芳醇な香りととろりとした食感が魅力のラフランスは、まさにフルーツの女王という名前が相応しいです。
食欲の秋に旬を迎えるラフランスを、より美味しくたべるにはどうすればいいのでしょうか。
- ラフランスについて詳しく知る
- ラフランスの変色を防ぐために最適な切り方は?
- ラフランスの食べごろはいつになる?
- 変色したラフランスを美味しく食べる方法を紹介
今回は、こちらについて詳しく解説します。
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目次
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ラフランスについて
まずはラフランスについての解説です。ラフランスは、フランスを原産とする果物ですが、現在はほとんどが日本国内で栽培・収穫されているのが特徴です。
特に山形県では、1980年代から力を入れて生産が行われており、日本有数のラフランス生産地として知られています。
ラフランスの旬は?
ラフランスは、毎年10月上旬から収穫が開始され11月中旬ごろが最も旬を迎えます。
ラ・フランスの生産地である山形県では、他の果物とは異なりラフランスを収穫してから徹底した温度管理の元で追熟を行っています。
この追熟期間は、過去の生育記録や現在の生育状況などから全て計算が行われることで、毎年の販売開始基準日が決定されることが特徴となっています。
ラフランスの選び方
お店でラフランスを選ぶとき、どんなことに注意すればいいんでしょうか。ここでは、美味しいラフランスを見極める3つの方法を解説します。
形がよいものを選ぶ
まずは、ふっくらとした形のものを選びましょう。ヒョウタンのように下半分が緩やかにふくらんでいるものが最適です。
大きさに対して重さがあるものを選ぶ
手に持ってみてずっしりと重さを感じることが出来るラフランスは果肉がぎっしりと詰まっている証拠です。しっかりと重さを確かめましょう。
出来るだけ大きいサイズのものを選ぶ
目安としては、3L以上の大きさのラフランスを選択すると食べ応えのあるだけでなく、皮も剥きやすくなりますよ。
栄養やカロリーは?
ラフランス1個あたり255gに含まれる栄養素は以下の通りです。
- エネルギー:138kcal
- たんぱく質:0.77g
- 脂質:0.26g
- 炭水化物:36.72g
- 食物繊維:4.85g
ラフランスには他の果物と比較するとビタミンがあまり含まれていないという特徴があります。そのため、ビタミンの補給を考える場合は他の果物を選択した方が良い場合もあるでしょう。
なお、ラフランス特有のシャリシャリとした食感の元となっている成分「ペントザン」は、体内で食物繊維と同様の働きをすることがわかっています。
食物繊維は、便通を改善する効果が期待できるため、特に便秘で悩みがちな女性には嬉しい効能ですね。
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ラフランスの変色を防ぐ切り方とは?
ラフランスの基本の切り方・剥き方
- ラフランスを縦に4等分する(サイズが大きい場合は8等分)
- リンゴを剥くときのように芯を切り落とす
- 端の部分から包丁を滑らせるように皮を薄く剥く
- 出来上がり
完熟したラフランスは、カットしているだけでも芳醇な香りが漂って来るのが特徴的です。事前に2時間ほど冷蔵庫で冷やしておくと更に美味しく食べることができますよ。
塩水やレモン汁を使う
一度カットしたラフランスは、空気に触れた部分から酸化してしまいいわゆる「変色」が生じた状態になってしまいます。
塩水に漬けたり、レモン汁をかけることで過度な酸化を抑制して変色を防止できるので、皮を剥いた直後に食べることがないなら使用してみるとよいでしょう。
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ラフランスの食べころはいつ?
追熟させるのがおすすめ
ラフランスは、追熟させることでより美味しくなるということは先ほど解説しました。家庭でラフランスを追熟させたい場合は、リンゴやバナナと一緒の袋に入れて常温保存すると追熟効果を早めることが出来ますよ。
完熟ラフランスの見分け方
ラ・フランスは、完熟すると特徴的なフルーティで甘い香りが漂ってきます。また、ラ・フランスの軸にシワが出てくるだけでなく、周囲の皮部分までシワが出てくるころが最も食べごろと言えるでしょう。
食べごろになったら野菜室に保存を
追熟させることで食べごろになったラフランスを、そのまま常温で保存し続けると却って美味しさが失われてしまいます。
追熟の済んだラフランスは、温度の安定した野菜室で丁寧に保存しましょう。
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変色したラフランスのほうが美味しい食べ方!
酸化してしまったラフランスであっても、調理方法を選ぶことで美味しく食べることが可能です。ここでは、変色してしまったラフランスを使用したレシピを紹介します。
冷凍してシャーベットに
変色してしまったラフランスを半身に切り、そのまま冷凍庫に保存するだけで器不要のシャーベットの完成です。手間もかからないため、とても簡単に作ることができますよ。
砂糖漬けにしてコンポートに
たっぷりの砂糖と皮を剥いたラフランスをじっくり煮込むことで、おしゃれで美味しいコンポートが完成です。アイスクリームのトッピングや焼いた食パンに乗せても美味しく食べることができます。
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まとめ
この記事をまとめると
- ラフランスは、フランス原産の果物で現在は日本の山形県でほとんどが栽培されている
- ラフランスの変色を防ぐには、カットした後に塩水に漬けたらレモン汁を掛けることがポイント
- たとえ変色してしまってもシャーベットやコンポートに使用することで美味しく食べることが出来る
いかがだったでしょうか。
芳醇な香りで秋を彩ってくれるラフランスを、秋の夜長のお供として是非味わってみてくださいね。
この記事がみなさんの参考になれば幸いです。
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