大豆アレルギーの人はあんこを食べられる?症状が出ず食べれるものは?

大豆は私たちの食生活の様々な場所で登場してきます。豆乳や豆腐、きな粉や醤油など、調味料や加工食品などに姿かたちを変えて登場しているため、日本人にとっては無くてはならない食材です。

今回は、大豆アレルギーについて解説していきます。大豆は先ほども紹介した通り、様々な食品や調味料の原料となっているため、アレルギーの方は苦労されますよね。

和菓子に使用されることも多い「あんこ」も、アレルギーの場合は同様に食べられないのでしょうか。そこで今回は、

  • 大豆アレルギーの人はあんこを食べられる?
  • 意外に大豆アレルギーが発症しにくい食品は?
  • 大豆アレルギーの人が避けるべき食品は?

これらのテーマで紹介していきます。是非最後までチェックしてくださいね。

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大豆アレルギーの人はあんこを食べられる?

和菓子に欠かせないものと言えば「あんこ」ですが、あんこには小豆が使用されていますよね。大豆アレルギーの場合は小豆も食べられないのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

あんこの原材料は小豆

大豆は「表示が推奨される食品18目」の中の一つで、症状がみられる場合は重篤な場合も多いため注意が必要です。それではあんこに使用される小豆と大豆の関係性はどうなのでしょうか?

小豆も大豆も豆に変わりはないですから、大豆アレルギーの場合は食べることができないように思われます。しかし実際は小豆と大豆は成分が違うため、大豆アレルギーと小豆は無塩の関係です。

大豆アレルギーの場合でも、あんこは安心して食べることができると言えます。

小豆にアレルギー反応は?

大豆アレルギーでもあんこは食べられるということがわかりましたが、小豆でアレルギー反応を示す場合もあります

症例的にはそれほど多くありませんが、口腔アレルギー症候群の症状が見られ、口の中が痒い、舌がピリピリする、喉が腫れるといった症状が出る可能性があります。

アレルギーの原因は様々な事が考えられ、日々のストレスや心身の疲労などが原因で、今まで食べられていたもので急にアレルギー症状が出る可能性もあります。これは体の抵抗力や免疫力などが低下しているためです。

バランスの取れた食生活を心がけることや、睡眠時間を確保するなど、心身を休める時間もしっかりととれると良いですね。

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意外に大豆アレルギーが発症しにくい食品は?

大豆アレルギーの場合は、すべての大豆製品が食べられないのでしょうか?大豆アレルギーでも食べられる大豆製品はないのか、詳しく解説していきます。

納豆

大豆アレルギーでも比較的食べられる大豆製品があります。それは「納豆」です。納豆と言えば大豆を発酵させて作られた、日本の伝統的な食品の一つですよね。

どうして納豆は大豆アレルギーでも食べられる場合があるのかというと、たんぱく質がアミノ酸に分解されているためです。アレルギーのほとんどは、食品に含まれるたんぱく質に起因して発症することがほとんどで、大豆も同じです。

しかし納豆は発酵の過程でたんぱく質が分解されて違う成分になるため、大豆アレルギーでも食べられる可能性があると言われています。他にも醤油や味噌といった、大豆を発酵させて作られた調味料も食べられることがほとんどと言われています。

大豆アレルギーの人が納豆を食べる注意点

大豆アレルギーの場合でも納豆は食べられる事が多いということがわかりましたが、絶対に症状が出ないというわけではありません。発酵の度合いによって、すべて大豆たんぱく質が分解されているとは限らないからです。

こればかりは目視で確認できませんから、最寄りの医療機関などで自身のアレルギーの反応度合いを確認し、医師の指導のもと少しずつ食べるようにしていきましょう。

醤油や味噌の方がより発酵が進んでいますから、こういった調味料から少しずつスタートするのも良いかもしれませんね。

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大豆アレルギーの人が避けるべき食品は?

栄養

それでは大豆アレルギーの方はどのような食品を控えた方がよいのでしょうか具体的な控えた方がよい食品名などについて解説していきます。

大豆

大豆アレルギーの方は、当然ですが大豆は食べられません。大豆と一言で言っても種類は非常に多く、すべてを特定することは非常に難しいです。例えばもやしや枝豆といった食材も大豆ですから、食べることはできません。

他にも乳化剤などで知られる「レシチン」も、大豆由来の乳化剤のため注意が必要です。乳化剤は「乳化剤」としか記載されていないことがほとんどですから、詳しく知りたい場合はメーカーなどに問い合わせる必要があります。

大豆加工食品

もう一つ注意が必要な食品は「大豆加工食品」です。大豆を加工させた食品は非常に種類が多く、こちらも注意が必要です。豆腐や納豆、きな粉、豆乳、ゆば、みそ、しょうゆ、油など、かなりの食品に使用されています。

例えば、「市販の揚げ物に使用されている油はどんな種類を使用しているのか」という疑問は、恐らく製造しているスーパーやコンビニでもわかりません。揚げ物の多くは揚げられた状態で冷凍されて入荷することが多いからです。

自身の重症度にもよりますが、重い場合は揚げ物も避けた方がよいでしょう。

まとめ

今回は、大豆アレルギーの人でもあんこは食べることができるのか、大豆アレルギーが食べられない食品、などについて解説していきました。

この記事をまとめると

  • 大豆アレルギーの場合でもあんこは食べられることが多い。
  • 豆は種類が多く、どの種類を食べるとどのような症状が出るのかは個人差があるため、医療機関で調べるしかない。
  • 大豆を使用している加工食品は非常に多いため、口にする場合は原材料などを確認する事。

いかがでしたか?大豆アレルギーについて、少しでも知識が深まれば幸いです。最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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