静岡のおでんはなぜ黒い?歴史・特徴は?しめに?黒はんぺんとは?

冬の時期にピッタリのおでん。しかし、おでんは地域によって個性がでます。なかでも、静岡おでんは普通のおでんと比べて出汁が黒いです。では、静岡のおでんはなぜ黒いのでしょうか。この記事では、

  • 静岡のおでんはなぜ黒い
  • 静岡おでんの歴史・特徴
  • 静岡おでんの作り方

以上のテーマについて解説していきます。静岡おでんは、なぜ黒いのか歴史から特徴まで合わせてご紹介していくので、ぜひ参考にしてください。

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静岡のおでんはなぜ黒い

普段みかけるおでんは、出汁が薄茶色ですが静岡のおでんは黒いです。では、なぜ静岡のおでんは黒いのでしょうか。

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だしが黒い理由は?

おでんの出汁は、関西と関東で違いがあります。なかでも静岡のおでんの出汁が黒い理由は、濃口醤油が使用されているためです。出汁に味がしっかりついているので、具材にも染み込んでいます。

濃口醤油だけでなくスープが継ぎ足しされているので、黒い出汁になっています。コクと風味が良い濃口醤油で作られる出汁は、味も染みるので美味しいですよ。また、具材としていれられる牛すじからも肉の旨みがでます。

MEMO
  • 関西のおでん・・・主なだしの材料:昆布・かつお・塩・薄口醤油。透き通っただしの色が特徴です。
  • 関東のおでん・・・主なだしの材料:かつお・みりん・酒・濃口醤油。汁の色はやや濃い目です。

どこで食べられる?

静岡のおでんは、本場の静岡県で食べられます。また、静岡県内の駄菓子屋さんでもおでんは売っていますよ。具材一つひとつに串がささっているので、子供でも食べやすいです。ですが、遠方などで食べに行けないときも通販で購入可能です。

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静岡おでんの歴史・特徴

なぜ、だしが黒いのか詳しく分かりましたよね。続いて、静岡のおでんの歴史についてご紹介します。

静岡おでんの歴史

静岡おでんの歴史は、大正時代にまで遡ります。戦争後に、牛すじや豚モツは廃棄処分されていましたが、試しにおでんにしてみたところが始まりです。

静岡おでんの5箇条

静岡おでんには、5ヶ条があります。

  • 黒いスープである
  • 串に刺してある
  • 黒はんぺんが入っている
  • 青海苔、だし粉をかける
  • 駄菓子屋にもある

5ヶ条を見ただけでも、他の地域にはないおでんの特徴ですよね。このように、個性的な静岡おでんを味わってみてはいかがでしょうか。

ふりかけをまぶす?

静岡おでんには、ふりかけをまぶして食べられます。おでんにふりかけをまぶすイメージはないですよね。ふりかけといってもごはんにかけるようなものではなく、青のりやかつお節などの粉末がかけられます。

ふりかけをまぶしたおでんは、一味違い香りや風味も良くなります。

MEMO

ふりかけ以外にも、味噌やからしを付けて食べられます。同じ味だと飽きやすいですが、このように味変できる調味料があればいくらでも食べられますよね。

黒はんぺんとは

黒はんぺんは、サバやイワシを骨ごとすりつぶして、練り込まれた食品です。通常のはんぺんと違い、骨ごと練り込まれているので歯ごたえのある食感です。

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静岡おでんの作り方

続いて、静岡おでんの作り方をご紹介します。

だしの材料

静岡おでんを作るときのだしの材料はこちらです。

煮汁の材料

  • 水:1500cc
  • いわし粉、サバ節粉とのミックスなどのダシ用粉末:小さじ4ぐらい(昆布でも大丈夫です)
  • 酒:100cc
  • 砂糖:大さじ4
  • 濃口醤油:大さじ5
  • 塩:少々

調味料は、以上になりますが他にも具材から出る旨味成分がだしに使われます。

合う具材

静岡おでんには牛すじ、黒はんぺん、練り物、大根、卵などの具材が多いです。他にもお好みでモツなど自分の好きな具材を入れてくださいね。

作り方の手順

静岡おでんの作り方は、こちらです。

作り方レシピ
  1. 事前に牛すじやモツは2回くらいアク抜きを行っておきましょう。

  2. 大根や黒はんぺん・卵などは串に刺します。

  3. 鍋に、先ほどのだしの材料となる調味料を入れて煮たせます。

  4. 沸騰してきたら、用意した具材を入れて、煮込んでいけば完成です。

参考:cookpad 静岡おでん

しめには、うどんやお米を使って雑炊にするのもおすすめです。さらに、鰹節粉などの粉末をふりかけとしてかけて食べましょう!

ポイント

静岡おでんのポイントは、じっくり煮込むことが大切です。牛すじや濃口醤油などの出汁をでるために、長時間煮込んで旨み成分を出しましょう。この時に牛すじからでる汁も一緒に使うと静岡おでんになりますよ。

また、静岡おでんは具材に串がついているので、刺すのを忘れてはいけません。

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まとめ

 静岡おでんは、なぜ黒いのかですが、濃口醤油などの調味料によるものです。 今回の記事内容でご紹介したことをまとめますね。

この記事をまとめると

  • 静岡おでんのだしは、濃口醤油が使われているだけでなく牛すじなどの具材から出る旨味成分で、黒いだしが完成する
  • 発祥は静岡県で、大正時代の戦争後に廃棄処分がされる予定の牛すじやモツを試しにおでんにしたことが始まり
  • 使用される具材では、サバやイワシなどの魚を骨ごとすりつぶした練り物で、静岡おでんに使われている特徴の一つ
  • また、青のりや鰹節粉などをふりかけると香りや風味がよくなる

静岡おでんはなぜ黒いのか詳しくわかりましたか?通常のおでんとは、一味違った静岡おでんをぜひ食べてみてくださいね。

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