駅の売店やコンビニで常温の棚に並べられている大量のガム。そんなガムには賞味期限の記載がありませんが、賞味期限はどうなっているのでしょうか?またその中でも歯にいいとされるキシリトールガムの効果的な食べ方もご紹介しますよ。
- キシリトールガムの賞味期限はどれくらい?
- キシリトールガムはお腹をこわす?
- キシリトールガムの使い方
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目次
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キシリトールガムの賞味期限はどれくらい?
まずはキシリトールガムの賞味期限についてです。ガムには賞味期限が記載されていませんが、どのような理由なのでしょうか?
賞味期限は無いって本当?
ガムと言ってもさまざまな種類がありますが、そのほとんどに賞味期限の表示義務がありません。
これは品質の劣化が少なく、長期間の保存が可能なため。
基本的にはどのガムも直射日光や高温多湿を避け、常温で保存します。
ただしキシリトール配合のガムは特に湿気を吸いやすいため、乾燥した場所で保管する必要があります。
理由は水分がほとんど無いから
ガムは水分が非常に少なく、常温で保管した場合品質の変化はほとんど生じません。
そのため砂糖や塩と同様に、賞味期限の表示が省略されているのです。
ただし直射日光にさらされたり高温で保管をした場合には、その限りではありません。
表面の糖衣が溶けてべたべたしたり、湿気でカビが生える可能性もあります。
あくまでただしく保存した場合の話なので、保存方法には注意する必要があります。
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キシリトールガムはお腹をこわす?
キシリトールガムを食べて、おなかをこわすことがあるようです。なぜなのでしょうか?
キシリトールが下痢を引き起こすことも
キシリトールの1日の摂取目安は、多くとも20~30gと言われています。
これ以上を摂取すると、おなかがゆるくなって下痢になる場合があるのです。
この量は、キシリトール100%のガムでいうと、15個程度。
かなり多いですよね。つまりほとんどの人は気にする必要はありません。
糖アルコールは腸で吸収されない
低カロリーで虫歯の原因になりにくい一方で、食べすぎるとおなかがゆるくなる糖アルコール。
腸で吸収されにくい糖アルコールは、その濃度を薄めるために腸に水分が集められます。
その結果おなかが痛くなったり、下痢を引き起こしてしまうのです。
ただしこの下痢は一過性のものなので、そこまで過敏になる必要はありません。
多量に食べることはないと思うかもしれませんが、中には2~3個食べただけでおなかが痛くなるという人も。
もちろん個人差があるのでなんとも言えませんが、特に合わない人もいるようです。
上記の量はあくまで目安で、確実な話ではありません。
おなかが弱い自覚がある人やこどもは、最初は1日1個からはじめてみるのが無難でしょう。
水分を引き込んでしまうのでお腹がゆるくなる
キシリトール製品には「一度に多量に食べると、おなかがゆるくなることもあります」と注意書きがあります。
これは、キシリトールのような糖アルコールは小腸で消化・吸収がされにくいため。
吸収しきれなかった糖アルコールを消化しようと、腸管壁から水分が引き出され、大腸の中の水分が増加するために下痢をしやすくなってしまうのです。
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キシリトールガムの使い方
キシリトールが歯にいいことはわかりますよね。ではどのように摂取するのが効果的なのか、具体的にご紹介します。
一日5個程度にしよう
キシリトールは、1日に5g程度食べると効果的だと言われています。
キシリトール100%のガムなら、およそ4~5個。
一度にまとめて食べるのではなく、回数を多く食べましょう。
おすすめはなにか食べた後。毎食後や、おやつの後などがより効果的です。
味がなくなったからといってすぐに捨ててしまわず、少なくとも5分は噛み続けることも大切です。
歯磨きと合わせて使うと効果的
キシリトールにはさまざまな効果があります。
- 酸を作らない
- プラークを作る原因にならない
- プラークを減らして歯磨きで落としやすくする
- ミュータンス菌を減らす
- 再石灰化を助ける
つまりキシリトールは、それをとれば歯を磨かなくてもいいというものではありません。
歯磨きをするのは当たり前。そのうえでキシリトールを取り入れることによって、虫歯になりにくくするのです。
キシリトールを継続して摂り続けることによって、歯磨きの手助けをしてくれる存在だと言えるでしょう。
ダイエットにも
キシリトールは甘みがある一方、血糖値への影響が非常に少ないという特徴があります。
またガムには、よく噛むことで満腹中枢を刺激して食べ過ぎを防ぐという効果もあります。
時間をかけてよく噛むことで満腹中枢が刺激され、少しの量で満腹感を得ることができるというのです。
またガムを嚙むことによって唾液の分泌を促し、消化不良を防ぐという効果も。
噛み続けることで顔が引き締まる、小顔効果が望めるという意見もありますよね。
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まとめ
この記事をまとめると
- ガムは水分量が少なく長期保存が可能なため、賞味期限の表示義務がない
- キシリトールは、摂りすぎればおなかがゆるくなって下痢を起こすことも
- キシリトールは歯磨きと合わせて使うことで、口内環境を整えてくれる効果がある
ガムには賞味期限が設定されていないなんて、驚きですよね。つまりそれだけ長持ちするということです。
生活にうまくキシリトールガムを取り入れて、虫歯になりにくい口内環境を作っていきたいですね。
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