屋台などでよく目にする天津甘栗ですが、一体どんな食べ物なのでしょか?また、なぜ甘栗は甘いのかはご存知でしょうか?今回は、
- 天津甘栗の特徴は?
- なぜ甘いの?
- カロリーや糖質は?
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目次
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天津甘栗の特徴
そもそも天津甘栗とはどのような食材なのでしょうか?普通の甘栗とは違うのでしょうか?以下に記載させていただきます。
天津甘栗とは
天津甘栗の主な産地は、河北省の燕山山脈周辺です。この産地では、天津栗本来の特性を持つ栗が採れると定評があります。天津甘栗は、9月~10月中旬頃に完熟して糖度ののった実が落下しますので、それを待って収穫されます。これが天津甘栗の適切な時期の適切な方法での収穫になります。こうして収穫された天津甘栗は、適正な価格で買い付けされます。このように、産地との信頼関係を保つことが甘栗の安定した品質につながるのです。そして、天津甘栗の1番の特徴は、焼成釜の中で石と一緒にゆっくりと熱を掛けて焼き栗にされることです。この際、焼成釜の温度が上がりすぎないように水あめをかけて火力調整をします。そのようにして遠赤外線でふっくらと焼き上げていくため、弾力があって味わいが深い焼き甘栗が出来上がるのです。
カロリー・糖質
甘栗のカロリーは、100gあたり230kcalで、糖質は甘栗100gあたり40gと言われています。甘栗100gというとあまりピンとこないかもしれませんが、これは甘栗およそ20個分の量にあたります。そのため、一度に甘栗を20個食べてしまうととんでもないカロリーを摂取することになってしまいます。甘栗は一袋で200gや300g入っているものもありますので、一人で一度に一袋は食べないようにしましょう。
なぜ甘い?
天津甘栗はなぜ甘いのかというと、「甘みのある栗を使っているから」です。日本に自生している栗は大粒の「和栗」と呼ばれる品種で、甘栗に使われる栗は「天津」という甘みの強い栗になります。この甘みのある栗を石で蒸し焼きにして、遠赤外線効果で芯まで火を通しているため天津甘栗は甘く感じるのです。
砂糖を使っている?
天津甘栗は砂糖は使っていないのでしょうか?天津甘栗の屋台からは、おいしそうな甘いにおいがしますよね。天津甘栗の甘さは、その栗本来の甘さによるところが強いですが、甘栗には砂糖や蜜などの甘味料もプラスされています。しかしこれは栗に甘みを出すためにプラスされているわけではなく、栗の殻が爆発しないように表面に塗っているものです。そのため甘栗の実の甘みは栗自体の甘みです。芯までしっかり火が通っているため、天津甘栗の天然の甘みをしっかりと味わうことができるのです。
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天津甘栗の栄養・メリット
天津甘栗の特徴や、なぜ甘いのかについてなどがよくわかりましたね!それではここからは「天津甘栗の栄養やメリット」についてご紹介させていただきます。
栄養素の一覧
天津甘栗には、食物繊維や葉酸・カリウムなどといった栄養成分が含まれています。
天津甘栗を食べるメリット
天津甘栗には食物繊維が豊富に含まれています。そのため便秘で悩んでいる方にとっては、便秘を解消させて腸内環境をも良くしてくれるというお助け食材です。さらに、基礎代謝を上げてくれるたり摂取したカロリーを燃えやすくしてくれる可能性もありますので、ダイエットをしている方にもありがたい食材です。また、天津甘栗にはカリウムも入っておりますので、むくみやすい人にもおすすめです。そして天津甘栗には葉酸も豊富に入っておりますので、女性にとっては積極的に食べた方が良い食材の一つです。天津甘栗は高カロリーですので、食べ過ぎることは良くないですが、適度に食べれば体に嬉しい効果がたくさんある食材なのです。
ダイエット効果はある?
食物繊維が豊富に含まれておりますので、便秘解消効果が期待できます。そのためダイエット中の方にはメリットがある食材であると言えるでしょう。
食べ過ぎは太る?
天津甘栗は高カロリーな食材のため、食べ過ぎてしまうと太ってしまう可能性があります。
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おすすめの食べ方・作り方
天津甘栗のおすすめの食べ方や作り方を以下に記載させていただきます。
おいしい食べ方の手順
天津甘栗は、オーブントースターもしくはフライパンで3分~4分ほど温めて食べると、栗本来のホクホクとした食感を楽しむことができます。ですが、温めすぎると破裂する恐れがありますので気をつけてください。
天心甘栗の作り方
- まずは栗を茹でます。その栗の大きさにもよりますが、大体1時間ほど茹でましょう。
- 茹であがったらすぐに栗を水にさらします。
- プライパンに2の栗を入れて、お砂糖とお水を合わせて3~4回に分けて入れ煎ります。
- 時間をかけてよく煎ったら完成です。
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まとめ
この記事をまとめると
- 天津甘栗の1番の特徴は、焼成釜の中で石と一緒にゆっくりと熱を掛けて焼き栗にされることである。この際、焼成釜の温度が上がりすぎないように水あめをかけて火力調整をする。そのようにして遠赤外線でふっくらと焼き上げていくため、弾力があって味わいが深い焼き甘栗が出来上がるのである。
- 天津甘栗はなぜ甘いのかというと、「甘みのある栗を使っているから」である。日本に自生している栗は大粒の「和栗」と呼ばれる品種で、甘栗に使われる栗は「天津」という甘みの強い栗になる。この甘みのある栗を石で蒸し焼きにして、遠赤外線効果で芯まで火を通しているため天津甘栗は甘く感じる。
- 甘栗のカロリーは、100gあたり230kcalで、糖質は甘栗100gあたり40gと言われている。