蕎麦は日本で古くから食べられている麺料理の一つで、現在でも夏場や年越しそばなどで食べられる機会が多い食品です。しかし蕎麦は、特定原材料の一つとして数えられる程アレルギー症状が重かったり、症状が出やすい食べ物の一つでもあります。
そばを食べて下痢や腹痛になるという方は、どういったことが原因で症状が起こるのでしょうか。今回紹介していくテーマは、
- 蕎麦で下痢や腹痛になる原因は?アレルギー?
- 他にそばアレルギーでどんな症状が?
- そばアレルギーの対処法は?
これらのテーマで紹介していきます。是非最後までチェックしてくださいね。
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目次
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蕎麦で下痢や腹痛になる原因は?アレルギー?
そばを食べて下痢や腹痛といった症状がみられる方は、どのようなことが原因となっているのでしょうか。考えられる原因についていくつか紹介していきます。
食べ過ぎで消化不良
蕎麦は蕎麦の実をすり潰したそば粉を原料とするため、食物繊維がうどんなどに比べ多く含まれていると言えます。一般的な乾燥蕎麦100gあたりに、食物繊維は3.7g程度含まれていると言われています。
同量の乾燥うどんの場合は2.4gの食物繊維量なので、その量の違いは約1.5倍です。そのため食べ過ぎてしまうと食物繊維の過剰摂取により、消化不良を引き起こしてしまうかもしれません。
そばアレルギーの可能性も
もう一つ考えられる原因は「アレルギー」です。蕎麦アレルギーは症例が非常に多く、症状も重くなりやすい傾向にあるため、特定原材料7品目の一つとして数えられています。
蕎麦アレルギーの症状には、下痢や腹痛、嘔吐、蕁麻疹などの症状も見られるため、そばを食べてすぐに該当の症状が見られた場合はアレルギーの疑いも考えられます。
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他にそばアレルギーでどんな症状が?
蕎麦アレルギーだった場合は、下痢や腹痛の他にどのような症状がみられるのでしょうか。代表的な症状についていくつか紹介していきます。
蕁麻疹
蕎麦アレルギーの場合、体の様々な場所に赤いボツボツができたり、皮膚が赤みを帯びたり、むくみのような症状がみられる場合もあります。比較的食べてからすぐに発症することが多く、30分~1時間程度で発症し、軽度であれば自然治癒する場合もあります。
くしゃみや鼻水
蕎麦アレルギーの場合、くしゃみや鼻水といった花粉症に似たような症状がみられる場合もあります。この場合は症状が軽度のため、蕎麦アレルギーだと気づかない場合も考えられます。
スギやヒノキといった花粉に対してアレルギー症状がみられる場合は、そばを食べても同様のアレルギー症状がみられる可能性も考えられます。アレルギー症状は色々な成分と関連性があるため、誰もが持っている可能性があるのです。
嘔吐や吐き気
蕎麦アレルギーの場合は、嘔吐や吐き気といった症状も見られる可能性もあります。アレルギー症状が顕著にみられる場合は、食べてから数分~数十分の間に症状がみられる場合も多いです。
アナフィラキシー
蕎麦アレルギーは重篤な場合、アナフィラキシーショックを引き起こす可能性も考えられます。アメリカの例を見てみると、食べ物が原因のアナフィラキシーショックで年間100〜150人の方の死亡が報告されています。
具体的な症状は、血圧の急低下や意識消失、呼吸困難など、どれも非常に危険です。急を要しますからすぐに救急車を呼ぶようにしましょう。
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そばアレルギーの対処法は?
蕎麦アレルギーの方は日常的にどのようなことを意識して生活する必要があるのでしょうか。具体的に気を付ける事や対処法について紹介していきます。
少量でも発症する可能性が
特定の食品に対してアレルギーを持っている方は、たとえ少量であっても強いアレルギー反応がみられることも多いです。蕎麦の場合も同様に、加工食品などの原料として使用されていないかなど、注意深く商品を選ぶ必要性があります。
茹で汁なども使わない
蕎麦アレルギーの方は蕎麦のゆで汁などにも注意が必要です。蕎麦のゆで汁には当然蕎麦の成分も溶け出していますから、蕎麦アレルギーの方はゆで汁を飲んだり、触れたりするだけでも反応がみられる可能性も考えられます。
注意すべき料理や食品
蕎麦アレルギーの方は、蕎麦を原料として使用している料理や食品に注意する必要があります。そばはもちろんのこと、和菓子やパンケーキなどにも蕎麦が原料となっている可能性が考えられます。
また、蕎麦を取り扱う飲食店などでも注意が必要で、蕎麦の粉などが別の料理に混ざる可能性も考えられます。蕎麦を茹でた鍋でうどんをそのまま茹でてしまうと、成分が残っている可能性もあります。
蕎麦以外を食べるときでも注意が必要
先ほども紹介した通り、「そば」と記載がなくても原料にそばが使用されていることもあります。例えばぜんざいなどの和スイーツに蕎麦のみが入っていることもあります。
他にも、かりんとうやお饅頭など、和菓子には蕎麦が原料となっている商品も結構あるため注意が必要です。蕎麦アレルギーの方は必ずお店の人に自身が蕎麦アレルギーであることを伝え、購入できる商品を確認しましょう。
まとめ
今回は、そばを食べて下痢や腹痛を引き起こす場合の原因について紹介していきました。
この記事をまとめると
- そばを食べて下痢や腹痛を引き起こす場合はアレルギーの可能性がある。
- 蕎麦には食物繊維が多く含まれているため、食べ過ぎによる消化不良の可能性も。
- 蕎麦アレルギーの場合は原材料や調理方法などに注意する。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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