小さい頃、とうもろこしを食べていると母によく「食べすぎると下痢をするから注意しなさい。」と言われていたのですが、同じようなことを言われていた方は多いのではないでしょうか。
当時は、単なる食べ過ぎ防止の脅し文句としてしか捉えていませんでしたが、つい最近この出来事を思い出し「なぜ?」と考えるようになりました。
今回は、『とうもろこしを食べると下痢を引き起こす理由』を中心に栄養素や成分、美味しい食べについてまで詳しく解説していきます!
ぜひ、最後まで読んでみてくださいね。
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目次
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とうもろこしを食べると下痢になる理由
食物繊維が豊富
実は『食物繊維』は2種類に分類されることをご存知でしょうか。
1つは『水溶性食物繊維』。
水に溶けサラサラとした状態になるのが特徴的であり、不必要な物質が体内に吸収されるのを防ぐ働きがあります。水溶性食物繊維を多く含む食品としては
- 乾燥あずき
- きなこ
- エシャロット
…などが挙げられます。
そしてもう1つは『不溶性食物繊維』。
この『不溶性食物繊維』が多く含まれている食品の1つに『とうもろこし』があります。不溶性食物繊維には、整腸作用があり便秘を改善する効果が…。
…とはいえ、限度を超えた量の摂取は下痢を引き起こしてしまう要因にも。適量を摂取することで効果を得ることができます。
アレルギーを持っている
とうもろこしを食べることによって下痢を引き起こす要因として考えられるのが『食物アレルギー』。
特定の食物がアレルゲンとなって、体内・体外に症状がでる病気です。重症度や症状は個々によって違うので、下痢の他にも結膜の充血やくしゃみ鼻水の症状が出る場合も…。
症状は特定食物を摂取してから、およそ2時間以内にでることが多いので下痢をした2時間前までにとうもろこしを食べていたようであれば、食物アレルギーを疑ってみてもよいでしょう。
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とうもろこしの栄養素・効能
便秘改善に役立つ
食物繊維が豊富な『とうもろこし』。
想像どおり便秘改善が大いに期待できる食品です。ただし、上記でも解説したとおり食物繊維は『水溶性食物繊維』と『不溶性食物繊維』に分類されます。
とうもろこしは不溶性食物繊維に属しますが、便秘で悩んでいる場合には比較的に水溶性食物繊維が有効とされているそう。便秘の度合いにもよりますが、極端に酷い場合には水溶性食物繊維を摂取すると効果を実感しやすいようです。
大腸がんの予防に効く
とうもろこしに多く含まれている『食物繊維』には腸内環境を整え大腸がんを予防する働きも。
…というのも「全ての病気は腸内環境から」とされるほど腸内環境を整えることは健康な体を作るうえで最重要ポイントなんだとか。
その他にも、とうもろこしには
- ビタミン
- リノール酸
- カルシウム
- マグネシウム
- 鉄分
- カリウム
…など栄養素が豊富。とうもろこしを食べるだけで
- コレステロールを下げる
- 動脈硬化を予防する
- 血行をよくし肩こりや冷え性を改善する
- やる気をだす
…という効果が期待できるのであれば、これはもう積極的に食べるしかないですよね。
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とうもろこしは嫌いな人が多い理由
食感が苦手な人
シャキシャキ、プチっとした食感が特徴なとうもろこし。
とうもろこし好きな自身にとっては魅力ポイントとも言えますが、実は苦手な人が挙げるポイントで多いのは『独特な食感』なんだとか。
とうもろこしの匂いや味は我慢ができても、噛んだ瞬間の食感が克服できない…という方も結構多いようです。
味や匂いが苦手な人
どの品種も比較的に糖度が高いとうもろこし。特にスイートコーンなどの品種は甘いことで有名ですね。
「野菜なのに甘い!」という点で人気があるとうもろこしですが、苦手な人にとっては「野菜なのに果物のような甘さが苦手」と、魅力ポイントが逆効果を示してしまうことも…。
また、とうもろこし特有の匂いが苦手と感じる人もいるようです。
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とうもろこしの美味しい食べ方
とうもろこし好き代表としては、苦手な人にも出来るだけ美味しく食べてもらいたいところ…。
下記では、とうもろこしの美味しい食べ方を具体的にご紹介していきます!ぜひ試してみてくださいね。
茹で方を研究しよう
とうもろこしで1番オーソドックスな食べ方といえば、やはり『茹できび』ですよね。
電子レンジを使うなど様々な方法がありますが、下記ではおすすめの茹で方をご紹介しちゃいます!
- 水から茹でる
水に浸かっている時間が長い分、とうもろこし自体に水分が凝縮されジューシーな味わいに。食べた瞬間、口に中いっぱいに甘い果汁が広がりますよ。 - お湯から茹でる
シャキシャキとした食感が楽しめる仕上がりに。とうもろこしの歯応えをより感じたい人には、是非とも試して頂きたい茹で方です。
バター醤油を塗ると
バター醤油の香りが食欲を沸きたてる食べ方。
作り方も至って簡単なので、料理初心者さんでも挑戦しやすい一品です。
- 茹でたとうもろこしを用意する
- 熱したフライパンでバターを溶かす
- 2にとうもろこしを入れ焼き目がつくまで加熱する
- 火を止めて醤油を回しかける
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まとめ
いかがでしたか?
今回は、『とうもろこしを食べると下痢を引き起こす理由』を中心に栄養素や美味しい食べ方について解説しました。
この記事をまとめると
- 下痢を引き起こす要因として『食物繊維が豊富』『食物アレルギーがある』の2点が考えられる
- ビタミンや鉄分だけでなく食物繊維が豊富なとうもろこしは、『便秘の改善』『大腸がん予防』の効果が期待できる
- 美味しい食べ方として、『水から茹でる』『お湯で茹でる』『バター醤油を塗る』という調理法も!
スーパーなどでも手に入りやすく栄養素が豊富なとうもろこしは、積極的に食べたい食品ですね。美味しい食べ方も、他にもまだまだ沢山ありますよ。
ぜひ自分好みの食べ方を見つけてみてください。
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