横隔膜がけいれんすることで起こる現象だといわれているしゃっくり。突然起こり、止めたくても止まらず困ったことはありませんか?
この記事では、しゃっくりについて、
- しゃっくりが出る原因は?
- 有名なしゃっくりを止める方法に効果は?
- 医学的に簡単に止める方法は?
をテーマに紹介していきます。しゃっくりを止める方法が知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
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目次
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しゃっくりが出る原因は?
しゃっくりは特別な理由がなくても発症し、健康な人でも起こります。ここでは、そんなしゃっくりがでる原因について紹介していきます。
しゃっくりが出るメカニズム
しゃっくりは医学用語では「吃逆(きつぎゃく)」と呼ばれ、肺の下に位置する横隔膜のけいれんによって起こります。
息を吸ったり吐いたりすると、横隔膜は縮んだり緩んだりし、肺が膨らんだり縮んだりします。
横隔膜のけいれんに連動して声帯の筋肉が収縮し、狭くなった声帯を急激に吐く息が通るために一定間隔で「ヒック」と発音する現象が起きます。
横隔膜のけいれんは、横隔膜周辺の組織が刺激されることが原因です。特別な理由がなくても発症し、健康な人でも起こります。
横隔膜が刺激される主な原因は、以下で紹介します。
大食い、早食い
早食いや食べ過ぎ、会話をしながらの食事によって空気を飲み込んでしまうことにより、横隔膜のけいれんを引き起こす可能性があります。
また、早食いはよく噛まずに食べ物を飲み込んでしまいます。その結果、胃が拡張されて横隔膜を圧迫し、けいれんを引き起こします。
熱いものや冷たいものを一気に摂取
炭酸飲料や、冷たいもの・熱いものを急に飲むと胃腸への刺激となるので、しゃっくりの原因になると言われています。
お酒、たばこが多い
お酒を飲んだときにしゃっくりが出た経験はありませんか?これも冷たいものを一気に入れているからだと考えられます。
肺や胃などに疾患がある
体内にある「しゃっくりの経路」が刺激されたときにも、しゃっくりが引き起こされるのではといわれてます。
しゃっくりの経路とは、脳の一部である延髄という組織・喉にある声門・鼻咽腔・肺に接している横隔膜のことです。
しゃっくりがなかなか止まらない場合は、これらの経路にまつわる器官に異常が起きていると考えられます。
2日以上しゃっくりが続く場合は、医療機関を受診しましょう。
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有名なしゃっくりを止める方法に効果は?
公共の場や仕事中にしゃっくりが止まらなくなると困りますよね。ここでは、しゃっくりを止める方法を紹介していきます。
ここでは紹介するのは、民間療法で科学的根拠が証明されたものはありません。ですが昔から言われているものなので、困ったときに試してみてください。
びっくりさせる
しゃっくりの止め方として一番有名で、誰もが知っていると思われるのがこの方法です。
驚くことで一旦呼吸が止まり、乱れていた呼吸のリズムが整えられ、横隔膜のけいれんが収まる可能性があるからです。
しかし意図的に相手を驚かせるのはなかなか難しく、驚かせたからといって必ず効果があるとは限りません。
一人では出来ない方法なのもデメリットです。
水を飲む
水を飲んで気を散らせる方法です。喉を抑えながら飲むとより効果が高まると言われています。
自分側の縁ではなく、反対側(奥側)の縁から飲む方法も有名でしょう。前かがみになって、上あごから水を流し入れるイメージです。
沢山飲まなくても問題ありません。鼻や気管支に水が入るとむせるので注意してください。
これは、変な体勢で水を飲むことで、横隔膜の位置を一旦通常と変え、体制を戻すときに位置をリセットさせてけいれんを鎮めるねらいがあります。
息を止めてみる
10秒かけて息を限界まで大きく吸い込み、10秒〜15秒息を止め、10秒かけてゆっくりと息を吐きます。これを何度か繰り返してください。
深く息を吸い込んでゆっくり吐くのがポイントです。紙袋の中で何度か呼吸すると、この方法と同じ効果が期待できます。
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医学的に簡単に止める方法は?
民間療法や迷信ではなく、医学的にしゃっくりを止める方法はあるのでしょうか。ここでは、病院でも実践されている、医学的にしゃっくりを止める方法を紹介していきます。
舌を指で引っ張る
ガーゼやハンカチで舌を掴み、前方に30秒ほど強く引っ張ってみてください。これは病院でも実際に行われている方法のひとつ。
舌を引っ張ると舌咽神経が刺激され、けいれんした横隔膜を正常な動きに戻すと言われています。
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喉に指を突っ込む
上記で紹介したしゃっくりの経路になにかしらの刺激を与えるとしゃっくりは止まります。喉に指を突っ込むのも、しゃっくりをとめる方法のひとつです。
両耳の穴に人差し指を入れる
両耳の穴に指を入れて30秒〜60秒押さえ続けてみてください。迷走神経を刺激すると、しゃっくりが止まると言われています。
迷走神経とは腹部まで達する脳神経のことで、内臓の働きに大きく関与しています。少し強めの力で耳を押さえたままにすることがポイントです。
即効性が期待できる方法なので、ぜひ試してみてください。
まとめ
しゃっくりを止める方法について紹介してきましたが、いかがでしたか?突然起こってはなかなか止まらないしゃっくり。
どうしても止まらないときは、今回紹介した方法をぜひ試してみてください。
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