玉ねぎの保存方法として冷凍保存がありますが、解凍するとぶよぶよに柔らかくなったり、水気が出ることがあります。その原因や対処法には、どのようなものがあるのでしょうか?今回は、
- 玉ねぎの日持ちはどれくらい?
- 冷凍するメリット
- ぶよぶよになる原因&対処法
こちらのテーマについて紹介いたします。
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目次
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玉ねぎの日持ちはどれくらい?
- 丸ごと1個‥常温/冷蔵: 2〜3ヶ月
- スライス/みじん切り‥2〜3日
- 冷凍‥約1ヶ月
スライスした玉ねぎ・みじん切りにした玉ねぎの日持ちの目安は、冷蔵庫で2〜3日となっています。丸ごと1個で保存するよりも傷みやすいので、長期間は日持ちしません。
玉ねぎには水分が含まれているため、その水気が腐敗する原因となります。 水分は雑菌の増殖をすすめる他、空気に触れて酸化することによっても傷みやすくなります 。
冷凍する場合は、約1ヶ月日持ちするので作り置きとして準備するのにオススメです。賞味期限が迫った玉ねぎや、大量消費したい時にも冷凍保存が良いでしょう◎
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玉ねぎを冷凍するメリットは?
長期保存や大量消費のために玉ねぎを冷凍保存する場合、どのようなメリットがあるのでしょうか?
甘みと旨みアップ
1つ目は“甘みと旨みがアップする”ことです。生の玉ねぎには辛味成分が多く含まれていますが、冷凍することでその成分が壊れるため、甘みや旨味を感じやすくなります。
味が染みやすくなる
2つ目は“味がしみ込みやすくなる”ことです。玉ねぎは冷凍することで細胞が壊れるため、味が仕込みこやすくなります。
あめ色になりやすい
3つ目は“あめ色になりやすい”ことです。玉ねぎのあめ色とは、透き通った茶色のことを指し、あめ色になるまで炒めることで甘味や旨みが沢山出てきます。生の状態からフライパンで炒めてあめ色にしようとすると、最低でも20分はかかってしまいます。
しかし、一度冷凍した玉ねぎは組織が壊れているため火が通りやすく、生の状態から始めるよりもスピーディーにあめ色に仕上げることができます。
冷凍するとぶよぶよに!原因と対処法は?
冷凍した玉ねぎは、解凍するとぶよぶよになることがあります。その原因は、玉ねぎから水分が抜けたためです。玉ねぎは水分量が多いので、冷凍すると水分が膨張して細胞が壊れ、解凍した時にその水分が流れ出てしまうのです。
対処法としては、保存袋やタッパーなど保存容器に入れる際に、空気をよく抜いて袋をしっかり閉じる、フタをしっかり閉めることです。
また、ぶよぶよになった玉ねぎは料理を選べば、美味しく消費することもできます。
ぶよぶよ玉ねぎの食べ方
ぶよぶよに柔らかくなった玉ねぎを活かせる料理には、ホワイトソース、ドレッシング、カレー、ソースなどがあります。柔らかくなった玉ねぎをあえてペースト状のように使えば、ぶよぶよでも美味しく消費できます。
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冷凍玉ねぎは腐るとどうなる?
冷凍中には腐りにくい玉ねぎですが、解凍してからしばらく経ったものは傷みやすいです。腐った玉ねぎにみられる変化には、このようなものがあります。
- ぬるぬるして滑り気がある
- 腐敗臭がする
- 黒く変色する
たまねぎは、傷み始めると 茶色や黒に変色 していきます。また、水気が出てびちゃびちゃになり、酷い場合には中に 黒いカビ が生えることもあります
腐敗臭のような変な臭いを発していたらアウト です。残念ですが腐ったたまねぎは食べられませんので、廃棄するようにしましょう。
切った玉ねぎが腐るのは早い
玉ねぎは丸ごと1個で保存している時より、切った使いかけのものは腐るのが早いです。冷蔵庫や野菜室に入れていても、ヌメリが出たり異臭がすることもあるので、できるだけ早く使い切るようにしましょう。
冷凍後の玉ねぎの栄養は?
玉ねぎを冷凍する場合、栄養成分は減ってしまうの?と思うかもしれませんが、栄養はそこまで減りません◎ ビタミンCやビタミンB群などのビタミン類は水に溶ける性質があるので解凍時にやや減ってしまいますが、それ以外の栄養素はほとんど残るので、栄養面でも冷凍はオススメなのです。
玉ねぎに含まれる主な栄養素には、このようなものがあります。
たまねぎの香りと辛みやツンとした香りの原因は硫化アリルという成分で、ビタミンBを吸収しやすくする働きがあります。腸内環境を整える作用のある食物繊維やオリゴ糖も豊富で便秘解消効果も期待できます。
また、体内の塩分調節を行い利尿作用を持つカリウムも多く、むくみ改善や冷え性改善が期待できます。
- 硫化アリル:硫化アリルは、抗酸化作用や抗がん作用があるにんにくやねぎ類のツンとする香り成分です。抗菌作用も持ち体内に入った細菌の駆除効果だけではなく、血中のコレステロールの低下や肝臓の解毒補助を担う栄養素です。
- ビタミンB1:ビタミンB1は、人間の代謝に関わるビタミンで、炭水化物を糖に分解し、エネルギーを作り出す経路の最初を担います。食べた糖質全般を燃焼させる工程に関わるため、不足すると疲れやすくなります。また脳の神経伝達物質にも関わり、集中力を増やすや手足の痺れにくくすると言った働きがあります。
- オリゴ糖:オリゴ糖は、複数のブドウ糖、果糖といった単糖類が結合して鎖になった状態のものです。体内に入ってから酵素で分解されるため、血糖値の急激な上昇を抑えることが知られています。虫歯にもなりにくく、腸内環境を整える働きも持っています。
- カリウム:カリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分の排出に関わるミネラルで、細胞の中に主に存在しています。ナトリウムとセットで、体内の水分量を調整し、体内にある過剰な水分の排出を促進させます。むくみや冷え性と言った不調の改善効果があります。
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まとめ
この記事をまとめると
- 冷凍玉ねぎの日持ちは約1ヶ月!解凍後は1〜2日を目安に消費を
- ぶよぶよするのは玉ねぎが持つ水分が抜けたことが原因
- ぶよぶよ玉ねぎはソースやドレッシングに活用すると美味しく食べられる
- 冷凍しても玉ねぎの栄養はほとんど変わらない!
玉ねぎは冷凍するとぶよぶよに柔らかくなってしまいますが、活用方法によってはその状態でも美味しく食べることができます。賞味期限がせまったものや、大量消費したい玉ねぎがある時は是非冷凍してみてください。
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