梅干しを漬ける際の材料として用いられる「赤紫蘇」、この赤紫蘇を使用して作る赤紫蘇シロップには多彩な用途があります。
中でも、シロップをたっぷり使って作る赤しそジュースは栄養満点で、夏バテ防止にももってこいです。
- 赤紫蘇シロップはどのくらい日持ちする?
- 赤紫蘇ジュースの効能を知る
- 赤紫蘇シロップが腐った時のサイン
今回は、こちらについて詳しく解説します。
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目次
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赤紫蘇シロップの日持ち期間は?
赤紫蘇シロップは、赤紫蘇や水、砂糖などの簡単な材料だけで作ることが出来ますが、防腐剤などが使用されていないという特徴があります。
ここでは、赤紫蘇シロップの日持ち期間について解説します。
日持ち期間
一度作った赤紫蘇シロップは、常温下でも10日程度日持ちさせることが可能です。ただし、後ほど解説しますが夏場は赤紫蘇シロップが腐りやすくなるため常温保存は避けましょう。
より長く日持ちさせたい場合は、冷蔵や冷凍など保存温度を下げて保存することをおすすめします。
保存期限は?
冷蔵保存
冷蔵庫で赤紫蘇シロップを保存する場合は、約3ヵ月程度日持ちさせることができます。
赤紫蘇シロップは水や炭酸水で割って楽しむことが多いので、あらかじめシロップを冷やしておく方が便利ですね。
冷凍保存
赤紫蘇シロップを作りすぎてしまった場合など、より長く赤紫蘇シロップを保存したい場合は冷凍保存することで1年以上保存が可能です。
また、冷凍する際は一度に使い切れる量をジップロックなどに小分けすることが大切です。これは食材の再冷凍を防ぐために大切なこと。
赤紫蘇シロップに限らず、食品は冷凍と解凍を繰り返し行ってしまうと組織が崩れて美味しさや安全性が失われてしまうのです。折角作った赤紫蘇シロップを美味しく安全に楽しむために、必ず守りましょう。
保存とは用途が異なりますが、赤紫蘇シロップを製氷機に入れて凍らせることでシャーベット状にしたり、色々な楽しみ方があるのも冷凍のメリットですね。
腐りやすい環境は?
赤紫蘇シロップを保存する際に注意したいポイントを解説します。
夏場は常温保存を避ける
夏の間は気温が非常に高くなり、微生物が繁殖しやすい期間にあります。例え濃度の高い赤紫蘇シロップであっても夏の間だけは、冷蔵庫内で保管することをおすすめします。
保存する場合は煮沸した瓶を用意する
赤紫蘇シロップを保存する容器にも気を配りましょう。保存用の瓶は事前に沸騰したお湯のなかで煮沸消毒を行うことで目に見えない微生物を死滅させることが可能です。
また、煮沸消毒の瓶の内側にも触れないようにするのも大切なポイントです。トングや清潔な布巾を使用して上手に扱いましょう。
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赤紫蘇ジュースの効能は?
栄養
赤紫蘇シロップの原料となる赤紫蘇にはビタミン類や鉄分、カルシウム、α-リノレン酸、アントシアニンなど、体によい栄養成分が豊富に含まれています。
中でも、赤紫蘇の鮮やかな赤色は、アントシアニンと呼ばれる色素の働きによるものです。
アントシアニンはリンゴやブルーベリーにも含まれている色素のことで、眼精疲労の回復や老眼の予防にも効果が期待出来る栄養素としても知られています。
赤紫蘇シロップは、適切な摂取量を守れば体の内側から元気になることが出来るでしょう。
効能
赤紫蘇で作るシロップには、次の効能が期待できます。
- 視力の向上や疲れ目の回復
- アレルギー予防
- 疲労回復
- 食欲増進
- 整腸効果
- 美肌効果
夏バテなどで疲れやすい夏の時期には疲労回復効果が特に嬉しいですよね。また、整腸効果や美肌効果など女性にとっても嬉しい効能があるのも特徴的です。
赤紫蘇シロップを摂取する際は、食前に炭酸で割って飲むことで食欲を増進させることが出来るので特におすすめですよ。
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赤紫蘇シロップは腐るとどうなる?
赤紫蘇シロップが腐敗してしまった場合、どのような特徴が出るのかを解説します。
見た目
シロップ表面にフワフワとした綿毛のようなものが生えていたら腐敗が進みカビが生えているサインです。カビの主な生育条件は「水分」「空気」「栄養」の3つです。
もしも赤紫蘇シロップを使用する際に見た目に違和感を覚えたら、使用せずに廃棄することを心がけましょう。
臭い
ツーンと刺激臭がした場合、腐敗が進行しているサインです。仮に飲んでしまった場合は、食中毒などが発生するリスクがあります。
味
赤紫蘇シロップが腐敗しているかどうかは、見た目と臭いを最初に確認することでほぼ確実に見抜くことが可能です。
口に含んだ際にいつもと違う味がした場合は、それ以上口にすることは避けて廃棄することを徹底しましょう。
万が一腐敗した赤紫蘇シロップを食べてしまい、吐き気や下痢などの症状が発症した場合は、自分で判断することはせずに必ずかかりつけの医師の診断を仰ぎましょう。
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まとめ
この記事をまとめると
- 赤紫蘇シロップは、冷蔵保存で3ヶ月、冷凍保存で1年を目安として保存が可能
- 気温の上がりやすい夏季は腐敗が進行しやすいため常温は避けて冷蔵庫での保存がおすすめ
- 赤紫蘇シロップにはビタミン類やアントシアニンなどの栄養素が豊富に含まれている
- 赤紫蘇シロップは腐敗するとカビが生えたり、刺激臭が発生するので使用する前にしっかりと確認することが大切
いかがだったでしょうか。
暑い夏は夏バテなどが起こりやすく気分も落ち込みやすい季節です。スッキリとした味わいの赤紫蘇ジュースで気分をリフレッシュさせて暑さを吹き飛ばしましょう。
この記事がみなさんの参考になれば幸いです。
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