作る場合は、調味料は水の段階で投入し落とし蓋をしながらじっくりと煮込みます。
一方で、圧力鍋を使用する場合は先に豚肉を15分ほど圧力調理してから調味料を投入して再度煮込みます。
調理器具によって調味料を入れるタイミングが異なることをしっかりと理解しておくとより美味しく仕上げることができますよ。
ブライン液を活用
水に砂糖と塩を加えて作ることができるブライン液。魔法の水とも呼ばれることのあるブライン液にお肉を事前に漬け込むことでとても柔らかく調理することが可能です。
ブライン液は塩分濃度を守ることが大切になるため、
- 水200cc
- 塩10g
- 砂糖10g
20:1:1の割合をしっかりと守って使用することを意識すると良いでしょう。
はちみつを使う
お肉に含まれるタンパク質は、加熱することで硬くなりがち。そんな時ははちみつを加えることでお肉が固くなることを防ぐことができます。他にも仕上がりに艶が出たりといいことづくめです。
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硬い角煮のリメイク方法
硬くなってしまった角煮は一手間加えることで、他のメニューに活用することができます。ここでは、硬い角煮のリメイク方法について解説します。
チャーハンに
角煮を小さくダイス状にカットしてチャーハンの具として使用するのはとてもおすすめ。甘辛い味付けの角煮はチャーハンとの相性がばつぐんです。
炊き込みご飯に
きのこなどをたっぷり入れた炊き込みご飯を作る際に刻んだ角煮を加えることでボリューム感を出すことができます。山菜の食感に角煮のしっかりとした食感が加わって食べ飽きない味に仕上がりますよ。
冷やし中華・まぜそばの具に
中華料理に使用されることの多いチャーシューの代わりに角煮を入れてみても美味しく食べることができます。事前に焼き目をつけてあげると香ばしさが増してより食欲をそそりますよ。
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まとめ
この記事をまとめると
- 豚ヒレの角煮は、部位の特性をしっかりと理解しないと硬い仕上がりになってしまう
- 硬く仕上がってしまった角煮は調理液を加えて再度加熱することで柔らかくすることができる
- 角煮を柔らかく仕上げるには適切な部位を適切な調理方法で時間をかけて煮込むことが大切
- すでに硬くなってしまった角煮は細かく刻んで様々なメニューに活用可能
いかがだったでしょうか。
食べ応えのある豚の角煮は、他のメニューに加えることでとてもボリューム感が出るのも嬉しいですよね。この記事を参考にして、ぜひ美味しい角煮を作ってみてくださいね。
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