納豆は大昔から食べられている、日本の伝統的な発酵食品です。健康に良いといわれており、海外からも注目されている食品になります。健康に良いならば毎日食べても大丈夫?と思ってしまいますが、納豆は毎日食べるとどうなるのでしょうか?
- 納豆のメリット
- 毎日納豆を食べるとどうなるのか?
- 納豆の正しい食べ方
納豆を食べるタイミングや効果、副作用などについて詳しく紹介していきます。
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目次
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納豆のメリット
納豆は健康食品としての評価も高く、頻繁に食べる人も多いですが、納豆にはどのようなメリットがあるのでしょうか?
原料や製法
納豆の原材料は大豆であり、大豆と納豆菌のみで作られるシンプルな発酵食品です。
製法もいたってシンプルであり
- 蒸した大豆と納豆菌を混ぜる
- 発酵させる(16~18時間)
- 一度冷却させる
- 熟成させる(24時間)
これだけで納豆ができてしまうのです。
簡単なのにとてもおいしいなんて素晴らしい!と思うかもしれません。おいしい納豆は簡単に見える納豆づくりですが、発酵時間によっても納豆の仕上がりは大きく変わります。
納豆に使用する大豆の種類も、異なる粒の大豆を使用したり大豆を炒ってひいたり、山形県米沢市周辺ではひきわり納豆に米麹と塩を加えたりする「五斗納豆」というものもあります。シンプルだけど納豆は奥深い食品なのです。
栄養や効能
シンプルだけど奥深い納豆にはどのような栄養と効果があるのでしょうか?
40gあたりの栄養素
- たんぱく質:6.6g
- 脂質:4.0g
- 炭水化物:1.2~1.6mg
- ビタミン:1.2~1.6mg
- ミネラル:430~441mg
- 食物繊維:2.3~2.7mg
栄養素に差がありますが、これはつぶとひきわりの差であり、ひきわりは炒めた大豆をひいて細かくしているので、粒納豆と差が出てしまうそうです。栄養も豊富な納豆を食べることで、いろいろな効能が得られます。
- 疲労回復
- 美肌
- 免疫力のUP
- 腸内環境の改善
- ダイエット
- 高血圧・血栓の予防
大豆に含まれる納豆菌は、胃酸にも負けることなく生きたまま腸に届くので腸内環境を改善してくれます。腸内環境の改善は、ダイエットにも繋がるので、納豆だけでいくつもの効果を得ることができます。
そして、大豆に含まれる大豆イソフラボンは、肌の調子を整えるエストロゲンの働きを補ってくれるので、若々しい肌をサポートしてくれます。
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毎日食べるとどうなる?
健康に良い納豆なので、毎日食べたいと思いませんか?ですが、何事食べ過ぎは良い効果を与えるばかりではないといいます。納豆を毎日食べるとどのようになるのでしょうか?
食べれば食べるほど効果があるわけではない
健康に良い納豆を毎日食べたいと思うのは問題ありません。1日に食べる量を調整することで体に良い効果があるので、毎日食べるようにしましょう。
食べるほど効果が得られるわけではないので、過剰摂取を避け、適量を食べるようにしてください。
納豆菌の摂りすぎで腹痛や吐き気
腸内環境の改善に効果がある納豆菌ですが、納豆菌の摂りすぎによって、腹痛や吐き気を起こすこともあります。
納豆菌によって腸内の善玉菌を増やし悪玉菌を減らしますが、納豆菌が増えすぎてしまうことで腸内環境のバランスが悪くなってしまうので、腹痛や吐き気が起きやすくなります。
イソフラボンの摂りすぎで婦人系疾患
大豆イソフラボンは、美肌などの効果をもたらしますが、過剰摂取してしまうと子宮内膜症や乳がんの再発リスクを高めるといわれています。
ビタミンKの摂りすぎで血液凝固
納豆はビタミンKが豊富なことで有名です。1パックの納豆に含まれているビタミンKは240μgです。一般的には適量などもなく健康被害などもないといわれていますが、過剰摂取をしてしまうと血液凝固を起こしてしまう可能性があります。
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どう食べるのが良い?
食べ過ぎには注意の必要な納豆ではありますが、どのように食べていくのが一番良いのでしょうか?
食べるタイミング
納豆をいつ食べる?と考えて悩んだことはありませんか?臭いもあるので出掛ける前は…と思ってしまう人もいるようです。
実際に納豆を食べるのに良いタイミングは、朝よりも夜です。固まった血液を溶かすナットウキナーゼが寝ている間に活性化して、血液をサラサラにしてくれるのでおすすめといわれています。
ナットウキナーゼは食後4時間後に活性化が最大になるので、夜に食べて朝に体調を良くしていきませんか?
1日の摂取量の目安
1日何パックの納豆を毎日食べていますか?1パックくらいの人が一番多いですが、健康的になるために必要な量は2パックとされています。
しかし、私たちは他にも大豆製品を食べることが多いので、1パックでも十分だといわれています。大豆製品の摂取量が少ないと感じる方は、2パック食べてるようにしてみてください。
おすすめの食べ方
納豆はご飯が一番!確かにおすすめな食べ方ですが、毎日納豆ご飯も飽きてしまう人もいます。ここでおすすめするのが「納豆にちょい足し」することです。
ちょい足ししておいしい食材として
- キムチ
- たまご
- 刻みネギ
- 刻みほうれん草
- 山芋
キムチは、ごま油と一緒にして混ぜることで、キムチの辛さをマイルドにし、ご飯と一緒に食べるだけではなくお酒のおつまみとしても合います。山芋など同じネバネバ系のものも合わせるとおいしいです。
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まとめ
納豆の食べ過ぎは太るのか?食べ方とおいしく食べるポイントやちょい足しにピッタリの食材を紹介しました。
この記事をまとめると
- 納豆を食べることで、腸内環境の改善やダイエット、美肌などの効果が期待できる
- 食べ過ぎにも注意が必要であり、過剰摂取は控える
- 納豆は1日1パック程度を適量とし、大豆製品の摂取量が少ない人は2パックまで食べると十分な効果が得られる
納豆はさまざまな健康効果が期待できる発酵食品です。毎日適量を食べることで、腸内環境の改善ができます。いろんな食材をちょい足しすることで、味も食感も変化するので、毎日おいしく食べ続けることができます。