赤紫蘇の実は食べられる?調味料や具材としてもおすすめ!使い方は?

胸がスッとするような爽やかな香りが特徴的な紫蘇ですが、一般的には葉を食べるイメージがありますよね。

実は、紫蘇は葉の部分だけでなく実も食べることが出来るのをご存じでしょうか?

  • 赤紫蘇の実はたべられるってほんと?
  • 赤紫蘇には豊富な栄養素が含まれている
  • 赤紫蘇の実を使ったレシピを紹介

今回は、こちらについて詳しく解説します。

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赤紫蘇の実は食べられる?

「赤紫蘇」と聞いて普通の紫蘇とどう違うのかな?と思った方は多いのではないでしょうか。

赤紫蘇は私たちが日常的に食べる大葉(紫蘇)の一種ですが、特に赤紫蘇の実は大葉に比べるとえぐみがあるため、そのまま食べることはあまりありません。

そのため、塩漬けにしてえぐみを抜いたり乾燥させることで様々な用途で食用として楽しむことが出来るようになります。

赤紫蘇の葉と実それぞれの用途について解説します。

調味料として

赤紫蘇を使用して作ることが出来る調味料として、赤紫蘇酢が特に有名です。

赤紫蘇酢の特徴として、綺麗な赤紫蘇の色をしているにも関わらず紫蘇の味自体があまりしないことが挙げられます。

そのため、普通のお酢と同じ使い方をするだけで赤紫蘇の持つ豊富な栄養素を摂取することが出来るのです。

赤紫蘇酢のレシピは以下の通りです。

用意するもの:赤紫蘇150g 酢500mg 熱湯500ml

作り方:

  1. 洗浄した赤紫蘇を熱湯に入れて5分間茹で上げる
  2. お湯に紫蘇の色が移ったらザルに上げて水気を絞る
  3. 紫色になったお湯に再度火を入れて中火で煮詰めていく
  4. 水分が100ml程度になったら、火を止めて酢を入れる
  5. 粗熱を取っている間に保存容器を煮沸消毒する
  6. 保存容器に赤紫蘇酢を移し入れて蓋をする

出来上がった赤紫蘇酢は冷蔵庫で保存すれば約半年間日持ちします。

具材として

赤紫蘇の実にはプチプチとした食感があるため、てんぷらの具材としても美味しく食べることが出来ます。


赤紫蘇の天ぷらのレシピは以下の通りです。

用意するもの:赤紫蘇の実30本程度 薄力粉100cc 水120cc 製氷氷1個 菜種油250cc前後

作り方:

  1. 紫蘇の実をザルに入れて流水で洗いしっかりと水を切る
  2. 薄力粉と水を1:1を目安に溶く
  3. 溶いたてんぷら粉に氷を入れて良く混ぜる
  4. 油調用鍋に油を入れて170℃前後でキープする
  5. 粉にくぐらせた赤紫蘇の実を1分半から2分程度様子を見ながら揚げる
  6. てんぷら用敷き紙の上に乗せて油を切り器に盛りつける

カリッと揚がった赤紫蘇の天ぷらはお酒にも良く合いますよ。

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赤紫蘇の実の栄養素

栄養

栄養

紫蘇の実100g当たりに含まれる栄養成分は以下の通りです。

  •  エネルギー:32kcal
  •  たんぱく質:3.4g
  •  脂質:0.1g
  •  炭水化物:8.9g
  •  ビタミン
  •  ビタミンA(βカロテン):2600μg
  •  ビタミンD:0μg
  •  ビタミンE:3.8mg
  •  ビタミンK:190μg
  •  ビタミンB1:0.09mg
  •  ビタミンB2:0.16mg
  •  ナイアシン:1.8mg
  •  ビタミンB6:0.12mg
  •  ビタミンB12:0μg
  •  葉酸:72μg
  •  パントテン酸:0.80mg
  •  ビタミンC:5mg  
  •  ナトリウム:1mg
  •  カリウム:300mg
  •  カルシウム:100mg
  •  マグネシウム:71mg
  •  リン:85mg
  •  鉄:1.2mg
  •  亜鉛:1.0mg
  •  銅:0.52mg
  •  マンガン:1.35mg
  •  食物繊維:8.9g

一般的に紫蘇の葉と比較すると紫蘇の実の栄養成分は低いと言われています。しかし、リンや食物繊維に関しては葉よりも実に多く含まれており、なおかつ赤紫蘇には普通の紫蘇にはないアントシアニンという色素が含まれています。

アントシアニンはリンゴやブルーベリーにも含まれている色素のことで、眼精疲労の回復や老眼の予防にも効果が期待出来る栄養素としても知られています。

効能

赤紫蘇の実を食べることで得られる効能は下記の通り、多種に渡ります。

  • 抗菌作用
  • 食欲増進・消化吸収の促進
  • アンチエイジング効果
  • がん予防・生活習慣予防
  • 免疫力を高める効果
  • アレルギーを抑制する効果
  • 解毒効果
  • 貧血予防効果
  • リラックス効果・ストレス軽減効果
  • 眼精疲労の回復や老眼の予防

その中でも特徴的なのは、やはり赤紫蘇独自の栄養素であるアントシアニンによる眼精疲労の回復や老眼の予防効果と言えるでしょう。

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赤紫蘇の実のレシピ

レシピ

赤紫蘇を使用して手軽にかつ長期保存が可能なレシピを3つ紹介します。

佃煮

引用:クックパッド

用意するもの: 赤紫蘇の実40g オリーブオイル小さじ1弱 みりん大さじ1 カレー粉小さじ1 粗塩ひとつまみ 醤油少々

作り方:

  1. 赤紫蘇の実を洗い、水に浸して一晩アクを抜いておく
  2. ザルに上げて水気を切る
  3. 油を熱したフライパンに赤紫蘇の実を入れて中火で炒める
  4. 調味料を加えて良く混ぜながら醤油を入れて仕上げる

紫蘇の香りとカレーの香りが混じり合って、より食欲をそそりますよ。

醤油漬け

引用:クックパッド

用意するもの:赤紫蘇の実50g 塩小さじ1 醤油赤紫蘇の実が全て浸かるくらい

作り方:

  1. 赤紫蘇の実を水洗いする
  2. 水を切った赤紫蘇の実を塩でもむ
  3. 沸騰したお湯で1分茹でる
  4. ザルに上げて水気を切る
  5. 煮沸消毒した瓶に入れてひたひたになるまで醤油を注ぐ

紫蘇の風味を楽しみながらご飯も進む一品です。

塩漬け

引用:クックパッド

用意するもの:赤紫蘇の実100g 塩20g(紫蘇のみの20%を目安に)

作り方:

  1. 赤紫蘇の実を洗って水気をとり、しごいて軸から外す
  2. 小さじ1(分量外)の塩で良くもむ
  3. 赤紫蘇の実を絞ったら熱湯にくぐらせて流水で粗熱をとる
  4. しっかり水気を絞り塩をまぶしながら保存容器にギュウギュウに詰め込む
  5. 重しを乗せて冷蔵庫に入れて1週間ほど待てば出来上がり

玄米に混ぜておにぎりの具にしたり、塩抜きしたあとに昆布と一緒に炊いても美味しく食べることが出来ますよ。

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まとめ

この記事をまとめると

  • 赤紫蘇の実は生でも調理しても美味しく食べることが出来る
  • 赤紫蘇の実は豊富な栄養素が含まれている
  • 中でも安静疲労の回復や老眼の予防に効果のあるアントシアニンが豊富
  • 赤紫蘇の実は塩漬けや佃煮だけでなくてんぷらの具材としても楽しめる

いかがだったでしょうか。

鮮やかな色合いの赤紫蘇の実は、他にも色々な楽しみ方があります。是非、ご自分だけの美味しく楽しいレシピを探してみてくださいね。

この記事がみなさんの参考になれば幸いです。

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