じゃがいもで便秘になる?解消する?効果・食べ過ぎるとどうなる?

じゃがいもは常備している人も多い野菜ですよね。子どもにも人気があり活躍する場面も多いですが、体にどんな影響を与えるのかを知っていますか?

そこで今回は、

  • じゃがいもは便秘解消に効果的?
  • じゃがいもに含まれる栄養成分
  • じゃがいもを食べる効果
  • じゃがいもを食べ過ぎるとどうなる?

コチラについて紹介して行きます。

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じゃがいもは便秘解消に効果的?


野菜にはさまざまな栄養が入っており、その効果を期待して積極的に摂取する場合も多いですよね。中でもじゃがいもは「便秘解消」に良いと言われています。まずは、その理由について紹介していきます。

食物繊維

じゃがいもが便秘解消に良いと言われるのは、食物繊維の含有量の多さが理由です。

 食物繊維は体内で消化吸収されないという特徴があり、腸内環境を整える働きを持っています。  じゃがいも(100gあたり)には水溶性食物繊維が0.5g、不溶性食物繊維が1.1gがそれぞれ含まれているため、どちらの効果も期待できます。

2つの食物繊維の嬉しい効果
・水溶性食物繊維:腸内環境を整えたり血糖値の上昇やコレステロールの増加を抑える効果を持つ

・不溶性食物繊維:腸を刺激し排便を促したり便の量を増やすなどの効果を持つ

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じゃがいもに含まれる栄養成分

栄養
食物繊維は「第六の栄養素」と呼ばれるほど、重要な成分です。ですが、じゃがいもに含まれる栄養成分はまだまだあります。

ビタミンC

意外かもしれませんが、じゃがいもにはビタミンCも豊富に含まれています。

MEMO
じゃがいも可食部(100gあたり)のビタミンC:35mg
 この量は、ビタミンCが多いイメージのあるみかんと同等程度です。  また、通常熱に弱いビタミンCですが、じゃがいもに含まれるでんぷんに守られることから、調理しても減少しにくい特徴があります。

ビタミンB群

じゃがいもにはビタミンCだけでなくビタミンB群も含まれています。

MEMO
じゃがいも可食部(100gあたり)のビタミンB2:0.03mg /ビタミンB6:0.18mg

ビタミンB2、B6はそれぞれ水溶性ビタミンの一種で水に溶けやすい性質を持っています。

ですが、B2に関しては他の水溶性ビタミンよりも溶けにくく、また熱に強いため加熱調理しても損失しにくい特徴があります。

カリウム

じゃがいもにはカリウムも含まれます。

MEMO
じゃがいも可食部(100gあたり)のカリウム: 410mg

カリウムは体の調子を整えるために必要とされる「必須ミネラル」の一つです。ミネラルは体内で合成することができない栄養であるため、食事によって摂取する必要があります。

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じゃがいもを食べる効果


じゃがいもを食べることで、豊富な栄養が摂取できることが分かりまし。ここからは、それらの栄養が実際にどのような効果をもたらすのか、詳しく見ていきます。

疲労回復

じゃがいもに含まれるビタミンCには、疲労回復効果があります。

また、体の免疫力向上や血管・軟骨を正常に保つはたらきに加え、しみそばかすの元となるメラニン色素の抑制、老化や生活習慣病の予防効果が期待できます。

高血圧予防・改善

 じゃがいもには、高血圧予防・改善もあります。これは血液の上昇を抑えるカリウムによるものです。 

そのほかカリウムには、筋肉の働きをコントロールしたり、疲労回復効果も。さらに、先ほど紹介した2種類の食物繊維にも糖尿病や生活習慣病の予防効果があります。

胃の調子を整える

 食物繊維、ビタミンなどを多く含むじゃがいもには、胃の調子を整える効果も期待できます。 これは、既述のように食物繊維が体内の余分な老廃物を体内に排出し便通を良くする効果を持つためです。

同時にビタミン類やカリウムが含まれることで、胃潰瘍や十二指腸潰瘍などの病気予防にも繋がります。

余分な塩分の排出

体のバランスを整える働きを持つカリウムには、余分な塩分を排出する役割もあります。余分な塩分を排出することは、先ほど紹介した高血圧予防だけでなく、むくみ解消にも効果があります。

筋肉の働きを整える

美容効果のイメージが強いビタミンCとB群ですが、実はそれぞれ筋肉の働きを整える働きもあります。

  • ビタミンC:骨や関節、腱を構成するためのコラーゲンを作る
  • ビタミンB2:脂質や糖質の代謝、成長の促進をする
  • ビタミンB6:脂質のサポート、エネルギーを作る

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じゃがいもを食べ過ぎるとどうなる?


じゃがいもは家庭でも料理に使いすく、嬉しい効果もたくさんあります。ですが、食べ過ぎは禁物です。最後にじゃがいもの食べ過ぎで懸念されるリスクについて紹介します。

吐き気・嘔吐

豊富な栄養を持つ一方で、じゃがいもにはソラニンやチャコニンという毒素も含まれています。この毒素により、吐き気や嘔吐、腹痛、下痢などを引き起こします。

ただし、ソラニンやチャコニンが含まれるのは主に芽の部分や緑色になった部分です。時間が経過して変色したものや芽が出ているものに注意しましょう。

頭痛

じゃがいもに含まれるソラニンやチャコニンを過剰に摂取してしまった場合、消化器系だけでなく頭痛やめまいなどの症状を引き起こすことがあります。

どの症状が起こるかやその重さは人によってさまざまですので、注意が必要です。

まとめ

「じゃがいもで便秘になる?解消する?効果・食べ過ぎるとどうなる?」について紹介してきましたが、いかがでしたか?

この記事をまとめると

  • 食物繊維が豊富なじゃがいもは便秘解消に効果的
  • じゃがいもにはビタミンやミネラルも豊富
  • じゃがいもには疲労回復や整腸作用がある
  • じゃがいもは高血圧予防や筋肉の働きを整える効果もある
  • じゃがいもを食べ過ぎは腹痛・下痢・吐き気・頭痛の症状を引き起こす

じゃがいもといえば、カレーやコロッケ、サラダなど食卓に欠かせない野菜です。小さな子どもが食べる機会も多いので、食べ過ぎには十分注意してくださいね。

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