皆さんは納豆をよく食べると思いますが、納豆についている「からし」はいまいちよくわからない食材ではありませんか?かなり身近な食材ではあるものの、加工食品ですので、元の形がいまいちよく分からないためどんな食べ物か想像するのが結構難しいですよね。
そこで今回の記事ではからしとはどのようなものなのかについて紹介していきたいと思います。からしは体に悪いのか、食べ過ぎてしまうとどのようなデメリットがあるのか、むしろ健康になることができるのか、など色々な点を紹介していきますね。
スポンサードリンク
目次
|
|
からしってそもそも何?
からしとは Wikipedia によるとアブラナ科の植物であるからし菜及び近縁種の種子から作られる香辛料のことと言われています。簡単に言うとからし菜のたねを加工した香辛料ということですね。
からし菜はピリッとした辛味が特徴的な野菜ですので、からし菜の種が私たちのイメージしているからしのような辛味を持っていることは想像に容易いですよね。
ちなみにこのからし菜の種を加工したものは「和からし」と「マスタード」に分類されます。どちらも主原料はからし菜の種、マスタードシードですが、酸味や甘味などの調味料を加えて食べやすく整えたものをマスタード、味を整えずそのままの風味を楽しめるもの和からしといいます。
からしは体に悪い?
納豆に入っているからしの原材料
まず納豆に入っているからしの原材料について紹介していきます。からしには以下のようなものが使われています。
<からしの原材料>
- カラシナの粉
- 酢
- 食塩
- 植物性油脂
- 酸味料
- 着色料(天然のウコンなど)
- ビタミンC
- 増粘多糖類
- アミノ酸等
実はからしの原材料は納豆のパックをみるとしっかりと確認することができます。
特に体に悪いと言われている成分が含まれているわけでもありませんし、あまり聞きなじみのない増粘多糖類というものは私たちが普段食べているジャムなどにも使われているものです。
ただし他のからし調味料に比べても納豆に含まれるからしは、少量でかなりしっかりとした辛味を味わえるものですので、納豆に加えすぎてしまうと辛くて食べにくくなる可能性があります。
基本的には納豆についている程度の辛子の量であれば全く体に悪い影響を与えないと思っていただいて構いませんが、かなり辛味が強い調味料ですので辛いのが苦手な人は使用しないという選択肢もありです。
塩分量は?
ではからしの塩分量について紹介していきます。からしの塩分相当量は10gあたり、 0.9gとかなり少なめで、からしの約10%が食塩になるかなという感じですね。10gのからしを使うなら約1gが食塩相当量になります。
塩分を気にする方はからしに塩分が入っているということを知らない人も多いと思いますので、覚えておいたほうが良い知識でもあります。
食べ過ぎによるデメリット
からしを食べ過ぎてしまうと、強い辛味による味覚障害の危険性や、辛味の刺激によって胃腸への負担が増えてしまうことで胃もたれなどが生じてしまうというデメリットがあります。
その他にも様々なデメリットがあるかと思いきや、からしに含まれている塩分量もかなり少なめですのでそこまで体に悪影響を与える食材ではないといえます。
むしろからしは健康効果の方が大きいと言えますので、次はその点について紹介していきたいと思います。
スポンサードリンク
からしの健康効果は?
殺菌作用
からしにはアリルイソチオシアネートという殺菌作用がある成分が含まれています。これは大根などに含まれているイソチオシアネートと同じようなものです。
このアリルイソチオシアネートは食中毒の予防などに役立てることができ、状態の悪い物を食べた場合でも食中毒のリスクを大幅に軽減してくれます。
抗酸化作用
その他にもアリルイソチオシアネートは活性酸素を抑える抗酸化作用という作用を持ちます。この抗酸化作用とは体の老化を促進する活性酸素というものを無力化してくれる作用で、昨今のアンチエイジング業界ではかなり注目を集めている成分です。
からしは定期的に食べることによって活性酸素の発生を抑え、体の細胞を酸化させないようにすることでいつまでも若々しい体をキープすることができます。
その他にも抗酸化作用によって動脈硬化の予防や、糖尿病の予防、がんの予防など様々な生活習慣病を予防することができます。
美容効果
からしにはビタミンB群が豊富に含まれています。ビタミンB群は細胞の再生やエネルギーの代謝を促す働きがあり、特に美容に効果的とされています。体のむくみを改善してくれる作用もありますので、体の中に溜まった老廃物や余分な水分をさっぱりと洗い流してくれるでしょう。
スポンサードリンク
からしの健康的な食べ方は?
では最後にからしの効果的な食べ方を紹介していきます。
油の多い食材と一緒に食べる
からしは油分の多い食材と一緒に食べることで、健康効果が高い成分を体に吸収しやすくしてくれるというメリットがあります。
あまり油分の多い食材と食べることはないかもしれませんが、からしではなくマスタードはアメリカンドッグにかけたり、最近流行りの韓国料理ホットグにかけたりなど様々な使い方がされますよね。
これらは結構ジャンキーな食べ物に見えて実は理にかなった食べ方だったんですね!
生ものと一緒に食べる
からしを効果的に食べる方法のもう一つは生ものと一緒に食べる方法です。からしには先ほども紹介したとおりアリルイソチオシアネートという強い殺菌成分が含まれています。
生物と言うとどうしても微生物が発生しやすく食中毒を引き起こしてしまう可能性が考えられます。そこで殺菌成分の強いからしをつけて食べることによって食中毒のリスクを大幅に軽減することができます。
スポンサードリンク
まとめ
いかがでしたでしょうか?
この記事をまとめると
- からしはからし菜という野菜の種から作られる香辛料
- マスタードと非常によく似ているが調味料が違う
- からしに含まれる塩分量はそこまで多くはない
- からしはデメリットよりもメリットの方がとても多い
- 油ものと一緒に食べたり生物と一緒に食べる時にからしをつけて食べるのがおすすめ
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
スポンサードリンク