しなしなになった野菜を復活させる「50度洗い」という方法をご存知ですか。シャキシャキした食感になりますが、中にはレタスで失敗した…という声もあります。
50度洗いはレタスで失敗しやすいのかなどを調べてみました。この記事では、
- 50度洗いのメリット・デメリット
- レタスの50度洗いが失敗する原因
- 正しい50度洗いの方法
以上のテーマについて解説していきます。レタスで50度洗いを失敗した時の原因などを含めてご紹介していくので、ぜひ最後までこの記事を読んでくださいね。
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目次
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50度洗いのメリット・デメリット
レタスの50度洗いにはどのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。
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50度洗いのやり方
レタスの50度洗いのやり方は、こちらです。
- レタスは芯をくりぬき、1枚ずつ手ではがしましょう。
- 沸騰した湯をボウルに入れ、50度になるように同量の水を加えていきます。
- 料理専用の温度計が自宅にある場合は、調節をしましょう。
- はがしたレタスを、沸騰したお湯が入ったボウルにいれて2〜3分浸しましょう。
- ザルにあげて水気を切り、冷水に浸します。
- 取り出して水気を切ってから料理に使用しましょう。
主なメリット
レタスの50度洗いの主なメリットは、みずみずしさを取り戻すことです。ヒートショック現象を起こすことで、レタスなどの葉っぱの表面の気候が開き、水分を吸収します。
そのため、シャキシャキした食感が取り戻せることがメリットの一つです。また、雑菌が熱湯により死滅するので、安心して食べられます。
デメリットはある?
一方で、50度洗いのデメリットは手間がかかることです。50度洗いには、
- 冷水
- 50度前後のお湯
以上を用意する必要があり、準備する手間がかかります。また、食材を洗う時間もそれぞれの野菜によって違いますよ。
栄養がなくなる?
50度のお湯でレタスなどを洗うと、栄養が失われるイメージがありませんか。実は、50度洗いをしても本来持っている栄養素などが、失われることはほとんどありません。含まれているビタミン類などもなくならないので、ご安心ください。
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レタスの50度洗いが失敗する原因
では、なぜレタスの50度洗いが失敗するのでしょうか。原因はこちらです。
お湯に浸ける時間
レタスの50度洗いで失敗する原因の一つは、お湯につける時間です。洗うのに適した時間は、2分ほどですがそれ以上浸けた場合は、反対にしなしなになる可能性があります。
失敗しないためにも、レタスを洗うときは、30秒ほどを目安に行いましょう。
温度
続いて、温度も失敗する原因の一つになります。50度になるように温度を調節する必要がありますが、温度が低かったり高かったりすると、こちらも失敗しやすいです。失敗しないためにも、温度計を使用して温度調節をしましょう。
浸けた後のケア
レタスを、お湯に浸したあとは事前に作っておいた冷水につけましょう。開いた細胞に冷たい水が染み込むことで、シャキシャキした食感を取り戻せます。
反対に冷水に浸けないと、せっかくのみずみずしさがなくなり、失敗する原因になります。
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正しい50度洗いの方法
また、正しい50度洗いの方法をご紹介します。
温度計があると便利
50度洗いを行う時は、温度計があると便利です。感覚だけでお湯の温度を測るのは難しく、思ったよりも低く50度洗いができないという場合があります。
料理用の温度計があれば、機械で測るだけで現在の温度がわかるため判断がしやすいです。
浸ける時間の目安
続いて、浸ける時間の目安も野菜によって違います。
野菜 | 時間 |
レタス | 2分 |
葉っぱ系の野菜 | 30秒〜1分 |
ネギ | 20秒 |
きゅうり | 2分 |
使用する野菜によって浸ける時間を変えましょう。
1枚ずつ浸す!
また、レタスなどの野菜は1枚ずつ浸すことで、1つひとつが新鮮な食感になります。一方で、複数枚同時に行うと全体的に行き渡りません。1枚ずつ浸すことで食感を取り戻せます。
水滴を拭く
50度洗いをしたレタスは、冷水に浸した後にキッチンペーパーなどで水滴を拭きましょう。水滴が付着したままの場合は、シャキシャキ感が損なわれる可能性が高いです。
適切に保存する
また、浸したレタスは適当に保存しても傷んでしまい意味がありません。50度洗いしたレタスは、キッチンペーパーに包んでから冷蔵庫へ入れましょう。
さらに、千切らずに葉っぱ丸々一枚保存します。千切ったレタスに比べて、丸々一枚保存した場合は変色がない状態で美味しく食べられます。
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まとめ
今回の記事内容でご紹介したことをまとめますね。
この記事をまとめると
- 50度洗いのメリットは、お湯で付着している雑菌を死滅させることができるだけでなく、野菜が持つ本来の新鮮な食感を取り戻せる
- みずみずしさを取り戻すのは、ヒートショック現象により、表面の気候が開いて水分を吸収するため
- 一方で、失敗する原因はお湯に浸ける時間が長いだけでなく、浸した後のケアを怠っていると反対にしなしなした食感になる
- そのため、温度計でお湯を50度になるように測ったりお湯につけたあとは、冷水で引き締めると失敗しにくい
レタスをお湯に浸けたからといって、栄養素が損なわれるわけではないため安心してください。雑菌がなくなるだけでなく、雑味もお湯によって流れて野菜が持つ旨味が味わえるため、ぜひ50度洗いを試してみてください。
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