年末のおせち料理や、おはぎづくりなどには欠かせない煮豆。煮豆は完成までに時間がかかるため、普段忙しいときには中々作れないものですよね。購入したは良いものの、ずっと作らずに何年も経過してしまうということも良くあります。
古くなってしまった小豆や黒豆などを軟らかく煮る事は可能なのでしょうか。そこで今回は、
- 古くなった豆について
- 古い小豆や黒豆は軟らかく煮ることは出来る?
- 小豆を柔らかく煮る方法!
これらのテーマで紹介していきます。是非最後までチェックしてくださいね。
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目次
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古くなった豆について
まずは古くなってしまった豆がどのような状態になっているのか紹介していきます。煮ても固い、煮崩れするなど、古い豆は意外と調理が難しいものです。一体どうしてなのでしょうか。
古い豆が固いのはなぜ?
古くなってしまった豆がどうして固いのかというと、乾燥がかなり進んでしまったからです。市販の乾燥小豆や黒豆、花豆などは、賞味期限が約2年程度の商品が多いようです。
しかし台所の奥などで隠れていたものは、もはやいつ購入したものかわかりませんよね。ネット上では10年前の小豆だった・・・なんていう方も。しかし10年前の小豆や黒豆であっても、カビなどが生えていなければ食べられるようです。
煮崩れする?
古くなってしまった豆は上手に調理できるのかどうかですが、しっかりと吸水し、上手に調理することができれば美味しい煮豆に仕上げることも可能です。煮豆の作り方をしっかりと学び、調理に取り掛かりましょう。
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古い小豆や黒豆は軟らかく煮ることは出来る?
古い小豆や黒豆を美味しく煮ることは可能なのでしょうか。具体的なポイントについていくつか紹介していきます。
水に戻るかどうかで決まる
古い豆が美味しく煮えるかどうかは、豆の吸水がうまくできるかどうかで決まります。古い豆の場合は乾燥がかなり進んでいますから、通常の吸水時間の2倍程度を目安に行いましょう。通常1~2日程度水に浸しますから、3~4日程度水に浸すと良いでしょう。
当然うまく管理しないとカビなどがはえますから、水を入れ替えたりと何かと手間はかかります。
黒豆の戻し方
黒豆は上手に戻すと、ツヤツヤとした見た目とふっくらとした仕上がり、綺麗な黒色になります。黒豆は色落ちが心配ですから、水戻しの時に釘を入れておくと艶感のある仕上がりになります。
後は通常通り、水で洗い一晩程度水煮浸し、つけた水ごと鍋でじっくり似ていきましょう。重曹や塩を入れると柔らかく煮ることができますよ。
小豆の戻し方
小豆を戻す際は他の豆よりも吸水時間を長くする必要があります。小豆は種皮が固いことはもちろんですが、へその緒の種瘤からしか吸水できないため、十分に吸水するまで時間がかかります。
金時豆などは8時間程度吸水させるとふっくらとしてきますが、小豆の場合は3倍以上吸水させる必要があります。
水戻しできるかどうかの見分け方は?
古い豆の場合、吸水しても中々うまく膨らまない事も多いです。一体いつになったら食べられるんだ・・・と思うかもしれませんが、じっくり待ちましょう。見分け方は皮にシワがない、身がふっくらとしている、の2点です。
ある程度付き合って、もう無理!となったら諦めても良いでしょう。それかある程度のところで煮てしまい、ミキサーなどにかけてあんこなどにアレンジしても良いでしょう。
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小豆を柔らかく煮る方法!
小豆を美味しく柔らかく煮るためにはどのようなことを意識すると良いのでしょうか。具体的な方法やポイントについて詳しく紹介していきます。
煮る時間は明確に決まっていない
小豆を上手に煮るためには煮込み時間が大切です。小豆は黒豆や金時豆に比べると体積が小さいので、煮込み時間は短い部類に入ります。一般的には30~40分程度とされていますが、柔らかさを確認し、好みの柔らかさまで煮込みましょう。
とは言え、基本的に煮込み時間に決まりはありませんから、そろそろかなと思ったら一度豆を取り出し、手でつぶしてみて状態を確認しましょう。下茹では「茹ですぎかな?」くらい茹でておくと、煮込む際に固くなりにくくなります。
砂糖を加えるタイミングは?
小豆を上手に煮るためには砂糖を入れるタイミングも重要です。砂糖を入れるタイミングや分量を間違えると、浸透圧の影響で豆が締まってしまい、固くなってしまいます。固くなった豆はいくら煮ても元には戻りません。
具体的な方法は砂糖を3回に分けて入れる方法です。分量の砂糖1/3を入れ2~3分煮込んで冷ます、これを3回繰り返します。そうすることで、ゆで汁の糖分濃度が急激に上がることを防ぎ、小豆が固くなりにくくなります。
まとめ
今回は、古くなってしまった豆を軟らかく煮る方法について紹介していきました。
この記事をまとめると
- 古くなってしまった豆であっても、吸水時間を長くし、うまく調理することで食べられる。
- 小豆は他の豆よりも吸水に時間がかかるため焦らない。
- 砂糖は一気に入れないで3回程度に分けていれる。
いかがでしたか?煮豆はおせち料理の定番ですが、「マメになる」の由来通り、マメに時間をかけて取り組むことが大切です。時間と手間はかかりますが、手間暇かけて作った煮豆はとても美味しく感じる事でしょう。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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