「型抜き」というお菓子を使った遊びを知っていますか?昭和20年代に登場したもので、現在ではほとんど見かけることがありません。一体どんなものなのか、知らない方が多いのではないかと思います。そこで今回は、
- 型抜きとは?歴史・特徴
- どんな味?まずい?美味しい?
こちらのテーマについて紹介いたします。
画像引用:楽天市場
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型抜きとは?
型抜きとは、『カタヌキ菓子』とも言われる駄菓子の一つです。現在ではほとんど見かけることはありませんが、昭和時代のお菓子として人気の商品でした。
カタヌキは、板状で小さな長方形のお菓子に書かれた動物などのカタ(型)を、先端の尖った針や爪楊枝などを使って割らずにくり抜き、上手くできれば景品がもらえるという遊びです。元々は昭和20年代の紙芝居のにつきものとして登場し、その後縁日や駄菓子屋さんなどに普及しました。
カタヌキはとても割れやすく、綺麗なカタにくり抜くのはなかなか難しいです。書かれているカタの種類は様々で、うさぎや鳥・魚などの動物をはじめ、チューリップなどの花、飛行機、こま、傘などバリエーションは非常に豊富です。
どんな味?まずい?美味しい?
長方形で板状のカタヌキはお菓子でできているので、食べることはできます。主な原料は澱粉(デンプン)と砂糖なので味は甘く、食感はパリパリしています。
しかし、型抜きは食べるのが目的ではなく、くり抜くのが目的として作られたお菓子なので、食べてもそこまで美味しくはありません。
口の中に入れると溶けるカタヌキですが、『食べても大丈夫』なのであって『食べるためのお菓子』ではないのです。
景品は?
カタヌキは綺麗に型をくり抜いて景品をもらうのが目的の遊びですが、その景品はオモチャがメインです。かつて型抜きはお祭りの定番でしたが、現在はコロナ渦でお祭りそのものが減ってしまったこともあり、売上は激減、日本国内で型抜きを製造しているのは一箇所とも言われています。
通販でも
型抜き文化は薄れつつあるものの、縁日やお祭り用にネットでも販売されています。業者向けのため大容量パックとなりますが、100枚入り2セットが2,380円でAmazonで販売されています。
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まとめ
この記事をまとめると
- 型抜きは昭和20年代に駄菓子屋で人気となったお菓子
- 食べるのが目的ではなく、カタを綺麗にくり抜いてオモチャの景品をもらう遊び
- カタの原料はデンプンと砂糖なので食べられるが美味しいものではない
型抜きは昭和のお祭りで人気となったお菓子で、現在ではほとんど見かけることがありません。製造している会社もありますが、時代の変化と共に昔の遊びがなくなっていくのは少し寂しいですね‥!
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