赤身肉が健康に悪いといわれる理由は?健康効果や発がん性を解説!

牛肉や豚肉、鶏肉など、すべてのお肉には赤身肉の部分が存在しています。赤身肉は脂肉に比べてお肉らしい食感を感じることができ、尚且つヘルシーで健康にも良いと言われてきました。今回は、赤身肉を食べるメリットやデメリットについて解説していきます。

「赤身肉を食べると健康に悪い」という情報も見られ、一体どういうことなのか気になりますよね。発がん性物質を含んでいる、動脈硬化を招く危険性があるなど、耳を疑いたくなるような話ばかりですが、実際はどうなのでしょうか。そこで今回は、

  • 赤身肉は体に悪い?
  • 赤身肉は体に悪いだけじゃない!
  • 牛肉と豚肉はどちらが体に悪い

これらのテーマで紹介していきます。是非最後までチェックしてくださいね。

スポンサードリンク

赤身肉は体に悪い?

赤身肉を食べることは健康を害するというのは、どのようなことから言われているのでしょうか。根拠について解説していきます。今回は、「国立がん研究センター」の情報を参考に、解説していこうと思います。

動脈硬化

赤身肉を多く食べることで動脈硬化を促進させると言われています。動脈硬化は、心筋梗塞や脳卒中を引き起こす原因とも言われており、高齢者を中心に危惧されている症状です。

どうして赤身肉を食べると動脈硬化が促進されるのかというと、赤身肉に含まれている「L-カルニチン」と呼ばれる物質が変化し、「トリメチルアミン-N-オキシド」になることで、動脈硬化が促進されると言われています。

発がん性

研究の対象となる10の国、22人の専門家によって「牛・豚・羊などの脂肪分の少ない肉、加工肉の人への発がん性について」の評価が行われました。その結果、加工肉は人に対して発がん性があり、赤身肉は恐らく人に対して発がん性を有するという結果になりました。

加工肉は発がん性を高めるという結果が出た一方で、赤身肉に関しては、喫煙や受動喫煙、外部環境など、様々な原因が考えられるため関連性は不明という結果でした。

スポンサードリンク

赤身肉は体に悪いだけじゃない!

赤身肉は発がん性や動脈硬化が促進される可能性があり、人体にとってあまり有益ではないという側面もあります。しかし一方で、食べることで人間に対して様々なメリットをもたらしてくれることもわかっています。

低カロリー・低脂質

赤身肉と言えば「低カロリー・低脂質」という特徴があります。サシの入った高級な和牛や、甘味のある脂が多くついた豚肉などは、食べると確かに美味しさを感じることができます。

しかしこれらのお肉は赤身肉に比べ、カロリーは約2倍以上も多くなることがほとんどです。カロリーの過剰摂取は、先ほど紹介したようなデメリットを招く危険性もありますからあまりおススメできません。

適切な量の赤身肉を食生活に取り入れることで、健康な食生活を送る手助けとなることでしょう。

鉄分

赤身肉には鉄分が多く含まれています。鉄分は体に必要な必須ミネラルの一つで、血液中の酸素を運搬するために必要な栄養素と言われています。鉄分が不足すると、頭痛や動機、倦怠感など、様々な体の不調を招く可能性があります。

女性は特に鉄分が不足しやすく、妊娠中は普段よりも多くの鉄分が必要になると言われています。

ビタミンB

赤身肉には「ビタミンB群」が多く含まれており、皮膚や髪などを健康に保つため高い美容効果が得られると言われています。特に豚肉には、肉類の中でもトップのビタミンB群含有量を誇ります。

スポンサードリンク

牛肉と豚肉はどちらが体に悪い

鶏肉も赤身肉に含まれますが、赤身肉と言えば牛肉と豚肉をイメージされる方がほとんどですよね。牛肉と豚肉、それぞれの赤身肉を食べることでどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。

牛肉のメリット・デメリット

牛肉にはたんぱく質やビタミン、ミネラルなど、人が生活を営む上で必要不可欠な成分が多く含まれているため、健康上のメリットは様々あります。しかし一方で食べ過ぎてしまえばデメリットももちろんあります。

具体的には、大腸がんを誘発しやすくなる、悪玉コレステロールが増加し手腸内環境が悪化する、食物連鎖上の健康被害を受ける可能性などです。

牛肉にはホルモン剤や抗生物質などが使用されることもあり、これらの成分が滞留した牛肉を食べれば健康を害する可能性も考えられます。

豚肉のメリット・デメリット

豚肉は牛肉よりも価格が安く、多くの方が手に取りやすい食肉と言えるでしょう。栄養面でも優れており、たんぱく質やビタミンが多く含まれています。特にビタミンB1の含有量は、他の食肉類と比較しても一つ抜けています。

一方で食べ過ぎてしまえばデメリットも当然あり、脂質の過剰摂取により肥満を招いてしまいます。肥満は様々な病の元凶となるため注意が必要です。

まとめ

今回は、豚肉や牛肉などの赤身肉を食べるメリットやデメリットについて解説していきました。

この記事をまとめると

  • 赤身肉を多く食べることで、動脈硬化を促進させたり発がん性を高める可能性がある。
  • 赤身肉は低カロリーで高たんぱく、多くのビタミンやミネラルを含んでいるため食べるメリットも当然ある。
  • それぞれのお肉によって含まれる成分も違うため、バランスよく食べるよう心がける。

いかがでしたか?赤身肉のメリットやデメリットについて、少しでも知識が深まったのであれば幸いです。最後までご覧いただき、ありがとうございました。

スポンサードリンク